©Ebru Yildiz

Algiersは、近日発売予定の新作アルバム『SHOOK』から、ニューシングル「73%」をリリースしました。

 

フロントパーソンのFranklin James Fisher(フランクリン・ジェイムス・フィッシャー)は、「"73%"は、私が検疫でATLに追放されたときにとても恋しかったニューヨークのエネルギーとムーブメントへの印象派的なラブレターです」と声明で述べている。試聴は以下から。


『SHOOK』は2月24日にMatadorからリリースされます。

 

「73%」

 

©︎Clark Hodgin


2020年のアルバム「Midnight Manor」のリリースから3年、The Nude Partyは4枚目のスタジオ・アルバム「Rides On」をNew West Recordsから3月10日にリリースすることを発表した。


このニュースと共にニューシングル「Hard Times (All Around)」が公開されました。バンドのPatton Mageeは、「この曲はDonがピアノでデモしていた半端な曲として始まったんだ。僕がニューヨークまで車で行って、初期のボブ・ディランのデモを聴いているとき、彼がピアノを弾いた録音を送ってきたんだ」と説明しています。

 

「1929年にベントレー・ボーイズという無名のデュオが録音した「ダウン・オン・ペニーズ・ファーム」というとても古いフォークソングがあるんだ。1965年、ボブ・ディランは同じ基本曲を「Hard Times in New York Town」として書き直し、当時の彼とニューヨークのイメージに合うような歌詞にした。その伝統的な流れを汲みつつ、まったく異なるコード構成で、我々の「Hard Times」の歌詞を書き下ろしたんですが、若干、現代的になっていると思う。ハリケーン・カトリーナのときにニューオリンズから逃げ、ヒューストンに向かった家族がたくさんいて、中には戻らなかった人もいた。それが歌詞の1つのインスピレーションになったんです」

 

 「Hard Times (All Around)」



The Nude Party『Rides On』 

 


Label: New West Records

 

Release: 2023年3月10日

 

Tracklist:

 

1. Word Gets Around

2. Hard Times (All Around)

3. Midnight on Lafayette Park

4. Hey Monet

5. Polly Anne

6. Cherry Red Boots

7. Ride On

8. Tree of Love

9. Somebody Tryin’ to Hoodoo Me

10. Tell Em

11. Stately Prison Cell

12. Sold out of Love

13. Red Rocket Ride

Bartees Strange

英国出身で現在米国に拠点をおいて活動するジャンルレスのアーティスト、Bartees Strange(バーティーズ・ストレンジ)は2曲収録のシングルをサブ・ポップのシングルシリーズの一貫としてドロップしました。バーティーズ・ストレンジの音楽性は、ラップ、インディーロック、R&Bと、最近のハイブリッドな音楽シーンの潮流に合致するものとなっている。

 

新曲「Tisched Off」と「Keekee'in」の二曲は、Sub Popのシングルシリーズの一部としてリリースされた。「Tisched Off」は、インディーロックをラップでリフしたような不協和音が特徴、「Keekee'in 」はギタリスト/Daniel Kleedermanと共同制作したホームレコーディングのトラックとして発売された。

 

「Tisched Off」についてバーティーズ・ストレンジはこのように語っている。


新進気鋭のミュージシャンとして、競合するアーティストの多くが自分よりはるかに多くのお金とリソースを持っていることに気づいたとき、とても特別な痛みが生じます。この曲は、そんな彼らを少しばかり揶揄しています。Tischは、NYUのファッションスクールみたいなものですよ。BKに住んでいた時、その学校からすぐに出てきた若いパンク・バンドや実験的なアーティストの一団に遭遇したんだ。そんな人たちにどうやって対抗するだろう? 彼らは非常にリアルなリソースを持っているんです。とにかく、これは私が面白がっているだけなのです。

 

そして、もう一曲の「Keekee'in」について、バーティーズはこのように説明している。


この曲は私にとって非常に特別な曲です。Car Seat Headrestとのツアー中、バンドはCovidを使用していました。僕はギタリストのダンと一緒に彼の実家の地下室に寝泊まりしていたんだ。自分たちが持っている道具だけを使って何か書けたらクールだろうなと思ったんだ。楽器はすべてその部屋にあったものでやった。マッチ棒、ドラム用の枕、ランダムなキーボード、などなど。この曲は、一緒に仕事をしようと思っていたあるビジネス・パートナーに対して抱いていた感情を吐き出すために書いたものなんだ。本当に信頼できる人がいるということが、どれだけ貴重なことかということを考えていた。そして、そういう人がいかに少ないかということもね。

