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ニューヨーク/バッファローを拠点にS.Raekwonとしてレコーディングを行うシンガーソングライター、Steven Raekwon Reynolds(スティーヴン・レイクウォン・レイノルズ)がニューアルバムを発表した。

 

2021年のデビューアルバム『Where I'm at Now』と2022年のEP『I Like It When You Smile』に続く『Steven』は、Father/Daughter Recordsから5月3日にリリースされる。新曲「Old Thing」は以下より。


「このアルバムは去年の夏、長年の友人でドラマーのマリオ・マラチと一緒に南イリノイのリビングルームでレコーディングした。僕ら2人は数本のマイクを囲んで向かい合って座り、シングルテイクから曲を作っていった。ライヴを反映した、より生々しくダイレクトなサウンドを撮りたかったのさ」


「スティーヴンは、自分という人間を鏡のように映し出し、振り返っている音なんだ。自分の中にある多種多様なものを理解しようとしているんだよ。この曲を通して、自分が与えられた愛に値しないと感じることがあるのは、自分一人ではないとわかった。そして、その愛が得られたときに、それを受け入れることを学ぶんだ」

 


S. Rakewon 『Steven』

Label: Father/Daughter

Release: 2024/05/03

 

Tracklist:


1. Steven’s Smile

2. Old Thing

3. Winner’s & Losers

4. The Fight

5. The Camel

6. If There’s No God…

7. Does the Song Still Sound the Same?

8. It’s Nothing

9. What Love Makes You Do

10. Katherine’s Song


Pre-order(INT):


https://sraekwon.lnk.to/steven

 


ケヴィン・バーンズのプロジェクト、Of Montreal(オブ・モントリオール)がニューアルバム『Lady on the Cusp』の制作を発表した。

 

オブ・モントリオールはファーストシングル「Yung Hearts Bleed Free」のミュージックビデオを公開した。また、新しいツアー日程も発表された。『Lady on the Cusp』は5月17日にPolyvinylからリリースされる。

 

プレスリリースによると、バーンズは「あなたが差し出すどんな代名詞にも答える」という。1996年以来、ジョージア州アテネの音楽シーンに定着していたバーンズと彼のパートナーであるミュージシャンのクリスティーナ・シュナイダー(別名ロケテS、1)は、最近、より先進的なバーモント州へと南部を離れた。

 

この引っ越しは、バーンズが30年近くアテネで音楽を作ってきたことを振り返りながら、彼らが引っ越しの準備をしているときに書かれ、レコーディングされた新しいアルバムに影響を与えた。


『Yung Hearts Bleed Free』について、バーンズはプレスリリースで次のように語っている。

 

「レオス・カラックス監督の映画『Boy Meets Girl』、ブーツィーの『Rubber Band』、そして最近買ったヤマハのTG33とカワイのK1Mに影響を受けた。闊歩するような、セクシーで小さなバンプのような曲を作りたかったんだ」

 


Of Montreal 『Lady on the Cusp』


Label:  Polyvinyl

Release: 2024/05/17


Tracklist:


1. Music Hurts the Head

2. 2 Depressed 2 Fuck

3. Rude Girl on Rotation

4. Yung Hearts Bleed Free

5. Soporific Cell

6. I Can Read Smoke

7. PI$$ PI$$

8. Sea Mines That Mr Gone

9. Poetry Surf

10. Genius in the Wind

 

Pre-order(INT):

 

https://of-montreal.ffm.to/lady-on-the-cusp 

 

 

 「Yung Hearts Bleed Free」

 

©Holy Witaker


ロンドンを拠点に活動するバリトン・サックス奏者のジョー・ヘンウッド、ドラマーのタシュ・ケアリーによるデュオ、"O."は、デビューアルバム『WeirdOs』の制作を発表した。6月21日にSpeedy Wundergroundから発売。彼らはニューシングル「Green Shirt」を発表している。


「Green Shirt」は、バンド曰く「短いロック/メタルの洗い流し」であるという。「ジョーからの歪んだアンプ・サウンドに合うように、タシュのドラムを歪んだギター・アンプに通した。この曲の名前は、タシュのお気に入りの緑色のフランネルのシャツにちなんで付けられた」


ダン・キャリーがプロデュースを手掛けたLPについて、彼らはこう語っている。「WeirdOsは、ダークでヘヴィなアルバムで、リフなベースライン、ブラストビート、ダブ、ノイズ、そして、その間の奇妙なサウンドが大好きだ。このアルバムは、ダン・キャリーと2週間にわたってスタジオでライヴ・レコーディングされ、僕らのギグにいるような感覚を再現することを目指した」


「私たちは2人で大きな音を出しているだけで、演奏するときは臆することなく全力を尽くす。限界に挑戦することに興味がある。アルバムタイトルは、ライヴの後、みんなが僕らに近づいてきて、"これは変人のための音楽みたいだね"と言ったことにインスパイアされた。僕たちはいろんなスタイルの音楽を聴いたり、ジャムったりし、それがごく自然に僕たちのサウンドに反映されている」

 



O. 『WeirdOs』


Label: Speedy Wunderground

Release: 2024/05/21


Tracklist:


1. Intro

2. 176

3. TV Dinners

4. Wheezy

5. Micro

6. Cosmo

7. Green Shirt

8. Whammy

9. Sugarfish

10. Slap Juice

 

Pre-order(INT):

 

https://otheband.ffm.to/greenshirt 

 

 

 「Green Shirt」

シャナ・クリーブランド率いるバンド、La Lus(ラ・ルス)が5月24日にニューアルバム『News of  The Universe』をリリースすると発表した。  


このLPは、Sub Popからの初のリリースとなる。SF作家オクタヴィア・E・バトラーから引用された信条、形而上学的な詩集から引用されたアルバム・タイトル、そして個人的な危機によってもたらされた意識の拡大を持つこのアルバムは、ギタリスト兼ソングライターのクリーブランドが無条件の愛で変化する世界を受け入れている。  『ニュース・オブ・ザ・ユニバース』はまた、災難から生まれたレコードでもあり、息子の誕生からわずか2年後に乳がんの診断を受けて世界が吹き飛んだクリーブランドの経験を反映した、ダークで美しいサイケデリアの作品でもある。


本日、La Luzは『News of the Universe』からのファースト・シングル 「Strange World」を発表する。 


「奇妙で困難な数年で、今を離れ、次にあるものへと逃げようとしている自分に気づいたこともあった。  


「特に圧倒され、連続するパニック発作と戦っていた時期に友人がくれた最高のアドバイスは、外に出て靴を脱ぎ、大地に足をつけて座ることだった。そうすることで、宇宙がスローダウンして、扱いやすくなったように感じたんだ。だからこのコーラスは、自分自身へのマントラのようなものなんだ」


