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Caribouとして活動する電子音楽家、Dan Snaith(ダンスナイス)が、Daphni名義の新たなシングル「Arrow」を発表しました。これはどちらかといえば、チルアウトとアシッド・ハウスを絡めたミニマルなエレクロニカで、Bonoboの2019年のシングル「Linked」を彷彿とさせるようなトラックです。

 

今回、既にリリース済みのタイトルトラック、「Cloudy」、「Clavicle」、「Mania」に続く先行シングルで、Daphniの5年ぶりの新作アルバム『Cherry』に収録される予定となっています。

 

「”Arrow”は、じっとその場に座っていることに満足している曲のひとつなんだ」と、ダン・スナイスは声明で説明しています。

 

「ループし続けることに満足し、アレンジに凝れば凝るほど、満足できなくなるような曲なんだ。派手さはないし、大きなビルドやドロップもない...。でも、ダンスフロアで熱っぽい雰囲気を作り出すことができるはずだ」


『Cherry』はダン・スナイスが主宰するレーベル”Jiaolong”から10月7日にリリースされる予定です。


 


LAを拠点に活動するエレクトロ・プロデューサー、Jason W. ChungことNosaj Thing(ノサッジ・シング)が5作目のアルバム「Continua」を、LuckyMeから10月27日にリリースすると発表しました。


ノサッジ・シングは、ケンドリック・ラマー、チャンス・ザ・ラッパーのプロデューサーとしても知られており、日本でも真鍋大度とのコラボレーションで人気を集めているアーティスト。


ニューアルバム『Continua』のリリース発表に合わせて、ノサッジ・シングは韓国の人気バンド・ヒョゴをフューチャーした新曲「We Are」を公開している。系統としてはUKのダブステップに近いトラックです。


 

『Continua』は、家族の健康不安、不法侵入など、 Jason W. Chungの私生活における「地殻変動」を題材にしているという。今作には、Toro y Moi、ブロンド・レッドヘッドの Kazu Makino, serpentwithfeet, Sam Gendel, Coby Sey, Julianna Barwick, Pink Siifuなど、多くの豪華コラボレーション・アーティストがゲスト参加しており、2017年の前作アルバム『Parallels』に続く作品となる。

 

国内盤は12月9日にリリースされる。次いで、輸入盤のLPが2023年1月27日に発売される。

 


Nosaj Thing 『Continua』

 



Tracklist:
1. Continua ft Duval Timothy
2. My Soul or Something ft Kazu Makino
3. Process
4. Woodland ft serpentwithfeet
5. Blue Hour ft Julianna Barwick
6. Grasp ft Coby Sey, Slauson Malone & Sam Gendel
7. We Are (우리는) ft HYUKOH
8. Condition ft Toro y Moi
9. Look Both Ways ft Pink Siifu
10. All Over ft Panda Bear
11. Skyline
12. Different Life ft Eyedress


 

蓮沼執太は、今年始めに日本のタブラ奏者U-zhaanとの共作アルバム『Good News』をリリースして以来となるニューシングル「Weater」を本日リリースしました。

 

ニューシングルは、ソロアーティストとして2009年以来のインストナンバーとなる。コロナパンデミック前の2019年秋にブルックリンから帰国した蓮沼が、東京に所有するプライヴェート・スタジオで最初に取り組んだ楽曲となる。

 

音楽としては、テクノ/グリッチへの傾倒を伺わせるシングルとなっている。Buchaシンセサイザーを中心にシークエンスを組み、リズムから作り上げていったもので、マスタリングは木村健太郎が手掛けている。

 

また、蓮沼執太は、この最初のシングル「Weather」に続いて、今後、コンセプトを設けず、毎月一曲ずつシングルを発表していく新たなプロジェクトを立ち上げている。コロナウイルスのロックダウン以前のブルックリン滞在時から制作された楽曲からリリースしていくとのこと。下記に掲載するアートワークは池谷陸が手掛け、アートディレクションは田中せりが担当している。

 

 

 

 

蓮沼執太 「Weather」 New Single



リリース:2022年9月9日

 

ご視聴/ダウンロード: 


https://virginmusic.lnk.to/weather

 

 


©︎Laura Lewis


UKのプロデューサー、Derwin Dickerのプロジェクト、Gold Pandaが6年ぶりのソロアルバムのリリースを発表しました。

 

『The Work』は、11月11日にCity Slangからリリースされる予定となっています。Lenny Rothenbergが監督を務めたリード・シングル「The Corner」のビデオは以下よりご覧ください。


「何年か前に友人がDean Friedmanのレコードを聴かせてくれた。『The Wire』を見ていて、『Lydia』のセリフを聞いたとき、それをループさせていじりたくなった」新曲についてダーウィン・ディッカーは次のように語っている。