 

©George Muncey

イギリスのラッパー、slowthaiがサード・アルバム『UGLY』からニュー・シングルを公開した。Shygirlのバックヴォーカルをフィーチャーした「Feel Good」は、長年のコラボレーターであるTHE RESTが、ファンから寄せられた映像をもとに企画・監督したミュージック・ビデオで登場します。下記よりご覧ください。


2021年の『TYRON』に続く『UGLY』は、Method Recordsから3月3日にリリースされます。


 

©︎Angella Choe

Indigo De Souzaは、2021年のアルバム『Any Shape You Take』に続く作品を発表しました。そのタイトルは『All of This Will End』で、4月28日にSaddle Creekからリリースされる。(特集記事はこちらよりお読みください)


ノースカロライナを拠点とするこのシンガーソングライターは本日、アルバムのリード・シングル「Younger & Dumber」と共に、彼女が母親のキンバリー・オーバーハマー(アルバムのカバー・アートも担当)と共にデザインし構築した服と、ヘンリー・シアロンがデザインしたマスクを使ったビデオを公開しています。また、De Souzaの今後のツアー日程も発表されています。


「All of This Will Endは、私にとってこれまでで最も真実味のある作品です」と、De Souzaはコメントしています。Younger & Dumber』について、彼女は次のように述べています。


「Younger and Dumber」は、私の感情的・精神的な人間体験の洪水ビームである。ゴミや暴力、悲しみが残酷に散らばった世界に打ちのめされて育った私が、どういうわけか同じ場所に存在する美や目的、無限の愛を見出しているのです。

 

この曲を書いたとき、私にとってこの曲は本当に感情的に激しく感じられました。自分の家に座っていたら、まるで他の力によってすでに書かれていたかのように、すっと流れてきたんだ。

 

歌詞の多くは、自分の経験が自分を作るという考え方に由来している。私は10代の頃、重い闇と機能不全に耐えました。でも、もしそういうことを経験していなかったら、今の私はないでしょう。若いうちは何もわからないけど、経験から学んで、生きてきた人間になる。

 

この曲はまた、それがどれほど心を痛めるかということでもある。鮮やかな好奇心、無邪気な想像力、喜びを持った子供としてスタートし、その結果、世界がある種残酷なものとなってしまうということだ。この曲は、すべての人のインナーチャイルドに宛てたラブレターなのです。生きていることがどれだけ非常識なことか、誰も教えてはくれない。何度、灰の中から立ち上がらなければならないか、それにはどんな勇気が必要なのか。


ビデオについて、彼女はこう付け加えた。


撮影のためにシロシビンを飲みました。キノコを食べているときのダンスは、とても独特なんです。その動きは、大地から太古の菌糸のネットワークを通じて電気が立ち上ってくるような感じがします。木や植物が私のために体を動かしてくれているように感じ、私はただ身を委ねているのです。

 

臆することなく、自分の本当の魂を体現することがいかに大切か、これまで以上に明確に感じられるようになった。なぜなら、私は特別な存在ではなく、はかない存在だからです。そして、他の人々が自分自身のもとに帰ってくるように動員することが、私の目的のように感じられるからです。社会的な夢遊病から目覚め、コミュニティや人間関係の中で深いつながりを作ることの重要性を考えること。

 

私たちが持つ時間と、私たちが養分を得ている大地の尊さを見いだすこと。原初の魔法を持つ自然を、学び、共に成長するものとして見ること。守るべきもの。



「Younger & Dumber」

 



Indigo De Souza  『All of This Will End』



Tracklist:


1. Time Back

2. You Can Be Mean

3. Losing

4. Wasting Your Time

5. Parking Lot

6. All of This Will End

7. Smog

8. The Water

9. Always

10. Not My Body

11. Younger & Dumber



Indigo De Souza 2023 Tour Dates:


Mar 1 – Savannah, GA – Lodge of Sorrows

Mar 3 – Okeechobee, FL – Okeechobee Festival

Mar 11 – Birmingham, AL – Saturn

Mar 12 – New Orleans, LA – Toulouse Theatre

Mar 14-17 – Austin, TX – SXSW

Mar 18 – Fort Worth, TX – Tulips (Southside Spillover)

Mar 19 – Houston, TX – Secret Group

May 13 – Salt Lake City, UT – Kilby Court Block Party

May 17 – Madison, WI – The Majestic

May 18 – Chicago, IL – Thalia Hall

May 19 – Detroit, MI – El Club

May 20 – Toronto, ON – Opera House

May 22 – Boston, MA – The Royale

May 23 – Philadelphia, PA – Union Transfer

May 24 – New York City, NY – Webster Hall

May 26 – Hamden, CT – Space Ballroom

May 30 – Washington, DC – 9:30 Club

May 31 – Carrboro, NC – Cat’s Cradle

Jun 2 – Atlanta, GA – Terminal West

Jun 3 – Asheville, NC – The Orange Peel

Aug 14 – Indianapolis, IN – TCU Amphitheater at West River State Park *

Aug 15 – Columbus, OH – KEMBA Live! *

Aug 17 – St Louis, MO – The Pageant *

Aug 18 – Kansas City, MO – Arvest Bank Theatre at the Midland *

Aug 19 – Minneapolis, MN – The Armory *

Aug 24 – Troutdale, OR – Edgefield *

Aug 25 – Vancouver, BC – Vogue Theatre *

Aug 27 – Bend, OR – Hayden Homes Amphitheater *

Aug 30 – Berkeley, CA – Greek Theatre at UC Berkeley *

Aug 31 – Los Angeles, CA – Greek Theatre *

Sep 1 – Del Mar, CA – The Sound *

Sep 6 – Las Vegas, NV – Brookly Bowl *

Sep 8 – Phoenix, AZ – The Van Buren *

Sep 9 – Santa Fe, NM – Santa Fe Opera *

Sep 10 – Morrison, CO – Red Rocks Amphitheatre *


* supporting Sylvan Esso


 


スウェーデンのソングライター、シャイ・マーティン(別名サラ・ヒェルストロム)は、控えめなので認めたがらないが、世界的なスターになるために必要な要素を備えている。彼女のニューシングル "Late Night Thoughts "のような、聴く人を夢見心地にしてしまう甘美な歌声がある。この曲は、5月19日に発売される彼女のデビューアルバム『Late Night Thought』のタイトル曲で、リズミカルで洗練された魅力的な曲です。


アルバム制作の過程について、shyは次のように語っている。「ルールはありませんでした。曲のイメージに合っていて、感情が伝わればそれでいい。ベッドルームで録音したような、生々しいアルバムにしたかったんです。曲を書いているときは、仕事をしていないような、安全な空間のように感じたよ」。 


タイトル曲について、shy martinは「どんなジャンルなのかもわからないし、何にインスパイアされたのかもわからない。ただ起こった曲のように感じた。今まで書いたものとは違う感じがして、それが僕にとっては面白いんだ "と語っている。


「Late Night Thoughts」のリリックビデオは以下からご覧下さい。ストリーミングでも視聴可能です。






Shy Martin  『Late Night Thought』




Label: Shy Recordings


Release Date: 2023年5月19日


Tracklist:


1. wish i didn't know you
2. late night thoughts
3. glued to the floor
4. grow old together
5. wait it out
6. don't let me forget you love me
7. got me thinking



オーストラリアのインディーロックトリオ、、Camp Copeが活動休止を発表した。ドラマーであるサラ・トンプソンはツイッターに、「まだまだ人生はこれからも続くけど、今は、全てを乗り越える時、そこにいた全ての人に感謝します。音楽業界は火の車なんだけど、あなた方が正気を保っていれば、それは対処できるはずです。お金よりモラルが大切」と書き込んでいます。


さらにメンバーのGeorgia Maqもまた、メモを投稿し、こう書いている。「私はCamp Copeが大好きで、私たちがしてきたことはすべて、一緒にしてきたことです。ありがとう」と綴っています。