ビデオはヴァネッサ・プラが撮影した。クリーブランドが自転車に乗り、"宇宙のニュース "という見出しのラ・ルス・オブザーバー紙を配達している。 


La Luzは『News of the Universe』を引っ提げて北米、ヨーロッパ、イギリスをツアーする予定で、最初の日程は5月23日にバルセロナでスタートする。  バンドは5月30日にワシントン州シアトルのザ・クロコダイルでレコード・リリース・ショーを行い、9月26日にイリノイ州シカゴでフル・ライヴを行い、10月9日にブルックリンのエルスホェアに立ち寄った後、11月8日と9日にカリフォルニア州ロサンゼルスのロッジ・ルームで2夜公演を行う。  全公演のリストは以下の通り。





La Luz 『News of  The Universe』





Label: Sub Pop

Release: 2024/05/24


Tracklist:


1. Reaching Up to the Sun

2. Strange World

3. Dandelions

4. Poppies

5. Good Luck With Your Secret

6. Always in Love

7. Close Your Eyes

8. I’ll Go With You

9. Blue Moth Cloud Shadow

10. News of the Universe

11. Moon in Reverse

12. Blue Jay


「Strange World」





Pre-order(INT):






La Luz Tour Dates:


05/23 Barcelona, ES @ Sala Upload

05/24 Madrid, ES @ Tomavistas Festival

05/25 London, UK @ Wide Awake Festival

05/30 Seattle, WA @ The Crocodile (Record Release Show)

07/27 Portland, OR @ Project Pabst

08/30 Brighton, UK @ Brighton Psych Fest

08/31 Manchester, UK @ Manchester Psych Fest

09/01 Edinburgh, UK @ Edinburgh Psych Fest

09/03 Bristol, UK @ Strange Brew

09/05 Paris, FR @ Point Ephemere

09/06 Sart-Messire-Guillaume, BE @ SMG Music Fest

09/07 Asten-Heusden, NL @ Misty Fields Festival

09/08 Amsterdam, NL @ Indiestadt x Suger Mountain @ Paradiso

09/10 Cologne, DE @ Bumann & SOHN

09/11 Hamburg, DE @ Prinzenbar

09/12 Berlin, DE @ Badehaus

09/13 Schorndorf, DE @ Manufaktur

09/14 Zürich, DE @ Bogen

09/26 Chicago, IL @ Subterranean

09/27 Madison, WI @ High Noon Saloon

09/28 St. Paul, MM @ Turf Club

09/30 St. Louis, MO @ Blueberry Hill

10/01 Louisville, KY @ Zanzabar

10/02 Nashville, TN @ The End

10/03 Atlanta, GA @ The Masquerade - Purgatory

10/04 Durham, NC @ Motorco Music Hall

10/05 Richmond, VA @ Richmond Music Hall

10/06 Washington, DC @ The Atlantis

10/08 Philadelphia, PA @ Johnny Brenda’s

10/09 Brooklyn, NY @ Elsewhere - Hall

10/10 Boston, MA @ Brighton Music Hall

10/11 Montreal, QC @ Bar Le Ritz

10/12 Toronto, ON @ Horseshoe Tavern

10/13 Ferndale, MI @ The Loving Touch 

10/28 Denver, CO @ Marquis Theater

10/30 Salt Lake City, UT @ Urban Lounge

10/31 Boise, ID @ The Olympic

11/03 Vancouver, BC @ The Pearl

11/06 Sacramento, CA @ Harlow’s

11/07 San Francisco, CA @ Great American Music Hall

11/08 Los Angeles, CA @ Lodge Room

11/09 Los Angeles, CA @ Lodge Room



 

©Robb Klassen


LAを拠点に活動するインディーポップ・アーティスト、Vicky Farewell(ヴィッキー・フェアウェル)がニューアルバム『Give a Damn』を発表した。2021年のデビュー作『Sweet Company』に続くこのアルバムは、マック・デマルコのレーベル、Mac's Record Labelから5月10日にリリースされる。リード・シングルの「Tern Me On」は、付属のビデオと共に本日リリースされた。


「より深い自分に出会うために、脆弱性を受け入れる必要があった」と、ファーウェルはロサンゼルスのアパートで自作プロデュースのアルバムについて語った。「これらの曲は本当の場所から生まれた」新曲について、彼女はこう付け加えた。"Tern Me On "の青写真がどういうわけか生まれるまで、私は即興で演奏したり、無意味にしゃべったりする自分のテイクを録音したの」


 


Vicky Farewell 『Give Me A Down』



Label: Mac's Record 

Release: 2024/05/10


Tracklist:


1. Intro (Remember Me)

2. Semi Auto

3. Make Me

4. Push It

5. Textbook

6. Isn’t It Strange

7. Tern Me On

8. Luxury Hellscape

9. Love Ya Like Me

10. Always There

 

ペンシルバニアのハードコアバンド、One Step Closer(ワン・ステップ・クローザー)は、2ndアルバム『All You Embrace』を発表した。

 

2021年の『This Place You Know』と昨年の『Songs for the Willow EP』に続くアルバムは、5月17日にRun for Coverからリリースされる。ニューシングル「Leap Years」は記事最下部よりご視聴下さい。


ボーカルのライアン・サヴィツキーは声明の中で、次のように述べています。「”One Step Closer”を完全な状態で披露したかったんだ。バンドの全てのパートを、そこに存在させたかった。100%自分たちらしく、できる限り自分たちのバンドに忠実でありたかった」



One Step Closer 『All You Embrace』


Label: Run For Cover

Release: 2024/05/17

Tracklist:


1. Color You

2. Leap Years

3. Blur My Memory

4. The Gate

5. Your Hazel Tree

6. Orange Leaf

7. Esruc

8. Slow To Let Go

9. Topanga

10. Giant’s Despair



「Leap Years」

 


ニューヨークのバンドBeen Stellarが、デビューアルバム『Scream From New York』を6月14日にDirty Hitからリリース。このアルバムは2022年のデビューEPに続くもので、プロデューサーにダン・キャリー(black midi、Black Country New Road、Wet Leg)を迎えて制作された。
 

アルバムからのファースト・シングルは「Passing Judgement」で、Gentlemen時代のAfghan Whigsや、90年代/00年代のニューヨークのバンドCallaを彷彿とさせる、アングスティ/グリッティ/スルトリー・インディー・ロックの領域に入っている。
 