 

「何人かのラッパーのためにこの曲をビートにしようとしたんだけど、最初は上手くトラックメイクできなかった。

 

このアルバムを作るとき、サンプルを見つけ、新しいレコーディングの手法を持っていたから、ゼロから始めることにしたところ上手く行った。ラッキーシャイナーを作った時、みんなそのトラックでラップして、サウンドクラウドにアップして楽しかった。この曲をきっかけにして、そういうのが流行るようになっていったらいいなと思っているんだ」


「今はGold Pandaとして作る音楽が以前よりも快適になったよ」ディッカーはこのアルバムについて付け加えた。

 

「常々、クール "な音楽をやりたいとずっと思っていたけど、結局、自分が作りたい音楽しか作れないんだよね。だからこそクラブ・ミュージックを作るのは難しいんだと思う。自分がどこに当てはまるのかよくわからないし、まあ、それくらいの適当さが一番良いのかもしれないね」

 



Gold Panda  『The Work』

 

 

Tracklist:


1. Swimmer

2. The Dream

3. The Corner

4. The Want

5. I’ve Felt Better (Than I Do Now)

6. Plastic Future

7. New Days

8. The Spiral

9. Arima

10. Chrome

11. Joni’s Room


 


イギリス人プロデューサーBonoboがニューシングル「ATK」を公開しました。今年、サイモン・グリーンはフジロックフェスティバルで来日公演を行い、大好評を博しました。


エレクトロニック・ミュージシャンのBonoboは、ニューアルバム「Fragments」をリリースし、チャートで最大の成功を収めました。UKチャートでトップ10入りを果たしたこの新作アルバムは、この夏、素晴らしいライブを開催する予定ですが、Bonoboはすでにその先を見据えています。


ニューシングル「ATK」は、2022年1月中旬に発表された「Fragments」(ジョージ・ラカイがゲスト参加)と同時期に制作されたものである。これは、ボノボのDJセットやライブセットのためのツールとして始まり、Atakora Manu(アタコラ・マヌ: ギター奏者 ガーナのハイライフサウンドに電子音楽を取り入れた功績を持つ。ガーナ国内のジャズ・シーンで活躍した。1940-2015)の「Dada」をサンプリングし、ガーナのハイライフの作曲家の作品の一部を取り上げ、クラブミュージックを中心とし、驚くべきコンテクストとして仕上げられたアルバムとなった。


サイモン・グリーンのコメントは下記の通り。


「"ATK "は 『Fragments』と同時期に作られたものなんだ。最初はAtakora Manuの'Dada'をDJ用に編集したものだったんだけど、より充実した独自のトラックとなった。アルバムに収録するには理にかなっていない気がしたので、結局収録されなかった。よりダンスフロア向けのOUTLIERのリリースとして残しておきたかった...」


McGloughlin Brothersの指揮のもと、牧歌的な風景や落書きだらけの壁の中を進む、トリッピーなビデオは、視聴者を鮮やかでカラフルな列車の旅へと誘うこと必須だ。


さらにこのミュージックビデオ「ATK」を制作した撮影チームは次のようにコメントしています。


「私たちは、セレンディピティと知覚のアイデアを具現化したミニマルな映画を作りたかったのですが、世界は自発的に珍しい方法で体現することが出来るんです。
たとえば、もし、あなたがたが、電車の窓から電線やタイルが織り成す不思議なダンスを見たことがあるとしたら、それこそ私たちがこの映画で撮りたかった本質でもあるのです。つまり、この映像は、私たち自身の生きた「ゾエトロープ(編注:その名の通り、回転する筒の中に描かれた複数枚の絵をスリット(溝)からのぞき見ることで、あたかもアニメーションのように絵が動いて見える仕組み」なのです」


 

 

スコットランドのSimple Mindsはニューシングル「First You Jump」のPVを公開しました。シンプル・マインズはニュー・ウェイヴ初期の1979年にデビュー、実験的なポストパンクバンド時代を経て、1980年代半ばにスタジアム・バンドとして全米でもブレイクを果たしたグループです。

 

このニューシングル「First You Jump」は、10月21日に発売されるアルバム『Direction of The Heart』からの第2弾先行曲となります。全9曲入りのアルバムで、スパークスのRussell Maelがゲスト参加しており、緊迫した状況の中でバンドが高揚感を与えることを目的としている。

 

Simple Mindsのボーカリスト、Jim Kerr(ジム・カー)は次のようにコメントしている。

 

「この最悪の時代に、どうしたら気持ちの良いエレクトロ・ロックのレコードを作ることができるだろう? 「Direction Of The Heart」は、そのチャレンジの成果となっている。誰がこんなに楽しく作れると思っただろうか?」