昨年3月、キャンプ・コープは2018年の『How To Socialise & Make Friends』に続く最新アルバム『Running With the Hurricane』をリリースしている。ベーシストのケリー=ドーン・ヘルムリッチが、LPに込められたインスピレーションについて話してくれた。Georgia Maqは、2019年にソロ・デビュー・アルバム『Pleaser』を発表。12月には『Live at Sydney Opera House EP』を公開しました。


 

©Dinomoves and AJ

コーンウォール出身のインディーロックバンド、The GOLDEN DREGSが今週金曜日に4ADから発売される新作アルバム『On Grace &Dignity』の最終プレビュー「Vista」を公開しました。

 

GOLDEN DREGSは、Benjamin Woodsが率いるプロジェクトで、その巧みな言葉遊びは、苦労して得た経験と一致しているユニークなソングライターである。2月10日に発売されるニューアルバム「On Grace & Dignity」は、トゥルーロの風景と人々からインスピレーションを受けた作品です。

 

歌詞は、Graham Greenの短編小説「The Destructors」にインスパイアされたもので、思春期の少年たちが「燃え上がる世界を見るためだけの理由」でホームを焼き払う様子を想像している。


「Vista」

 


ニューヨークのデュオ、TOLEDOは、3月31日にGrand Juryから発売されるデビュー・アルバム『How It Ends』のデラックス・エディションを発表しました。

 

『How It Ends [UNRATED EDITION]』には、ニューシングル「Oak Hill」を含む7曲が追加収録されています。ニューシングルは以下でご視聴いただけます。ストリーミングはこちらから。


「『Oak Hill』は、私たち2人がようやく過去の関係を振り返って、私たちが通常執着する他人の欠点だけでなく、自分自身の過ちを見ることができた時点で生まれました 」と、デュオはプレスリリースで説明しています。「特に、若い男性は、自己の成長を装って人を利用することから逃げている。これは、若い頃にクソ野郎だったことを許してほしいという哀れな訴えなんだ」


 


Yaya BeyがニューEP『Exodus the North Star』を発表し、タイトル曲も併せて公開した。この6曲入りEPは3月24日にBig Dadaからリリースされる。Jay Daniel、Exaktly、Nativesunがゲスト参加している。 リードシングル「Exodus the North Star」は以下でご視聴いただけます。


「『Exodus the North Star』は私のなかで最も繊細な作品のひとつです」とベイは声明で述べています。

 

「これは、私が世界の喜びと愛をどのように見ているか、そして私が何を感じ、どうありたいかを熱望しているかということです。私は、黒人女性としての痛みや悲しみを音楽にする専門家になりました。黒人は自分の物語を語り、痛みを共有する達人ですが、同時に喜びと想像力の達人でもあります。私たちは常に、自分たちの経験をどう錬金術にかけるか、自分たちの状況をどう再想像するかについて、世界的な対話をしてきました。ラヴァーズ・ロックとR&Bの結びつきから、ゴスペルとハウスの結びつきまで。私たちの喜びは集合的な努力です」


「私はこの世界で自分の存在がどうあってほしいかについて書くことはほとんどありません。これは私にとって新しいレベルの脆弱性です。自分の欲望を宣言すること。私が学ぶに値するもの。これは私の仲間たち、長老たち、そして私と共にこの仕事に取り組んできた祖先への感謝の気持ちです。未来に乾杯」

 

 

 

 

Yaya Bey 『Exodus the North Star』 

 

 

Label: Big Dada

Release: 2023/3/24


Tracklist:


1. Exodus the North Star

2. On the Pisces Moon

3. When Saturn Returns

4. Munerah

5. 12 Houses Down

6. ascendent (mother fxcker) [feat. Exaktly]

 

 

Pre-roder:

 

https://yayabey.bandcamp.com/album/exodus-the-north-star 


 

©︎Mark Mcguiness

UKのポスト・パンクバンド、Gilla Band(ギラ・バンド)が新曲「Sports Day」を公開しました。この曲は、ギラ・バンドの最新アルバム『Most Normal』収録のシングル「Post Ryan」のビデオも手がけたMichael Speedが監督したビジュアルと合わせてリリースされています。


フロントマンのDara Kiely(ダラ・キーリー)は、「『Sports Day』は、恥ずかしい事実を(ありがたいことにディストーションマイクで)発表することなんだ」と声明で説明しています。