 
ヴォーカルのサム・スローカムは、この曲に関して次のように説明している。「『Passing Judgment』は、イギリスでの最初のツアーの最中に完成させた。ライヴの度に少しずつ違う形で演奏しながら、曲を様々な角度から見ることを学んでいった。ドラムとベースには、ライブで書き終えていなかったらなかったような混沌とした感じがある。そして、"リリックでは、なぜ私たちは自分の周りの世界を判断してしまうのか、そして、誰かや何かに判断を下すことは、たいてい自分自身に自信が持てないことに根ざしているのかについて考えていた」と付け加えた。

 
 
「Passing Judgement」
 






 
 
 
Been Stellar 『Scream From New York』


Label: Dirty Hit
Release: 202406/14
 
 
Tracklist:
 

01 Start Again
02 Passing Judgment
03 Pumpkin
04 Scream From New York, NY
05 Sweet
06 Can’t Look Away
07 Shimmer
08 Takedown
09 All In One
10 I Have The Answer
 
 
 
 
 

Been Stellar – 2024 Tour Dates:
 
Mar 1 – Paris, FR @ Le Zénith*
Mar 2 – Amsterdam, NE @ AFAS LIVE* SOLD OUT
Mar 3 – Brussels, BE @ Forest National*
Mar 5 – Hamburg, DE @ Barclays Arena*
Mar 7 – Oslo, NO @ Oslo Spektrum*
Mar 8 – Stockholm, SE @ Annexet*
Mar 10 – Copenhagen, DK @ KB Hallen* SOLD OUT
Mar 12 – Berlin, DE @ Mercedes-Benz Arena*
Mar 13 – Warsaw, PL @ Torwar Hall*
Mar 14 – Prague, CZ @ Fortuna Hall*
Mar 16 – Zurich, CH @ Hallenstadion Zurich*
Mar 18 – Munich, DE @ Zenith* SOLD OUT
Mar 19 – Milan, IT @ Mediolanum Forum*
Mar 21 – Frankfurt, DE @ Jahrhunderthalle* SOLD OUT
Mar 22 – Cologne, DE @ Palladium* SOLD OUT
Mar 24 – Amsterdam, NE @ AFAS Live* SOLD OUT
May 4 – Atlanta, GA @ Shaky Knees
May 15 – Southampton, UK @ Joiners
May 16 – Brighton, UK @ The Great Escape
May 18 – Amsterdam, NL @ London Calling
May 20 – Bristol, UK @ The Louisiana
May 22 – Manchester, UK @ YES (basement)
May 23 – London, UK @ The Lexington
July 26 – Sheffield, UK @ Tramlines Fest
July 27 – Oxfordshire, UK @ Truck Fest
July 28 – Suffolk, UK @ Latitude Festival


 

©︎Holy Wittaker

ロンドンで活動するエクスペリメンタルポップシンガー、mui zyuが2枚目のアルバム『nothing or something to die for』を発表しました。昨年の『Rotten Bun for an Eggless Century』に続くフルレングスです。(Reviewを読む)


このアルバムには、年明けにリリースされたシングル「everything to die for」と、エヴァ・リューのダマ・スカウトのバンドメイト、ダニー・グラントが監督したビデオ付きの新曲「the mould」が収録されている。エヴァ・リューはこの曲について次のように説明している。


「the mouldはとてもクールで、正しい種類はスーパーパワーを与えてくれる。残念ながら、ぴったりとはまらない型に押し込められるのは理想的とは言えません」


「だから、私は腐ったゼリーボウルの底で、どんな型が良い種類で、どんなものが悪い種類なのかを見つけ出そうとしています。多分、この急で滑りやすいボウルから出られる限り、そんなことは全く重要ではないことに気づくだろう。これはまた、ある種のアンチオーバーチュア的な意味で、このアルバム全体を示す私の文章の新しいアプローチを示している」


 


「the mould」




「sparky」

 

©︎Holly Whittaker
 

mui zyuが、セカンドアルバムの最新シングル「sparky」をリリースした。この曲は、レイ、イー(エマ・リー・モス、元エミー・ザ・グレート)をフィーチャーしている。ダマ・スカウトのメンバー、ダニー・グラントが手掛けたビジュアルは以下よりご覧下さい。


「"sparky "は、ひどい出来事に直面しても、シンプルな幸せを自分の世界に迎え入れることを歌った曲です。この曲は、デヴィッド・リンチの『ブルー・ベルベット』のオープニングに出てくる犬 "スパーキー "にちなんで名付けられた。"スパーキー "は、死んだ飼い主の前でホースから水を齧るという、喜びの完璧なイメージなのだ」

 

 

 

 

「the rules of what an earthling can be」

 

 

ロンドンを拠点に活動するシンガーソングライター、mui zyu(エヴァ・リュー)は、2ndアルバムの4作目のシングル「the rules of what an earthling can be」を配信した。

 

リウのダマ・スカウトのバンドメイト、ダニー・グラントが監督したビデオを下記よりチェックしてみよう。


この曲について、リューはこう語っている。「この残酷な世界では、人々の身体は取り締まられ、夢は打ち砕かれる。ありがたいことに、エイリアンは正しいドアを選ぶ手助けをしてくれる」

 

 

 

 

・ 「everything to die for」(1st Single)

 

 

 

台湾系イギリス人シンガ、mui zyuが新曲「everything to die for」を発表。デビューアルバム以来のニューシングルです。


ニューシングルはリュウらしい摩訶不思議なメロディーと繊細な質感を持つインディーポップが見事にマッチし、ミステリアスな雰囲気を醸し出す。mui zyuはこの新曲について次のように説明している。


「この曲はとても速く、どこかからのプレゼントのように届き、言葉と音楽が完全に溢れ出し、最終バージョンは音楽的にオリジナルのスケッチと同じになった」とエヴァ・リュウは声明で語った。


「私はラブソングを書いたことがなかったし、ロマンティックな音楽をたくさん聴いていた。半音階のメロディーは、希望に満ちていて素朴でありながら、不安にさせるような感じがして好きなんだ」


「everything to die for」

 

 

 

「Nothing or something to die for」は5月24日にFather/Daughter Recordsよりリリースされる。

 

 


mui zyu 『nothing or something to die for』



Label: Father/ Daughter

Release: 2024/05/24


Tracklist:


1. satan marriage

2. the mould

3. everything to die for

4. donna like parasites

5. the rules of what an earthling can be

6. please be okay [feat. Miss Grit]

7. telephone congee i

8. speak up, sponge

9. what’s the password baby bird?