 

「First You Jump」は、現代の不安を克服するための学習について歌った曲で、シンプル・マインズの長年のベーシスト、ゲド・グライムスとカー・バーチルが共作し、シチリアの古代劇場で撮影したミュージックビデオとなっている」

 

Ancient Theatre Taormina(イタリア、タオルミーナの古代劇場)で撮影されたこの素晴らしい映像は、記録破りのスコットランド人アーティストにとってふさわしいバックグラウンドとなっています。 

 

 



Photo: Darryl Webber
 

ブライトンを拠点とする長年のエレクトロニック・アウトフィット、Fujiya & Miyagiの作品が最後にファンの耳に届いたのは、2019年のアルバム『Flashback』でした。バンドの20年にわたるキャリアの中、彼らは一貫してエレクトロニック・ミュージックに対して熱烈かつ拡張的なアプローチをとり、ポップ、ハウス、ディスコ、アシッド、クラウトロックなどの要素を融合してきた。

 

彼らのディスコグラフィーは、数十年にわたるエレクトロニカのサンプリングとして機能しており、今回発表されたLP『Slight Variations』では、そのアプローチをさらに強化したものとなっています。


シンガー兼ギタリストのDavid Best(デヴィッド・ベスト)は、次のように説明する。「Slight Variationsというタイトルには2つの意味がある。

 

「ひとつは、生物学的にはほとんど同じなのに、その違いが私たちを定義し、摩擦や誤解を引き起こす傾向があるということ。もうひとつは、私たちのレコードはどれも似たような音に聞こえるが、私にはどれも全く違う音に聞こえるという指摘に対する頷き。僕らがやること全てに共通していることだけど、僕たちは常に物事を前に進めようとしてきた」


フルアルバム『Slight Variations』はバンドが主宰するレーベル、”Impossible Objects of Desire”から9月30日にリリースされる。この発表に伴い、バンドはアルバムのタイトル曲を公開しました。


「”Slight Variations "は、ハウスとディスコのビートに、Everything Shookの鋭いファンクギターとバックボーカルが加わった、ダンスフロア向けの曲です。この曲は、ハウスとディスコのビートに、Everything Shookのシャープなファンク・ギターとバッキング・ヴォーカルが加わり、中毒性の高いサウンドとジャンルの統合を実現しています。”Slight Variations "は、エレクトロニック・ミュージックやダンス・ミュージックの様々なサブジャンルに対する彼らの愛情が感じられ、洗練され推進力のあるトラックでありながら、閉鎖的で催眠的なトラックになっています」



Credit: Clifford Usher

 

Dawn Richard(ドーン・リチャード)とSpencer Zahn(スペンサー・ダーン)が新しいコラボレーション・アルバムを発表しました。

 

『Pigments』はMerge Recordsから10月21日にリリースされます。アルバムには、「Coral」「Sandstone」「Indigo」「Vantablack」の4曲が収録。「Vantablack」は、Richardの初監督作品となるミュージックビデオも公開されている。


「Pigments」は、リチャードによると "壊れたブラシで絵を描く人 "の物語で、このプロジェクトを、ファンクバンドChocolate Milkの父Frank Richardへのトリビュートとして説明している。

 

「私や私のような人たちに配られた道具は、ピカピカしていないように感じた」と彼女は説明する。

 

「でも、それでも私たちは美しい絵を描いた。このアルバムは、夢想家であること、そして最終的に自分の持っている顔料を愛すると決めた場所に到達することを意味する」


ニューアルバムのレコーディングには、スチュアート・ボギー(クラリネット)、マイク・ホールドマン(ギター、サンプル電子楽器)、マルコム・パーソン(チェロ、バイオリン、ビオラ)、デイヴ・スカリア(ドラム)、カーク・シーンヘル(エレクトリックギター)、ジャス・ウォルトン(テナーサックス、フルート)、ダグ・ウィーゼルマン(クラリネット)らが参加している。


Pigmentsは、ドーン・リチャードにとってMergeでのデビュー作となり、Second Lineに続く作品です。リチャードは、ザーンの2018年のデビュー作『People of the Dawn』で初めてコラボレーションを行っている。






Dawn Richard and Spencer Zahn 『Pigments』 
 
 

Tracklist:

1. Coral
2. Sandstone
3. Indigo
4. Vantablack
5. Sienna
6. Cerulean
7. Opal
8. Saffron
9. Crimson
10. Cobalt
11. Umber
Snow Tha Product,Steve Aoki,Santa Fe Klan  