 

「子供の頃についた変な嘘、かつて自分が素晴らしいと思った下手な技術、そして今でも同じ人に持ち出す繰り返しのセリフ。題材は、12歳の私が、サッカーが下手でプロにはなれないと思い知らされたこと。同じような年齢で、運動会のメダルにおやすみなさいと言ってから寝る(参加賞のメダルにもキスする)という独特の習慣があったこと。ただ顔を出しただけなのに、妙に誇らしげだ。その深みのない感覚を、PA(音楽機器)の入れ方がわからないという形で現代に繋げている。また、ソープ・オペラを密かに賞賛しながら、誰に対しても常にビートルズの話をしていました」


「Sports Day」

 



Gilla Band 2023 Tour Dates:

Feb 10 – LA, CA, USA – Teragram Ballroom
Feb 11- Berkeley, CA, USA – Cornerstone Berkeley
Feb 13 – Portland, OR, USA – Mission Theater
Feb 14 – Vancouver, BC, CANADA – Wise Hall
Feb 15 – Seattle, WA, USA – Sunset Tavern
Feb 21 – Brooklyn, NY, USA – Brooklyn Made
Feb 22 – Philadelphia, PA, USA – Johnny Brenda’s
Feb 24 – Cambridge, MA, USA – Sonias
Feb 25 – Washington, DC, USA – DC9
Feb 27 – Chicago, IL , USA – Lincoln Hall
May 26 – Birkenhead, UK – Future Yard
May 29 – Brussels, BE – Botanique Orangerie
May 31 – Poitiers, FR – Le Confort Moderne
Jun 1 – Biarritz, FR – Atabal

 

Lana Lubanyがニューシングル「POINT OF NO RETURN」を発表しました。ロンドンを拠点に活動するシンガーソングライターは、パレスチナとアメリカの両国にルーツを持ち、人生の様々な側面から彼女の音楽を照らし出しています。Arlo ParksやMiso Extraを輩出したニューミュージック・ハブ”Beatnik Creative”と共同で制作した新EP「THE HOLY LAND」は、スタイリッシュなオルト・ポップと彼女のパレスチナの伝統性を巧みに融合させた作品となっています。

 

EPはBen Thomsonと共に制作され、大胆なシングル「POINT OF NO RETURN」がリードシングルとして公開されています。ほのかな憂愁に包まれたこの曲は、音楽を起点とし、喪失と悲しみをめぐるささやかなストーリー。Lana Lubanyはこの曲について以下の通り説明しています。

 

「この曲は、出口がないように感じるほど深い悲しみの感覚を探求している曲です。鏡の中で自分を見つめ返している他人さえも認識できないほど迷っているのです。長年の共同作曲者であるベンと共に、この絶望的な感情を反映した、不吉で不穏な感じのする、映画的で広大な音の風景を作りたかったんだ。

 

 

Syounen Knife

大阪のパンク/インディー界の伝説、(カート・コヴァーンも影響の大きさを公言したことのある)少年ナイフがニューアルバム『Our Best Place』を2月15日にP-VINE/Good Charamel Recordsからリリースします。4年ぶりのアルバムとなる本作は、彼らのホームである大阪で制作されたそうです。またP-VINEから発売となる国内盤にはボーナス・トラックが三曲収録されます。

少年ナイフは、ラモーンズとザ・ジャムの中間的を行く少年ナイフらしさが満載のオープニング・トラック「MUJINTO Rock(無人島ロック)」を初公開しました。Rocco Canvasが監督したストップモーション・アニメーションビデオは、無人島での生活における楽しいパーティーが描かれています。

 

 

新作アルバム『Our Best Place』のプレスリリースの説明は以下の通りです。

 

本作においては、初期4作品にも通じるちょっぴりストレンジなポップ・パンク風味が復活!原点回帰とも言える、とりわけ長年のファンにはたまらない仕上がりになっています。 


ザ・ジャム+バスコックスなリード・トラック「Nice Day」や「MUJINTO Rock」といったポップ・パンク・チューン。



 

まさに原点回帰なストレンジ・ポップ「バウムクーヘンの話」、とはいえ、やはり外せないハード・ロック・ナンバー「Ocean Sunfish」といった新曲に加え、2003年にロフト・レコードのコンピレーション『Girls L.T.D - Girls Like To Dance』に提供・収録され、ガールズ・バンドのアンセムともなっていた「Girl's Rock」の再録ヴァージョン。

 



なおこが敬愛するバンド、パイロット(初期ベイ・シティ・ローラーズのメンバー二人によって結成されたスコットランドのバンド)の「Just A Smile」のカヴァーの全10曲!