10. hopefulness, hopefulness

11. telephone congee ii

12. sparky [feat. lei, e]

13. in the dot [feat. Pickle Darling]

14. cool as a cucumber

15. 扮豬食老虎


 

©︎Alex Da Corte

NYのシンセポップのスターシンガー、St.Vincent(セント・ヴィンセント)が次作アルバム『All Born Screaming』を発表した。ヴァージン・ミュージック・グループから4月26日にリリースされる。


『Daddy's Home』に続くセルフ・プロデュース・アルバムには、デイヴ・グロール、ケイト・ル・ボン、ジャスティン・メルダル=ジョンセン、ジョシュ・フリース、ステラ・モグザワ、レイチェル・エクロス、マーク・ギリアナ、デヴィッド・ラリッケが参加。リード・シングル「Broken Man」は、アレックス・ダ・コルテ監督、フィラデルフィアで撮影されたミュージック・ビデオとともに到着した。アルバムのアートワークとトラックリストは下記を参照のこと。


『All Born Screaming』は、アニー・クラーク自身がセント・ヴィンセントのアルバムを初めてプロデュースし、シアン・リオダンがミックスを担当した。ロサンゼルスのCompound Fractureスタジオ、ニューヨークのElectric Lady、シカゴのスティーヴ・アルビニのElectrical Audioでレコーディングされた。


「感情的に、自分の心が本当は何を言っているのかを知るために、一人で森の中を長く歩かなければ辿り着けない場所がある」と彼女はプレスリリースで語っている。「それが本物であるからこそ、本物らしく聞こえるのです」


レコーディングに関して、アニー・クラークは次のように語った。「このアルバムは、ポスト・ペスト・ポップだと思いたいし、天国と地獄、つまり比喩的な表現が多い。スタジオに一人で何時間も座っているのは地獄の一種と言えるから」


彼女は、このアルバムにはデイヴ・グロールーとケイト・ルボンをレコーディングに招聘すると語っている。さらに、70年代と80年代に通じるアナログ・シンセとギターロックのアプローチが強いと付け加えた。「最も苛烈なサウンドであると同時に、サウンド的に開花していると思う。杭を打つような、意図的なサウンドだと思う」


クラークは新作アルバムについて、彼女のキャリアの中で "最も笑えないアルバム "だとユーモアを交えて語っている。「前作では、私は多くの痛烈なユーモアとウィットをもってタフなテーマにアプローチしていました。このアルバムは、よりダークでハードで、骨格に迫っている」と。



St.Vincent    『All Born Screaming』


Label: Virgin Music

Release:  2024/04/26


Tracklist:

1. Hell is Near
2. Reckless
3. Broken Man
4. Flea
5. Big Time Nothing
6. Violent Times
7. The Power’s Out
8. Sweetest Fruit
9. So Many Planets
10. All Born Screaming [feat. Cate Le Bon]


Pre-order(INT)




「Broken Man」-Lead Single

 


カリフォルニア州サンフランシスコを拠点とするFluttery Recordsの創設者Taner Torunのアンビエントプロジェクト、Celestial Trailsがデビュー作『Lunar Beachcomber』を4月12日にリリースする。


セレスティアル・トレイルズは、ピアノ、アナログ・シンセ、エレクトリック・ギター、ベース・ギターによるオーガニックなテクスチャーの暖かさと、バーチャルな電子楽器の精密さをシームレスに融合させながら、音のタペストリーを幾重にも描いていく。オーガニックなレコーディングは、リバーブ、ディレイ、ハーモナイジング、テープ・マニピュレーション、サウンド・デコンストラクションといったエレクトロ・アコースティックのテクニックを駆使し、より豊かなものとなっている。さらに、自然散策や街歩きの際に録音されたテープ操作のフィールド・レコーディングが、もうひとつのレイヤーとしてシームレスに統合されている。


種から最終形まで、ルナ・ビーチコマーのレコーディング・プロセスは2023年6月から2024年1月にかけて展開された。最初のレコーディングはペンシルベニア州ピッツバーグで眠れない暑い夏の夜に行われ、最後のレコーディングはカリフォルニア州サンフランシスコで行われた。アルバムのレコーディングはすべて、この2都市のみで行われた。


自然の限りない美しさ、都市の風景、宇宙の魅惑的な謎にインスパイアされた『Lunar Beachcomber』は、静かな草原、賑やかな街並み、そして広大な宇宙空間を思わせるみずみずしいサウンドスケープで、あなたを未知の音の領域へと誘う。


オープニング・トラックの 「A Pair of New Wings」は、自然や生命との深い個人的なつながりをオーディオで表現している。


「過去5年間、私はニューヨーク州北部のフィンガー・レイク周辺のトレイルを発見したり、ラッカワナ川沿いを散策したりと、アメリカ全土で素晴らしいハイキングに出かけてきた。秋にはレーニア山の鮮やかな色を目の当たりにし、カリフォルニアの冬にはタマルパイス山の静謐な美しさを体験した。カウアイ島でマッドスキッパーと同じ泥地を共有したことは、忘れがたい瞬間のひとつに過ぎない。どの旅も深く、私の癒しの旅に欠かせないものであり、私に慰めやインスピレーション、そして新たな自由の感覚を与えてくれた」


入念な処理によって、エレキギターは慣れ親しんだ皮を脱ぎ捨てる。Time Collapse on the Threshing Floor」と「The Crudest Luminescence」の洗礼されたエレクトリック・ギターは、雰囲気のあるアンビエント・サウンドスケープにシームレスに溶け込んでいる。しかし、ストリングス以外にも驚きがある。


「このアルバムのすべての謎を明かしたくはないが、耳を澄ませば「Spell Machine Manufacturing」で鳥の群れを聴くことができる。それらの謎は、一連のフィルターとテープ操作によってうまく隠されている」


その抽象的な性質にもかかわらず、このアルバムには識別可能なメロディーが残されている。SFやシュールレアリズムの要素を取り入れた "Lunar Beachcomber "は、豊かで質感のあるアンビエント体験を提示しながらも、そのルーツは地球にしっかりと根付いている。


「私たちはしばしば、この惑星が砂浜の砂粒よりも小さいことを忘れてしまう。人生は贈り物であり、この惑星での時間は限られている。私たちは、この経験をお互いに簡単で楽しいものにするよう努力しなければならない」


Celestial Trailsは、地上のささやき声と宇宙のハミングが交錯する、音の風景への誘いを広げている。リスナーはこの聴覚の旅に出るとき、この宇宙のビーチコーミングの聖域での、はかなくも魅力的な体験を思い起こすことだろう。

 

 

 




Celestial Trails, the San Francisco, California-based solo ambient music project of Fluttery Records founder Taner Torun, makes its debut on Lunar Beachcomber.


Celestial Trails paints sonic tapestries layer by layer, seamlessly blending the warmth of organic textures from piano, analog synths, electric and bass guitars with the precision of virtual electronic instruments. Organic recordings are enriched using electroacoustic techniques such as reverb, delay, harmonizing, tape manipulation, and sonic deconstruction. Additionally, tape-manipulated field recordings captured during nature hikes and city walks are seamlessly integrated as another layer.