以前発表されたシングル「Whole Again」がリリースから一ヶ月で早くも累計300万回再生越えを記録。その勢いも冷めやらぬ中、スティーヴ・アオキは、本日、EDMの枠を飛び越えたニューシングル「Ultimate」をリリースします。 シングルの発表に合わせてMVも公開されていますので下記よりお楽しみ下さい。


この楽曲は9月16日発売されるスティーヴ・アオキのニューアルバム「Hiroquest」の先行シングルとなります。


今回のシングルでは、YouTubeの登録者数が約1,000万人を誇るメキシコのラッパー、Santa Fe Klan(サンタ・フェ・クラン)、メキシコのトップチャートを賑わすラッパー、Snow Tha Product(スノー・ザ・プロダクト)とユニットを組み、“キング・オブ・レゲトン”と称されるダディーヤンキーを彷彿とさせる、今までのスティーヴ・アオキとは一線を隠すダンスミュージックとなっている。


本日発売のニューシングル「Ultimate」は、既存のEDMの枠に収まりきらない、個性豊かなコラボが堪能できる楽曲として注目です!!

 


「Ultimate」 MV

 

 



Steve Aoki 「Ultimate (ft. Snow Tha Product)」 New Single

 




リリース日:2022年8月26日(金)

レーベル:ASTERI ENTERTAINMENT

形態:ストリーミング&ダウンロード

 

URL:

 

https://asteri.lnk.to/ultimate


 

 

Steve Aoki  ーBiographyー

 


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マイアミ生まれ。カリフォルニア育ち。グラミー賞に2回ノミネートされている音楽プロデューサー、世界的に活躍するスーパースターDJ。


本名はスティーヴン・ヒロユキ "スティーヴ” アオキ。1977年11月30日生まれ。


元オリンピック日本代表レスリング選手、ロッキー青木を父に持ち、モデル / ハリウッド女優でもあるデヴォン青木を妹にもつ名家に生まれる。


1996年、19歳の若さでインディーレコードレーベル「Dim Mak」を設立。


1年の365日中、300日がツアーという過密なスケジュールをこなしながら、
音楽プロデュー サー、DJ、レーベルオーナー、ファッションブランドのマスターマインドなど多岐にわたり活躍している。


米『フォーブス』誌が毎年発表する「世界 DJ 長者番付」では3年連続トップ5にランクイン、またイギリスの人気クラブ、DJ雑誌『DJ MAG』の「世界人気 DJ ランキング」でも6年連続トップ10入り。


『Neon FutureⅠ』(2014年)、『Neon FutureⅢ』(2018年)は全米ダンス・チャート1位獲得。


2019年は Ultra Japan のヘッドライナーとして来日したほか、全世界で合計210本のライブを敢行している。


彼の日常に迫ったドキュメンタリー映画『スティーヴ・アオキ: I'll Sleep When I'm Dead』は2017年2月に開催された59回グラミー賞の「最優秀ミュージック・フィルム賞」にもノミネートされている。


さらに、主に再生医療と脳科学の発展のために設立した "AOKI FOUNDAION" を運営、また自身が熱心なゲーマーであり、E-Sports 組織「ROGUE」のオーナー、創設者としても精力的に活動している。

今月初めに最初のシングル「Let It Happen」を発表したLouis Coleは、『Quality Over Opinion』からのセカンドカット「I'm Tight」を公開し、自ら監督したビデオも公開しています。

 

「この曲は、約100種類のファンクの細胞を録音し、その中から好きなものを選んで曲にしたものだ」とColeは説明している。「この曲のためにベース・パートを何度も練習した」とコールは説明している。


2018年のアルバム『タイム』に続く20曲入りの新作アルバムは、コールが自宅スタジオで作曲、演奏、プロデュースを行い、ジュヌヴィエーヴ・アルタディ、サム・ジェンデル、クリス・フィッシュマン、ネイト・ウッド、マーロン・マッキー、カート・ローゼンウィンケルが参加した作品となっている。


「このアルバムは、私ができる限り最高の、最もパワフルで聴きやすい音楽を作ろうとしていることを表現しています。自分自身のため、そして他の人のためにこのアルバムは、私ができる限り最高の、最もパワフルで聴き応えのある音楽を作ろうとしていることを表現している。自分のため、そして他の人のためにも」

 



アルバム『Quality Over Opinion』は10月14日にCD、数量限定のCD/LP+Tシャツセット、LP、デジタルでリリースされる。
 
 
国内盤CDには歌詞対訳・解説が封入され、ボーナストラック「I Forgot Your Birthday (feat. Spencer Cole)」が収録される。LPは通常盤(ブラック・ヴァイナル(に加え、限定盤(クリア・ヴァイナル)、日本語帯付き仕様の限定盤(クリア・ヴァイナル)の3形態でリリースが予定されている。
 
 