 さらに、「Girl's Rock」の新たな英語ヴァージョン、「Nice Day」の60’sミックス、「バウムクーヘンの話」の英語ヴァージョン「The Story Of Baumkuchen」の3曲をCDのみのボーナス・トラックとして収録しています。


 

 

「MUJINTO Rock」



少年ナイフ 『Our Best Place』

 


 
Label:P-Vine/Good Charamel Records

Release: 2023/2/15


Tracklist:

1. MUJINTO Rock
2. Nice Day
3. The Story of Baumkuchen
4. Vamos Taquitos
5. Spicy Veggie Curry
6. Girl's Rock (2023 Version)
7. Afternoon Tea
8. Ocean Sunfish
9. Better
10. Just a Smile
 
+
 
11. Nice Day (60's Mix)*
12. The Story Of Baumkuchen*
13. Girl's Rock (English Version)*
 

*Bonus Tracks for CD(国内盤のみボーナストラックが収録)
 
 


 



©Ian Laidlaw

米国の実力派シンガーソングライター、Sharon Van Etten(シャロン・ヴァン・エッテン)はデビュー・アルバムの11周年を記念するリイシューのリリースを発表し、「Serpents」の未発表のミュージック・ビデオを公開しています。下記よりご覧ください。

 

『Tramp (Anniversary Edition)』Jagjaguwarから3月24日にリリースされ、オリジナル収録曲に加えてには未発表曲「This Is Too Right」が収録されます。


今回の未発表MVでは、USオルタナティヴ・ロックバンド、Galaxie 500のNaomi Yangが、「Serpents」の監督を務めています。これは2012年に撮影されたものの公開されなかったものなのだそうです。


ナオミ・ヤンはプレスリリースを通じて、次のように語っています。「"Serpents "を聴いたとき、曲の中の感情、生の怒りに衝撃を受けました。曲の中に表現されているシャロンの怒りが、物理的な空間に現れているのです」、さらに付け加えた。「2012年1月の寒い日に、友人から借りたイーストビレッジのロフトでミュージックビデオを作りました。私が撮影し、スザンヌ・サジックがプロジェクターを操作し、シャロンが演奏しました。このたび、『トランプ』の11周年を記念して、『サーペント』の映像がようやく見られることになり、嬉しく思っています」


さらにシャロン・ヴァン・エッテンはこのミュージックビデオについて「このアルバムを作ったとき、私はちょうど30歳だったかもしれないが、迷って、壊れて、傷つきやすい子供だった。このアルバムに参加している全てのミュージシャンは、私がこれまでにない方法で命を吹き込み、パフォーマンスをするのを助けてくれた」とプレスリリースで語っています。


『Tramp』はヴァン・エッテンにとってJagujaguwarからの記念すべきファーストアルバムであり、出世作ともなった。そして、米国の人気トーク番組”Late Night with Jimmy Fallon”で「Serpents」を披露し、初めてテレビ出演しています。同じく米国のロックバンド、The NationalのAaron Dessner(アーロン・デスナー)が『Tramp』をプロデュースしている。その後、Taylor Swiftなど大物アーティストとの仕事で有名になった。

 

「Serpents」では、ヴァン・エッテンに印象的なバックバンドをフィーチャーしている。アーロン・デスナー(スライド、ギター、ベース)、ブライス・デスナー(エボ・ギター)、ウォークメンのマット・バリック(ドラム)、ダブマンのトーマス・バートレット(キー)、ワイ・オークのジェン・ワズナー(ボーカル)である。



「Serpents」


 