From seed to final form, Lunar Beachcomber’s recording process unfolded between June 2023 and January 2024. The first recording was in Pittsburgh, PA on a sleepless hot summer night, while the last one took place in San Francisco, CA. All recordings for the album were captured exclusively in these two cities.


Inspired by the boundless beauty of nature, urban landscapes, and the alluring mysteries of the cosmos, Lunar Beachcomber invites you to explore uncharted sonic territories; lush soundscapes, evoke tranquil meadows, bustling cityscapes, and the vastness of outer space.


The opening track, “A Pair of New Wings,” serves as an audio representation of the profound personal connection to nature and life.


“Over the past five years, I’ve embarked on incredible hikes across the United States, from discovering the trails around Finger Lakes in upstate New York to wandering along the Lackawanna River. I’ve witnessed the vibrant colors of Mount Rainier in Autumn and experienced the serene beauty of Mount Tamalpais in California winter. Sharing the same muddy ground with mudskippers in Kauai was just one of many memorable moments. Each journey has been profound, integral to my healing journey, offering me solace, inspiration, and a newfound sense of freedom.”


Through careful processing, electric guitars shed their familiar skins. The washed electric guitars in “Time Collapse on the Threshing Floor” and “The Crudest Luminescence” are seamlessly integrated into the atmospheric ambient soundscape. However, there are more surprises beyond the strings.


“I don’t want to reveal all the mysteries of this album but if you listen carefully you can hear a flock of birds in “Spell Machine Manufacturing”. Those mysteries are well hidden with a series of filters and tape manipulations.”


Despite its abstract nature, the album retains discernible melodies. Infused with elements of science fiction and surrealism, “Lunar Beachcomber” presents a rich and textured ambient experience, yet its roots remain firmly planted on earth.


“We often forget that our planet is smaller than a grain of sand on a beach. Life is a gift, and our time on this planet is limited. We should strive to make this experience easy and pleasant for each other.”


Celestial Trails extends an invitation to traverse sonic landscapes, where earthly whispers intertwine with cosmic hums. As listeners embark on this auditory journey, they are reminded of the fleeting yet intriguing experience within this cosmic beachcomber’s sanctuary.



Celestial Trails『Lunar Beachcomber』




Label: Fluttery Recrods

Release: 2024/04/12


Tracklist:


01 – A Pair of New Wings

02 – Lunar Beachcomber

03 – Time Collapse on the Threshing Floor

04 – Lighthouse Behind the Glowing Tree

05 – Spell Machine Manufacturing

06 – Egg Hatching in the Violet River

07 – The Crudest Luminescence

08 – Touchdown on Interstellar Shores

 

Pre-order(bandcamp):

 

https://celestialtrails.bandcamp.com/album/lunar-beachcomber 

 


クリーブランドのロックバンド、Cloud Nothings(クラウド・ナッシングス)が、10枚目のスタジオアルバム『Final Summer』を発表した。


新曲「Running Through The Campus」は、昨年リリースされた「Final Summerに続く、4月19日に発売されるアルバムのセカンドシングルである。


クラウド・ナッシングスのヴォーカル/ギターのディラン・バルディは新曲についてこう語っている。

 

「僕は毎日、家の近くの大学のキャンパスを走っているんだ。時々、日が暮れてからそこに行くんだけど、早朝の慌ただしく混雑した時間とは対照的に、夜の空虚さが際立つ。”Running through the Campus”は、深夜にランニングをするときにふと考えることがある」

 

「他のみんなはどこかに行って、他の人たちと一緒に何かしているのに、自分は一人で走り回っているのは少し憂鬱ではないだろうか、ということについて歌っている。ランニングを始めるときの私の心境を描写し、深夜の孤独を清算し、受け入れることに入っていく。そして、ただ気分が良くなるようなことをして、比較に惑わされないようにしようという前向きな内容で終わる」



Cloud Nothings 『Final Summer』

 


 

Tracklist:


Final Summer

Daggers of Light

I'd Get Along

Mouse Policy

Silence

Running Through The Campus

The Golden Halo

Thank Me For Playing

On The Chain

Common Mistake


Pre-order:

https://purenoisestoreeu.com/collections/cloud-nothings



「Running Through The Campus」

 

©Ebru Yildiz

西アフリカのトゥアレグ族から登場したハードロックバンド、Mdou Moctar(エムドゥー・モクター)が三作目のアルバム『Funeral For Justice』を発表した。

 

このアルバムは、2021年にリリースされ、大ブレイクした『Afrique Victime』のリリース後、世界中をツアーした2年間の締めくくりとしてレコーディングされた。アルバムは5月3日にMatadorから発売される。


『Funeral For Justice』は西アフリカの政治的な背景が反映されている。完成後の2023年7月、ニジェールの民主的選挙で選ばれた政府は軍事クーデターにより退陣。大統領は軟禁され、国家は混乱と不安のどん底に陥った。フランスは撤退。以降、この地域はテロの脅威にさらされ続けている。当時アメリカツアー中だったバンドは、しばらくの間、家族のもとに帰ることができなかったのだ。


「もちろん、私はクーデターを支持しているわけではありません。フランスやフランス人が嫌いなわけでも、アメリカ人が嫌いなわけでもありませんが、アフリカで彼らがやっているような人を操るような政策は支持できません。2023年、私たちは自由でありたいし、微笑む必要がある」


「このアルバムは、僕にとって本当に変わったものなんだ」と、バンドのシンガーであり、名前の由来であり、そして紛れもなく象徴的なギタリストであるモクターは説明する。「今、アフリカではテロによる暴力の問題がより深刻になっています。アメリカやヨーロッパがここに来たとき、彼らは私たちを助けると言った。彼らは決して解決策を見つける手助けはしてくれないんだ」


アフリカ大陸はコートジボワールの象牙海岸を始め、ヨーロッパの列強、とりわけフランスの植民地として長年辛酸を舐めてきた。「Mdou Moctarは、私が参加して以来、強力な反植民地バンドなのです」と、2017年からMoctarで活動しているプロデューサー兼ベーシストのMikey Coltunは言う。「フランスがやってきて、この国をむちゃくちゃにし、それから "お前たちは自由だ "なんて言った。しかし彼らはそうなっていない。"Oh France "という曲は、このことに正面から取り組んでいます。フランスはその行為を残酷さのベールに包んでいるんだ」


このカルテットは、カルフォルニアのコーチェラへの出演を控えている。他にも、ヨーロッパ、イギリスのツアーを敢行する。7月3日のエレクトリック・ブリクストン、8月のEnd Of The Roadフェスティバルを含め、この夏、UKでヘッドラインとフェスティバルを行う予定だ。