Louis Cole 『Quality Over Opinion』
 
 

 

Tracklist:

  1. Quality Over Opinion
  2. Dead Inside Shuffle
  3. Not Needed Anymore
  4. Shallow Laughter
  5. Bitches (feat. Sam Gendel)
  6. Message (feat. Chris Fishman & Nate Wood)
  7. Failing in a Cool Way
  8. Disappear
  9. I’m Tight
  10. True Love
  11. Planet X
  12. Let Me Snack (feat. Marlon Mackey)
  13. Forgetting
  14. Park Your Car on My Face
  15. Don’t Care (feat. Genevieve Artadi)
  16. Laughing in Her Sleep
  17. Outer Moat Behavior
  18. When (feat. Kurt Rosenwinkel)
  19. Let it Happen
  20. Little Piano Thing

Hot Chip 「Freakout/Release」

 


Label:  Domino 

Release:  2022年8月19日


Listen/Streaming


 

UK,ロンドンのエレクトロ・ポップバンド、Hot Chipの先週の金曜にリリースされた最新アルバム「Freakout/Release」は、心楽しいテクノ/ファンク/R&Bサウンドが軽妙かつノリノリに展開されている。

 

ニューヨークのLCDサウンド・システムとの比較もなされる、これまで良質なリリースをつづけてきたこのバンドは今作においてもやることは何ら変わりはない。ダンサンブルなポップス、軽快なテクノチューンによってフロアシーンを熱くするようなサウンドを繰り広げている。 

 

オープニングを飾る「Down」で、ホット・チップはディスコやR&B調のサウンドスタイルを取り入れ、そこにヒップホップ的なループスタイルを作り上げている。ここでは、ソウルミュージックへのコアな興味が示されており、同国のソウルデュオ・Jungleに近いスタンスが採られている。彼らは、常にフロアにいるオーディエンスを踊らせることを念頭において曲を生み出しているものと思われるが、このトラックでこのバンドを知らないリスナーの心をしっかり鷲掴みにしてみせる。

 

他にも、LCDサウンド・システムのように、デトロイト・テクノに触発されたシンプルでありながらエネルギーに満ちたダンサンブルなビートが軽快に展開されているが、タイトルトラック「Freakout/Release」ではボコーダーを使用し、往年のクラフトワークのようなロボット風のテクノにも挑戦している。ホット・チップの楽曲は、最初期のカサビアンのようなパンチを持ち合わせており、オーディエンスを熱狂に導くようなパワー、そしてビートを与える強いグルーブ感を持ち合わせているため、これらのサウンドは自宅でのリスニングに最適なだけではなく、実際のライブパフォーマンスでも彼らのサウンドを聴いてみたいと思わせるものがあるはずだ。

 

特に、Hot Chipはそれらのダンサンブルな性格だけでなく、良質なメロディーセンスを持ち合わせている。「Broken」では、ソフト・ロック風の爽やかなポップスに挑戦しているが、これらは大人な味わいを漂わせており、実に通好みのトラックと言える。 さらには「No Alone」や「Time」では、Tychoを思わせるようなモダンテクノサウンドにもチャレンジしている。これらは、純粋なエレクトロ/テクノサウンドにとどまらず、軽快なポップスとの融合を果たし、次世代のUKエレクトロが生み出されている。これらの楽曲には、軽妙さを損なわせない、しなるようなビート感が存在する。ビートを与えるだけではなく、聞き入られせる魅力を併せ持っている。

 

さらに、ラストトラック「Out Of My Depth」では、他の曲とは性格の異なる古き良きUKポップスを彷彿とさせるバラードソングでこのアルバムは幕引きを迎える。淑やかなストリングスアレンジが込められた映画のサウンドトラックのようなトラックではあるものの、しかし、単なるポップス/バラードと侮ることはできない、ここには、やはりホット・チップらしい新旧のテクノミュージックに対するリスペクトが込められているのである。


『Freakout/Release』は、実のところ、私にとって最初のホット・チップの刺激的なリスニング体験となった。本作は、表向きのバンドのイメージよりも大きな価値を持つアルバムといえる。大衆性とこのバンドのテクノに対する深いリスペクトが偏在する一作ではあるものの、決してそれは軽薄なポピュリズムに堕しているというわけではない。信じられないことに、ホット・チップのメンバーは、それらの軽妙でチープな雰囲気を、あえて演出してさえいるのかもしれない。これは無類のテクノ・フリークが生み出したエレクトロポップの快作と呼べる。

 

 

84/100

 

 

Featured Track 「Freakout/Release」

 


Nation of LanguageのAidan Noell(エイダン・ノエル)は、A Number of Namesの優れたテクノトラックを再構築した「Sharevari」を先週末にリリースしました。これは新進気鋭のシンセポップバンド、Nation of Languageのメンバーとして知られるノエルのソロ3作目となる。