また、Van Ettenは今回のリイシューについて、次のような長い声明を発表していますのでお読みください。


「親愛なる読者の皆様へ。


1、2年前、ナオミ・ヤン(Galaxie 500)が、2011年の『Tramp』制作中に、アルバム発売直前に一緒に作ったビデオを再発見して、私に連絡してきました。それは「サーペント」という曲のためのものでした。当時、私はミュージックビデオの経験があまりありませんでした。自分がビデオの中心になることにとても不安を感じていたんです。自分の悪魔に立ち向かう準備ができていなかったのかもしれない。おかしな話だけどね。書くことや演じることはできても、それに向き合い、カメラの前で魂をさらけ出すことは、まったく別のことのように感じたし、自分を見つめたとき、自分の肌に違和感を覚えたんだ。私は、このビデオを公開しないことにした。


パンデミック時のナオミのメールを読みながら、この若い頃の自分を見ていると、私が曲やビデオという形で表現しようとしている感情に共感を覚えました。自分の魂を共有し、同じように答えや解決を切望している人たちとつながりたいという気持ちが、自分の中にあったのです。


そして、『Tramp』の発売記念日を迎えるという、不思議なタイミングになりました。ロサンゼルスや故郷のバブルの中にいながら、ニューヨークで過ごした日々を考えていました。落ち着きのなかった自分が、今は落ち着いて安定していることを考える。アーロン・デスナーは、私が猛烈な勢いでデモを送った後、私にチャンスを与えてくれたことを考えます。彼は、私のGarageBandのデモのヒスノイズと下手くそなボーカルを見抜き、私が何か言いたいことがあるのだとわかってくれたのです。彼は、僕が指で叩いたクソみたいなドラムのビートを聴いて、僕の中にあるロック小僧ぶりを知っていたんだ。オリジナルのデモを聴いた後、彼がFender Jagを私に渡し、「Serpents」を演奏するように言ったときのことを思い出します。彼は私に大きな声で怒りを叫び、自分自身の痛みに根拠と正当性を感じる自信を与えてくれたのです。彼は私に、自分の作品にカタルシスを見出すためのツールを与えてくれたのです。それ以来、私はそれをずっと持ち続けています。


この2年間、西海岸にいた私は、ニューヨークのコミュニティを振り返り、永遠に感謝しています。多くの友人や仲間たちが、このデモをアルバムに仕上げるために手を貸してくれました。私のオリジナル・ツアー・バンドのダグ・キースとベン・ロード、ローガン・コール、アントラーズのピーター・シルバーマン、シー・キープス・ビーズのジェシカ・ララビー、ダブマンのトーマス・バートレット、yMusicのロブ・ムース、ワイオークのジェン・ワーサー、ジュリアナ・バーウィック、ベイルートのザック・コンドン、ザ・ウォークメンのマット・バリック、クラリス・イエンセン、ベン・ランツ、ブライスデスナー、ザ・ナショナルのブリアン・ディベンドルフなどなどです。


レコードに収録されなかった「This Is Too Right」という曲のことは、ほとんど忘れていた。この曲は私が初めて書いたギターリフのひとつで、Jenn Wasnerが一緒に歌ってくれた。この曲は、自分がどれだけ恵まれているかを信じていないことを歌っている。もう片方の靴が落ちてくるような。私は今でも自分が経験し、達成できたことにとても幸運を感じていますし、皆さんと一緒にこの記念日を祝うことができてとても幸せだと感じています。素晴らしいミュージシャンたちが私の周りに集まって、私が自分の声を見つける手助けをしてくれたことは、とても意味のあることだと思います。人生においても仕事においても、まだまだ解明しなければならないことがたくさんあるけれど、みんなバラバラになっても、今日までサポートとコミュニティを感じている。このレコードの制作を手伝ってくれた人たち、そしてサポートしてくれた人たちに、私が抱き続けている愛と賞賛を感じてもらえたらと思います。新しいビデオとこの忘れ去られた曲で、このレコードを再び共有することで、新しいリスナーがこのアルバムに出会い、今日の意味と関連性を見出してくれればと願っています。このアルバムを作ったとき、私はちょうど30歳だったかもしれない。でも、私は迷子で、壊れて、傷つきやすい子供だった。このアルバムに参加しているすべてのミュージシャンは、私がこれまでにない方法で息を吹き返し、パフォーマンスをするのを助けてくれました。