 

 

Mdou Moctor 『Funeral For Justice』


 Label:Matador

Release: 2024/05/03

 


Tracklist:


Funeral For Justice

Imouhar

Takoba

Sousoume

Imagerhan

Tchinta

Djallo #1

Oh France

Modern Slaves


Pre-order(INT):

https://mdoumoctar.ffm.to/funeralforjustice

 



「Funeral For Justice」

  



・Mdou Moctor 『Funeral For Justice』 US & UK& Europe Tour

 




Sunday, April 14 Coachella, Indio CA
Sunday, April 21 Coachella, Indio CA
Wednesday, June 5 Anchor Rock Club, Atlantic City NJ
Thursday, June 6 The Abbey Bar at ABC, Harrisburg PA
Friday, June 7 Friday Cheers Brown’s Island
Saturday, June 8 Haw River Ballroom, Saxapahaw NC
Sunday, June 9 The Orange Peel, Asheville NC
Tuesday, June 11 Pour House, Charleston SC
Wednesday, June 12 Saturn, Birmingham AL
Thursday, June 13 Terminal West, Atlanta GA
Friday, June 14 Bonnaroo, Manchester TN
Saturday, June 15 The Hi-Fi, Indianapolis IN
Tuesday, June 18 Thalia Hall, Chicago IL
Wednesday, June 19 Magic Bag, Detroit MI
Thursday, June 20 Beachland Ballroom, Cleveland OH
Friday, June 21 Asbury Hall, Buffalo NY
Saturday, June 22 Green River Music Festival, Greenfield MA
Sunday, June 23 Paradise Rock Club, Boston MA
Wednesday, June 26 Warsaw, Brooklyn NY
Thursday, June 27 9:30 Club, Washington DC
Friday, June 28 Union Transfer, Philadelphia PA
Wednesday, July 3 Electric Brixton, London UK
Sunday, July 7 Down The Rabbit Hole, Beuningen NL
Monday, August 19 Festaal Kreuzberg, Berlin DE
Tuesday, August 20 UT Kreuzberg, Leipzig DE
Wednesday, August 21 Ampere, Munich DE
Thursday, August 22 Magnolia Summerstage, Milan IT
Sunday, August 25 Petit Bain, Paris FR
Monday, August 26 OLT Revierenhof, Antwerp BE
Tuesday, August 27 Paradiso, Amsterdam NL
Friday, August 30 End of the Road Festival, Dorset UK
Saturday, August 31 Manchester Psych Fest, Manchester UK
Sunday, September 1 Moseley Folk Festival, Birmingham UK
Monday, September 2 Saint Luke’s, Glasgow UK
Tuesday, September 3 Boiler Shop, Newcastle UK
Wednesday, September 4 The Brudenell Social Club, Leeds UK


Tour Ticket:(INT):

https://www.mdoumoctar.com/tour

 


ギリシャ/アテネを拠点に活動するアメリカ人の作曲家/マルチ奏者、John Also Benette(JAB)が、新作アルバム『Music For Save Rooms 1 & 2』を発表した。本作は3月8日にリリースされる。


John Also Bennett (JAB)の『Music for Save Rooms 1 & 2』は、ビデオゲームのマップ内の一時的な安全空間である「セーブルーム」のため、無限にループしモーフィングするミニマル・ミュージックを2枚組のアルバムにまとめた。アルバムにはAlvo Partの楽曲や任天堂の名作RPG「ゼルダの伝説」のサントラの再構成も収録されている。


マルチメディア・アーティストであり、ベネットの頻繁なコラボレーターでもあるピーター・バー(これらのアルバムに収録されている曲のいくつかは、当初このアーティストのために作曲されたものである)に刺激され、サンフランシスコのすぐ北にあるマリン・ヘッドランズの元軍用納屋で過ごした1週間が、作曲の主なきっかけとなった。


ベネットは、人里離れた誰もいない納屋で何日も一人で延々とループを作曲し、フェイジングのテクニックを試しながら、周囲の雰囲気と融合させることで、楽々と静止した感覚を生み出し、決して正確に繰り返すことのない音楽というアイデアに没頭した。


JABは音楽的なパートナーでもあるクリスティーナ・ヴァンゾーとのユニットやライブ活動で知られている。昨年、イギリス/ロンドンのバービカンセンターでパフォーマンスを行った。以前はシンセ奏者のイメージが強かったが、最近、フルートの演奏を駆使した実験音楽に取り組んでいる。


昨年10月にJAB/CVは最新作『KLIMA』をリリースした。また、JABはニューヨークのインディペンデントレーベル、RVNGに所属するサトミ・マガエさんの親友でもある。Satomimageのインタビューはこちらより






John Also Benette 『Music For Save Rooms 1 & 2』



Music for Save Rooms 1


01. Still Inside the Deku Tree (5:37) 
02. Save Room 3 (11:21) 
03. Utopia and Oblivion (8:44) 
04. Save Room 6 (9:55) 
05. Utopia and Oblivion (Return) (9:24) 
06. Spiegel im Spiegel (8:08) 


Music for Save Rooms 2 

01. Sky Music (5:26) 
02. Power Plant (5:35) 
03. Desolation (5:18) 
04. Glass Castle (3:44) 
05. Out Back (2:40) 
06. Embarkation (3:20) 
07. Computer Terminal (2:15) 
08. Letter from Home (5:33) 
09. Ambling (2:58)  


Pre-order(INT):



Keeley Forsyth(キーリー・フォーサイス)が5月10日にニューアルバム「The Hollow」をリリースする。


英国出身のキーリー・フォーサイスは、女優業でも既に高評価を得ているが、そのソングライティングにも力強さがある。現在、ファット・キャット・レコードのインプリント130701で活動している彼女のニュー・アルバム「The Hollow」は、彼女の作品を新鮮な方向へと導いている。


5月10日にリリースされるこのアルバムは、美しい新曲「Horse」を筆頭に、灼熱のサウンドとディテールのセンスで構成されている。重厚なオルガン、そしてわずかな言葉で物語を構成できるキーリー・フォーサイスの陰鬱なヴォーカルは、美しさと分裂した領域の間を危うく行き来する。


この曲は、ベラ・タールの遺作となった映画『トリノの木馬』のプリズムを通して見た、家庭内の義務、貧困、愛、思いやりといったテーマから生まれた。実際、キーリーはこの映画の作曲家ミハーイ・ヴィグに連絡を取り、自身の美的観点から彼のスコアを「再構築」する許可を求めた。