 

ダンスパンクバンドとして知られるLCD SoundsystemのNancy Whang(ナンシー・ウォーング)をフィーチャーした「Sharevari」は、デトロイト・テクノの最初期の作品として知られるこの曲を現代的にアレンジしたものとなっている。

 

また、同ニューヨークのエレクトロ・ポップ・デュオ、Holy GhostのNick Millhiser(ニック・ミルハイザー)がプロデュースした「Sharevari」は、トランスとシンセを融合させたエレクトロニック・ダンスフロアトラックです。ダークに重なり合うシンセサイザーは、排他的なアンダーグラウンドクラブをイメージさせ、反復するボーカルコーラスはレイヴシーンやEDMを思わせるものだ。



エイダン・ノエルは、この曲に込められた現実逃避における偉大な力を次のように説明します。「この曲を作ることは、少しの間、他の誰かになることでもある。私たちの周りのすべてが困難で耳障りで、現実的な時代に、この6分間だけは完全にファンタジーに浸ることができるはずです」


 


CLARKが今週末、アルバム『Body Riddle』収録曲「Frau Wav (Brief Fling)」の貴重な別バージョンのサイケデリックな作風の公式オーディオビデオを公開している。下記より御覧下さい。 

 

 

 

Warp Recordsは9月30日に『Body Riddle』のリマスター盤を、同日に『05-10』と題された貴重な未発表曲のダブルアルバムとともに再発する予定です。

 

16年の時を経て『Body Riddle』を振り返ったクラークは、次のように語っている。「また聴くことができて面白い。ある人々にとっては重要な意味を持つアルバムになったようだが、私にとっては単なる私のアルバムのひとつに過ぎない。


「というのも、このアルバムはとてもダイナミックで、あちこちに散らばっていて、厄介なんだけど意図的で、その厄介さが意図的に感じられ、アクシデントが光となり刺激的に感じられ、それは私が常に音楽で捉えたいと思っている精神でもあるんです。

 

音楽を聴いていると、その音楽が全体としてまとまりがなく、すべてが整然としていてうまくいくはずなのに、何かがうまくいかないことがあります。私は常に、部分の総和以上の音楽を作りたいと願っています。このアルバムがそうであるかどうかはわかりませんが、このアルバムは確かにそうであろうとした結果、多様なスタイルが並存しながらも、アルバム全体として首尾一貫したものとなっています。


私はいつも、ストリーミングサービス用のトラックではなく、アルバム単位で曲を書くようにしています。

 

アルバムという形式が生きていようと、地球上で100人しか愛していないだろうと、私は常に、アルバム・アーティストであり続ける。アルバムの長さは完璧で、短編小説のようなもので、一回で終わる、多すぎることもない。アルバムなら、散歩がてらヘッドフォンで聴ける。『Body Riddle』はまさに「散歩がてら一気にアルバムを聴く」ようなレコードです。クラブ・レコードになろうとはしていない、純粋なリスニング・ミュージックなんです」

Tycho

 

米国のエレクトロカ・ミュージシャン、Tycho(ティコ)がIT企業”Back To Mine Mix”と新たなオープンプラットフォームの設立を発表した。エレクトロニック・プロデューサーのティコは、テクノロジー企業のMedallion(medallion.fm)と共同開発で、アーティストからファンへのダイレクトなプラットフォーム"Tycho Open Source"を立ち上げ、忙しい日々を過ごしている。


新鮮なアイデアを共有するための手段として、メンバーは新しいコンテンツやコラボレーションの機会を独占的に得ることができるという。このオープンソースの開発に際して、ティコは次のようなメッセージ動画を公開しています。 

 


Tychoの最新プロジェクトは、9月30日に発売されるBack To Mineシリーズのためのスペシャルミックス、「Back To Mine Compilatin」となる。このコンピレーションシリーズは、フレンドリーな雰囲気が特徴で、ティコはこの新たなプロジェクトにぴったりだとコメントしています。


「私はかれこれ25年以上音楽を作っていますが、まだプロジェクトは始まったばかりだと感じています。今回のアルバム『Back To Mine』では、クラブやバーニングマンでのセットよりもさらに一歩踏み込んで、ヘッドフォン、別世界、シネマティック、サウンドスケープの空間に入り込む機会を作ろうと思いました。このアルバムはリスナーにとって夢の連続のようなものにしたかったんです」


DJ Mix Previewが公開されたので、下記よりお楽しみください。 

 

 

 

アートワーク、収録曲については下記よりご確認下さい。



Tycho 「Back To Mine Compilatin」

 