この曲たちがあなたを元気にしてくれますように。私の愛をすべて送ります。


- シャロン・ヴァン・エッテン"

 



ピンク・フロイドのギタリスト、デイヴィッド・ギルモアと、元ベーシストで現在はソロ活動を中心に活動するロジャー・ウォーターズの両者の関係に難しい問題が生じています。発端となったのは、昨年報じられたロジャー・ウォーターズの反ウクライナ的な発言にあり、ウォーターズはライブにおいて反ユダヤ的な思想を交えたパフォーマンスを行っている。

 

昨日、デイヴィッド・ギルモアの妻であり、作家で、ピンク・フロイドの作品の歌詞を書いたことでも知られるポリー・サムソン氏は、ロジャー・ウォーターズに「根っからの反ユダヤ主義者」とソーシャル・メディアを通じて烙印を押し、公然と批判を行ったのです。


最近、ロジャー・ウォーターズはイスラエルに関するコメントやウクライナ戦争に対する姿勢で強い批判を受けています。

 

その発端となったのは昨年、彼は、ローリング・ストーン誌のインタビュー内でジョー・バイデン大統領を「戦争犯罪人」と呼び、同時に「イスラエル人は大量虐殺を犯している」と批判を行った出来事に因る。また、同インタビューの中で、彼は自らがウクライナ政府の支援する暗殺リストに挙がっていると公言しています。


ポリー・サムソンは、この件について、昨日、ソーシャルメディアに投稿し、ロジャー・ウォーターズを「反ユダヤ主義者」と非難した。さらに、「ウラジミール・プーチンの擁護者」と批判を繰り広げたのです。

 

一方のロジャー・ウォーターズ側は、その主張を真っ向から否定し、法的助言を求めていることを示唆しています。「彼についてなされた扇動的で不正確なコメント」と認識していると述べており、さらにミュージシャンは「現在、自分の立場についてアドバイスを受けている」と述べています。

 

 



そして、この動きに変化がありました。九時間前にロイター通信が報じたところによれば、ロシア政府は、水曜日の国連安全保障理事会で、表向きはウクライナへの兵器搬入について話すように、ロジャー・ウォーターズに依頼したというのです。

 

プログレッシヴ・ロックの伝説的な存在であるピンク・フロイドの共同創設者は、公然と反ウクライナを掲げており、ロシアが隣国を侵略したのはNATOの侵略と非難している。また、ウクライナの大統領夫人、オレナ・ゼレンスカに昨年9月に公開書簡を書き、彼女の夫であるヴォロディミル・ゼレンスキー大統領に和平を訴えるように勧め、欧米によるキエフへの武器供与に反対を唱えた。昨年のローリング・ストーンのインタビューで、ロジャー・ウォーターズは自分が "ウクライナ政府が支援する殺害リスト "に載っていると発言しています。


ロシアのヴァシリー・ネベンジア国連大使はロイター通信の取材に応じ、次のように付け加えた。「彼が何を言うか見てみよう。彼にはポジションがあり、明日それを聞くことになるだろう」「おそらく彼はロシアのために歌ってくれるだろう」

 

翌日、ロジャー・ウォーターズは国連の会議に出席し、リモートで発言を行い、武器供与について改めて反対意見を表明しています。


追記: 当記事に事実とは異なる内容がございましたので、後日、訂正いたしました。深くお詫び申し上げます。(2月21日)

©︎Cheryl Dunn

ニュージャージー州、ホーボーケンの40年近いキャリアを誇る伝説的なオルタナティブ・ロックバンド、Yo La Tengo(ヨ・ラ・テンゴ)が、2月10日(金)にマタドールから発売されるアルバム『This Stupid World』の最終プレビューとなる「Sinatra Drive Breakdown」を公開しました。これですべて先行シングルが出揃いました。


ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの「Sister Ray」の系譜に当たるラフでローファイ感満載の新曲は、NYのプロトパンクへの彼らの深い敬愛に満ちており、さらに瞑想的かつ幻惑的な響きを持ち合わせています。先に公開された「Aselestine」「Fallout」に続く作品となります。


また、ヨ・ラ・テンゴは、今年のフジロックでの来日公演を予定しています。フェスティバルに参加する方は、ぜひこの新作アルバムをチェックしてみてください。