キーリー・フォーサイスはコメントしている。


「この曲では、私は歩き回り、さまざまな空間でヴォーカルをとらえ、歌いながらつながりを作っていった。目に見えない力と戦い、困難に立ち向かい、この中で呼吸することを決意し、押し進めることを想像した。私はここで、言葉の鎖に縛られることを拒否し、代わりに身体の衝動の原始的なダンスに身を委ねることを選んだ。私の口は腸の浅い呼吸と同調して動き、衝動が私の言葉のない発話のすべてを導く」



「Horse」




Keeley Forsyth「The Hollow」


Label: Fat Cat

Release: 2024/05/10


Tracklist:

1. Answer 

2. The Hollow 

3. Come And See 

4. Eve 

5. Turning (feat. Colin Stetson) 

6. A Shift 

7. Slush 

8. Drag Me Down 

9. Do I Breathe 

10. In The Corner 

11. Horse 

12. Creature (feat. Matthew Bourne)


 

©Hannah Clark


ポートランドのパワーポップシンガー、Mo Troper(モー・トルーパー)が『Svengali』を発表した。新作アルバムはLame-O Recordsから5月3日に発売される。Troperの新曲は以下をチェック。

 

Mo TroperはYoung Guv、The Lemon Twigsと並んでパワーポップシーンの最重要アーティストである。


昨年、モー・トルーパーは最新作『Troper Sings Brion』でジョー・ブリオンをトリビュートした。このアルバムはトルーパーがいかにビートルズからの音楽的な薫陶を受けているかを明らかにするものだった。もちろん、ボーカルについてはポールマッカートニーの系譜にある。昨年、ミュージシャンはイギリスのラフ・トレードが主催するライブ・イベントにも出演している。

 

アルバムのリードシングル「The Billy Joel Fan Club」についてトルーパーは次のように話している。現在の音楽的なアウトプットが若い時代の抑圧からくる反動であることを明らかにした。


「子供の頃、食卓でビートルズの話をすることを文字通り禁じられていた。地下室かヘッドフォンでしか音楽を聴けなかった。結果、何かに熱中していることが明らかになるたび、恥ずかしく感じるようになった。物事に興奮していること自体を反省したり。『ビリー・ジョエル・ファンクラブ』は、特定の興味を共有し、熱意を育んでくれる人と恋に落ちることがテーマなんだ。これは実話でもある。”ビリー・ジョエル・ファンクラブ”を設立し、私に参加を求めた人の話だよ。それを丸く収めるため、1967年のポール・マッカートニーの曲そっくりにしてみた」

 

アルバム・ジャケットに表されているのは、アーティストの子供の頃の恐怖である。トルーパーはそのモンスターを打破するべく試みる。

 

 

 「The Billy Joel Fan Club」

  

 

 

Mo Troper 『Svengali』


Label: Lama- O

Release: 2024/05/03


Tracklist:


1. Bleach

2. The Billy Joel Fan Club

3. Too Far Gone (Chainman’s Theme)

4. Spark World

5. You Always Loved Me

6. The Face of Kindness

7. You Called Me Your Baby

8. For You To Sing

9. A Piece of You Broken Through My Heart

10. Recipe For Loving

11. Good Hair

12. Before I Went Bad

13. Push Around

 


ベルギーのアンビエント・プロデューサー、Adam Wiltzie(アダム・ウィルツィー)が新作アルバム「Eleven Fugues For Sodium Pentothal」を発表しました。アルバムはシカゴのクランキーから4月5日にリリースされる。


アダム・ウイルツィーはStars of  The Lid、A Winged Victory For The Sullenのプロジェクトで知られている他、クリスティーナ・ヴァンゾーとのデュオ、Dead  Texanとしてもクランキーからアンビエントのリリースを行っている。アダム・ウィルツィーの作品はアンビエントの名盤でもご紹介しています。


Stars of  The Lidのもう一人のメンバーであり、傑出したプロデューサー、ブライアン・マクブライドは昨年、53歳の若さでこの世を去り、現在、プロジェクトの続行が困難となっている。今作はアダムの渾身の一作であり、亡き盟友へのレクイエムである。


作曲家(Stars Of The Lidの共同創設者でもある)アダム・ウィルツィーの最新組曲は、ベルギー/ブリュッセルから北へ移動し、フランダースの田園地帯で制作された。


このアルバムは、美と廃墟の間で永遠に解決されぬ悲鳴を上げながら、忘却の魅力をユニークに呼び起こし、現実性を適度に回避している。アダム・ウィルツィーは、タイトルにもなっているバルビツールをミューズであり、神聖な逃避先として挙げている。


「人生という日々の感情的な肉挽き機に正面を向いて座っているとき、私はいつも、ただ自動的に眠りに落ちることができるように、そして、その感覚がもうそこに存在しないかのように、もしくは、もう少しだけそこにあればいいのにと思っていたんだ」


ウィルジーの自宅スタジオで録音され、ブダペストの旧ハンガリー国営ラジオ施設(Magyar Radio)でストリングスを加えたトラックは、親密さと同時に無限の広がりを感じさせ、内的な空間で垣間見える景色を展開している。イギリスのドローン・ロック・アイコン、ループの名工、ロバート・ハンプソンがミックスを担当、音楽に映画に比する広がりと斜に構えたような催眠感を与える。これらは、文字通りのクラシック音楽的なフーガと同じように、不確かな記憶と空間的なズレにまみれたエピファニーが無意識から引き出され、宙に浮いているかのような不可思議な状態を生み出す。





アルバムの予約はこちら



Adam Wiltzie 「Eleven Fugues For Sodium Pentothal」



Label: kranky
Release: 2024/04/05

 Tracklist:

1.Buried At Westwood Memorial Park, In An Unmarked Grave, To The Left Of Walter Matthau

2.Tissue Of Lies 

3.Pelagic Swell

4.Stock Horror

5.Dim Hopes

6.As Above Perhaps So Below

7.Mexican Helium

8.We Were Vaporised

9.(Don't Go Back To) Boogerville

 

©︎Dasha Belikov

ニューヨークを拠点とする5人組ハードコアバンド、Dog Dateが新作アルバム『Zinger』を発表した。2021年のデビュー作『Child's Play』に続くこの作品は、4月12日にPop Wig Recordsからリリースされる。リード・シングル「Nuff Said」とアルバムのジャケット、トラックリストは以下をチェック。


「このアルバムについて、ヴォーカル/ギターのディラン・ケネディはプレスリリースでこう語っている。「二人のドラマーが一緒に演奏することは、僕らにとってとても重要なことだった。


この曲のやや狂暴な性質は、内なる不安について書くのに適している。このアルバムの最後の曲までには、最初の頃のパニックや怒りを乗り越えているといいんだけどね」





Dog Date 『Zinger』


Tracklist:

1. Nirvana
2. Nuff Said
3. Spine Transfer
4. F Bomb
5. Duplo
6. Cruel World Reversal
7. Theory Orb
8. Slug
9. Xipe
10. Twin Star
11. I Love That Story



 

©Emily Lipson

カナダのR&Bシンガー、Charlotte Day Wilson(シャーロット・デイ・ウィルソン)は、ニューアルバム『Cyan Blue(シアン・ブルー)』を発表しました。
 
 
シャーロット・デイ・ウィルソンはトロントを拠点に活動するカナダのシンガー・ソングライター。ウィルソンは、ジャズやR&Bの影響を受けた、ゆっくり燃え上がるような、いぶし銀のようなサウンドの持ち主だ。
 
 
 R&Bの影響を受けたサウンドは、すでにクラシックな雰囲気を醸し出している。彼女はこれまで 4月に発表したゴスペル調の "Work "から、BADBADへのゲスト参加まで、静かに曲を作り続けている。からBADBADNOTGOODの "In Your Eyes "へのゲスト参加まで、彼女は静かに曲を生み出している。
 
 
彼女のデビューEP『CDW、 ウィルソンは、彼女の時代を超えたサウンドを確固たるものにした。ここまで来るのは簡単ではなかった、 アーティストが言うように、"必死に働いてきた"。言うまでもなく、その努力は報われた。 ウィルソンのトラックは、アップル・ミュージックのCMからグレイス&フランキー(「グレイス&フラキー」)のCMまで、あらゆるところでフィーチャーされている。 
 
 
2021年の『Alpha』に続くこのアルバムは、ウィルソンのStone Woman MusicとXL Recordingsから5月3日にリリースされる。リード・シングル「I Don't Love You」のミュージック・ビデオはダニ・アフロディーテが監督。
 

「この曲は、愛を失い別れることは、愛を見つけることと同じくらい感動的なことなのだということを思い出させてくれるものです」とウィルソンは声明で語っている。このアルバムについて、彼女はこう付け加えた。
 
 
「荷物が少なかった頃、たくさんの人生を生きた頃。でも、若い頃の自分に今の私を見てほしいとも思う。私が今持っている知恵や明晰さの一部を、彼女に伝授することができたらいいと思う」
 
 


Sharlotte Day Wilson 『Cyan Blue』


 
 
Label: XL Recordings
Release: 2024/05/03
 

Tracklist:

1. My Way
2. Money
3. Dovetail
4. Forever [feat. Snoh Aalegra]
5. Do U Still
6. New Day
7. Last Call
8. Canopy
9. Over The Rainbow
10. Kiss & Tell
11. I Don’t Love You
12. Cyan Blue
13. Walk With Me
 
 
 
「I Don’t Love You」

 



イギリスを代表するミュージシャン、ポール・ウェラーがニューアルバム『66』を発表しました。新作アルバムはポリドールから5月24日にリリースされる。発表と同時にファーストシングル「Soul Wandering」を公開しました。「Soul Wandering」のリリック・ビデオは以下から、アルバムのトラックリストとジャケット・アートワークは以下からご覧下さい。

 

アルバムのタイトルは、ウェラーがアルバムの前日に66歳を迎えたことを記念して名づけられました。


ウェラーはもちろん、ザ・ジャムとスタイル・カウンシルの両方に在籍していたが、ソロとしても数十年のキャリアを持つ。『66』は、イギリスのサリー州にある自身のスタジオ、ブラック・バーンで3年かけてレコーディングされた。アルバムには、マッドネスのサグス、オアシスのノエル・ギャラガー、プライマル・スクリームのボビー・ガレスピーが作詞に参加しています。

 

Say She She、ドクター・ロバート、リチャード・ホーリー、スティーヴ・ブルックス、マックス・ビーズリーもアルバムの制作に貢献しています。サー・ピーター・ブレイクがアルバムのアートワークを手がけています。ウェラーとは1995年の『Stanley Road』以来の共同作業となった。


 

 こちらの記事もおすすめです:      ザ・スタイル・カウンシルの名曲「MY EVER CHANGING MOODS」 フォークランド紛争の時代におけるジャーナルの視点 



Paul Weller 『66』


Label: Polydor

Release: 2024/05/24

 

Tracklist:


1. Ship of Fools

2. Flying Fish

3. Jumble Queen

4. Nothing

5. My Best Friend’s Coat

6. Rise Up Singing

7. I Woke Up

8. A Glimpse of You

9. Sleepy Hollow

10. In Full Flight

11. Soul Wandering

12. Burn Out


Pre-order(INT): 

 

https://paulweller.lnk.to/66AlbumYT



「Soul Wandering」

 


ナターシャ・カーンは、5月31日にMercury KXからリリースされるBat For Lashes(バット・フォー・ラッシーズ)の6枚目のアルバム『The Dream Of Delphi』を発表しました。


このアルバムは、2020年の夏に生まれた娘の名前にちなんだもので、カーンの音楽に対する予期せぬインスピレーションとなった。「母になったことで、私は自分のアートから遠ざかってしまうと思っていたのですが、この巨大な世界が開かれたのです」とカーンは言う。


『デルフィの夢』は、"霊性、先祖、民間伝承についての献身的な愛の歌 "を通して、母性について歌ったコンセプト・アルバム。メアリー・ラティモアがカウライターとして名を連ね、バット・フォー・ラッシズらしく、ナターシャ曰く "アルバムのマニフェスト "である、うねるようなスロー・ビルドの美しさを持つタイトル・トラックで幕を開けます。


カーンはこう続けています。「まるで魔法をかけられたみたい。呪文を唱え、顕現させ、エーテルからデルフィを引き寄せる。これは私が彼女の魂に呼びかけたもの。星に上り、同時に冥界に下るということ、天界と深い小声のサウンドがどのように一緒になるのか、それがどのように私の旅路を反映するのかということ。肉体的にも、精神的にも、そして膣内でも引き伸ばされたときに何が起こるか、ということなんだ」


「母親になって、私も謙虚になったと思う。今まで感じたことがないほど、傷つきやすくなった。でも、より人間らしく、より体現していると感じる。以前のように美しいものを作ることで、人生から逃れることはできない。でも、今は自分の死に対する美しさのようなものがある」



Bat For Lashes  『The Dream of Delphi』




Tracklist:


1. The Dream Of Delphi

2. Christmas Day

3. Letter To My Daughter

4. At Your Feet

5. The Midwives Have Left

6. Home

7. Breaking Up

8. Delphi Dancing

9. Her First Morning

10. Waking Up

11. The Dream of Delphi (Bonus Extended Strings Version)

 

 

 「The Dream of Delphi」