Tracklist:

 

1.Tycho – Spectre (Bibio Remix) 


2.Casino Versus Japan – It’s Very Sunny 


3.Luis Lancaster – Last Sunset 

4.Nate Mercereau – Of Course That’s Happening  


5.Craft Spells – Our Park By Night 


6.Panama – Destroyer 


7.Muddy Monk & Jimmy Whoo – Divine 


8.Schneider TM – Frogtoise 


9.Little Dragon – Little Man (Tycho Remix) 


10.Luke Abbott – Modern Driveway 

11.Weval – You Made It (Part II) 


12.Tourist – Elixir 
13.Ulrich Schnauss – In All The Wrong Places 


14.Tycho – PBS (Live Edit) 


15.Slowdive – Sugar For The Pill (Radio Edit) 
16.Octo Octa – Beam Me Up (Please Take Me Away Mix)

PHOTO: SEBASTIAN KAPFHAMMER

 10月14日にNinja Tuneからリリースされる待望のデビュー・アルバム『Blush』に先駆け、サウスロンドンのトリオ、PVAがニュー・シングル「Bad Dad」を発表しました。


「Bad Dadは、新しい父親が夜な夜な息子の様子をうかがいながら、男らしさの系譜とそれが汚れのない人間に与える影響に怯えている内面世界を探っています」と、フロントパーソンのElla Harrisは語っています。



Phoro: Fabrice Bourgelle

ロンドンを拠点にするジャズ作曲家Sarathy Korwarは、新作アルバム『Kala』をLeaf Labelから11月11日にリリースすると発表しました。『Kala』はフューチャージャズとして注目しておきたい作品となります。

 
このニュースを記念して、Sarathy Korwarは新曲「Utopia Is A Colonial Project」を公開し、振付師でダンサーとして活躍するBotis Sevaが出演するEliott Gonzo監督によるヴィジュアルが到着している。また、アルバムのジャケット(Sijya GuptaとFabrice Bourgelleによる)とトラックリストは以下よりご確認下さい。


「ユートピア思想は、そもそも植民地化のための1つの図式として見ることができます」とコルワーはプレスリリースで説明しています。
 
 
「ユートピアのアイデアは、入植者の植民地主義という考え方と本質的に直結している。それは自然界を生きている感覚を持った存在ではなく、無生物の資源として見なすことから来ている。
 
私たちは、反ユートピア主義、反ディストピア主義である必要がある。南アジア、その他の地域の右翼ポピュリスト政治家が売り込んでいるような「ユートピア思想」とはまったく異なる未来を想像することが必要です」

 
アルバム『KALAK』は、プロデューサー・Photayと共に”Real World Studios”で録音が行われた。
 
 
シンセサイザーにThe Comet Is ComingのDanalogue、バリトン・サックスに、Tamar Osborn、ピアノに、Al MacSween、パーカッションにMagnus Mehta、ボーカルにMelt Yourself DownのKushal Gaya、インド/ムンバイ在住のプロデューサー・Noni-Mouseといった面々がレコーディングに参加しています。
 

Sarathy Korwarは、この次作アルバム『Kala』の制作の背後にあるアイデアについて詳らかにしている。

フューチャリズムをめぐる言説は、しばしばヨーロッパ中心主義の世界観に深く根ざしています。

 

アフロ・フューチャリズムのように、インド・フューチャリズムは、今やグローバル・サウスに焦点を当てようとしています。南アジアでは、文化的に、未来や過去との関係を、循環の考え方の中で思い描いている。例えば、概念としてのカルマなどがそうです・・・。時間は一直線に流れるのではなく、円環状に流れていると理解することができるわけです。

 

音楽では、左から右、上から下という話になると、ある固有のヒエラルキーがあるように感じられます。私は、このアルバム制作において円形のリズム表記法を考え始めた。そのパターンが持つ象徴性について考えれば考えるほど、それがこのアルバムの核心になることに気づいたんです。

 

 

 1st single 「Utopia Is A Colonial Project」:


以下のMVはホラーテイストですので苦手な方はご視聴をお控え下さい。


 





Sarathy Korwar 『KALA』





Tracklist:
 

1. A Recipe To Cure Historical Amnesia
2. To Remember [feat. Kushal Gaya]
3. Utopia Is A Colonial Project
4. Back In The Day, Things Were Not Always Simpler [feat. Noni-Mouse]
5. The Past Is Not Only Behind Us, But Ahead Of Us
6. Kal Means Yesterday And Tomorrow
7. Remember Begum Rokheya
8. That Clocks Don’t Tell But Make Time [feat. Kodo]
9. Remember Circles Are Better Than Lines
10. Remember To Look Out For The Signs
11. KALAK – A Means To An Unend


 


米国のエレクトロ・プロデューサーCaribouのダン・スナイスが、もうひとつのプロジェクトであるDaphni名義の新作アルバム『Cherry』から4曲目のシングルとなる「Mania」を公開しました。


 

 「"Mania」は、先にリリースされた3曲のシングル 「Clavicle」、「Cloudy」、タイトルトラックとともに『Cherry』に収録され、Damien Roachによる別のビデオと同時公開されている。『Cherry』は、スナイスの2017年のダフニ・アルバム『Joli Mai』に続く作品となります。


「それを統一したり、何かを総合するような明白なテーマはないよ」とスナイスは説明している。「そういうことを一切気にせずに作ったのが良かったと思う。これは単に作っただけなんだ」


さらに、「トラックを正しい順番に並べたとき、不思議にも、新しい一貫性が生まれたのは奇妙だったな。一つのアイデアから次のアイデアに素早く繋がり、少なくとも僕にとっては、統一感のある形でまとまるんだ」と付け加えています。「たぶん、自分が作る音楽には、自分が望むと望まざるとにかかわらず、音楽的な痕跡を残るのを避けることは難しいからなんだろう」

 

Daphniのアルバム『Cherry』は、スナイスのレーベル”Jiaolong”から10月7日に発売さ

 

 

 

Daphni 「Cherry」

 


 
 
 
Tracklist

 
1 Arrow
2 Cherry
3 Always There
4 Crimson
5 Arp Blocks
6 Falling
7 Mania
8 Take Two
9 Mona
10 Clavicle
11 Cloudy
12 Karplus
13 Amber
14 Fly Away

 


Sylvan Esso(アメリア・ミースとニック・サンボーンのエレクトロ・ポップデュオ)が、昨日、Loma Vistaからニュー・アルバム『No Rules Sandy』をリリースしました。

 

彼らが、アルバム・トラック 「Echo Party」のミュージックビデオも公開しました。Lindsey Nico Mannが監督したビデオと、ニュー・アルバムのストリーミングは以下からどうぞ。

 


 

ミースとドーター・オブ・ソードのアレクサンドラ・ソーサー=モニッグからなる新デュオ、ザ・エイズは先月、サイキック・ホットラインからデビュー・アルバム『フルーツ』をリリースしている。

 



"教授"の愛称で親しまれる坂本龍一、そして、ドイツのエレクトロニカ・ミュージシャン、アルヴァ・ノトのコラボレーション・アルバム『Revep』が、この8月にノートンからレコードで再発されます。

 

このリイシュー作品は、V.I.R.U.S.のリイシュープロジェクトの一環としてリリースされる。既にLP盤として発売されている「Vrioon」「Insen」に加え、今回発売される「Revep」、さらに続いて、「Utp」「Summvs」の5枚のアルバムが、2022年内にレコード、CD、デジタルの三形式で発売される予定。各新装版には、オリジナル音源のリマスター版に加え、未発表曲も収録される。


坂本龍一とアルヴァ・ノトによる3枚目のコラボレーション・アルバム『Revep』の3曲収録のオリジナル盤は、2006年に発売されている。このアルバムは、ピアノ、パッド入りのベース、電子音のピッチが特徴的な作品だった。今回のリイシューバージョンでは、オリジナル・アルバムの収録曲に加え、「City Radieuse」、「Veru 1」「Veru 2」という3曲の未発表曲が収録される。


今回のリイシューは、7月に坂本龍一とアルヴァ・ノトのアルバム「Insen」に続く作品となります。

 

 

Ryuichi Sakamoto&Alva Noto  『Revep』  Reissue

 


 

Tracklist:

1. Siisx
2. Mur
3. Ax Mr. L.
4. City Radieuse
5. Veru 1
6. Veru 2

 

NICK WALKER

 

Aaron Jerome率いる音楽プロジェクトSBTRKT(サブトラクト)が、LEILAHのボーカルをフィーチャーしたニューシングル「Ghost」を公開しました。この曲は、6月にリリースされた「Bodmin Moor」、7月下旬にリリースされた「Miss The Days」に続くシングルとなっています。

 

SBTRKTは声明の中で次のように説明している。

 

「GHOST」は、世界がいかに騒がしいか、それがもたらす疲労、そしてその結果、心を閉ざし、心の状態を保ちながら解離したいと思うことについて歌っているんだ」


「この曲は、3年前にアーティストで今は友人のSaya Grayに会った時に始めた。この曲は、3年前にアーティストで今は友人のSaya Grayに会った時に始めたんだ」「これは、僕らがリンクした時に生まれたアイディアの一つなんだ。パンデミックの時に一緒にたくさん書いていて、残った歌詞を共作したんだ」