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キャロライン・ポラチェクが先日、タイニー・デスク・コンサートのためにNPRオフィスに立ち寄り、2023年2月にリリースされた『Desire, I Want to Turn Into You』の収録曲を披露しました。


ポラチェクは、4曲のセットリストを "Pretty In Possible "でスタートさせた。タイニーデスクのセッティングは、彼女のいつものダークな美学と相容れないものでしたが、それでも彼女は自分の音楽に没頭しているかのように、彼女の魅惑的な気まぐれな感覚を持ち込むことに成功しました。


タイニーデスク・コンサートは通常、アーティストが観客の参加を促すタイプの会場ではないというが、ポラチェックは、「Sunset」において会場全体を巻き込み、カメラの後ろにいる全員を手拍子でリードさせた。


ポラチェクの2023年ツアーは、日本とオーストラリアを残すのみとなっている。今年の初めには、アイルランドでザ・1975のサポートとしてステージに上がり、「Oh Caroline」をデュエットした。



 

カナダのインディーロックバンド、Alvvaysは先週末、CBS サタデー・モーニングに出演し、『Blue Rev』発売1周年を記念して、アルバムから「After The Earthquake」、「Easy on Your Own?」「Belinda Says」を披露しました。ライブパフォーマンスの模様は以下からご覧下さい。

 

また、Alvvaysは2023年度のカナダの音楽賞、ポラリス賞にノミネートされました。




キラー・マイクが「The Tonight Show Starring Jimmy Fallon」に音楽ゲストとして出演し、ロバート・グラスパー、エリン・アレン・ケインと共に「Motherless」を披露しました。その模様は以下より。


「Motherless」は、6月にリリースされたキラー・マイクの最新アルバム『Michael』から引用されています。先月、アトランタのラッパーは、アルバム・セッションからの4曲を追加したLPのデラックス・バージョンをリリースしました。




ボーイジーニアスは、火曜日の夜、The Late  Showの復活を祝うためにステージに上がり、「Cool About It」を披露した。


ジュリアン・ベイカー、フィービー・ブリジャーズ、ルーシー・デイカスのトリオは、1本のマイクを囲むように位置し、落ち着いたバラードを歌った。パフォーマンスは、3人のミュージシャンがキスのために身を乗り出すところで最高潮に達した。


今月末、boygeniusは、3月にリリースされたレコードに収録されなかった曲を集めた4曲入りEP『rest』をリリースする。ベイカー、ブリッジャーズ、デイカスのスーパーグループは、ここ数ヶ月でインディーズ界に旋風を巻き起こし、2023年のベストソングのひとつをリリースし、バラク・オバマの2023年夏のプレイリストに登場した。


 


 

ビリー・アイリッシュが昨夜(8月29日)、ロンドンのエレクトリック・ボールルームでサプライズ・ライヴを行なった。パフォーマンスの映像は以下から。


ビリー・エイリッシュの最新アルバム『Happier Than Ever』は2021年にリリースされた。今年初め、バービーのサウンドトラックに提供した「What Was I Made For?'」をシェアした。 boygeniusの「the record」は3月にリリースされた。(レビューはこちらよりお読み下さい)



 

 

イギリスでは、年間のフェスティバル・シーズンは、グラストンベリーで始まり、レディングでひとまず終了します。2023年のレディング・フェスティバルは、姉妹開催のリーズ・フェスティバルとともに8月25日から27日まで開催されました。今年は雨の予報がでていましたが、それほど天候不順にも見舞われず、フェスは無事終了。当該期間、フェス参加者はキャンプ場のテントに拠点を張り、魅力的なアーティストのライブを体験するという機会に恵まれました。

 

サマセットにある小さな町の農場で行われるグラストンベリー・フェスティバルが、長閑な場所で行われる音楽の祭典であるとするなら、中世から由緒ある町並みを持つことで知られるレディング・フェスティバルは、堅実なアーティストが多数参加する都市型フェスティバルの雰囲気があります。

 

 

 レディングには、開催当初から、イギー・ポップ、ニルヴァーナ、ストーン・ローゼズ、プライマル・スクリーム、ブラー、アークティック・モンキーズ、レディオ・ヘッド、ビョーク、オアシス、カサビアン、エミネム、レッチリ、パール・ジャム、メタリカ、アーケイド・ファイア、ピクシーズ、ホワイト・ストライプス、ザ・ストロークス、マイケミ、スマッシング・パンプキンズ、グリーン・デイ、フー・ファイターズ、ケンドリック・ラマー。国内外の伝説的なアーティストが多数出演しています。

 

2023年度は、The 1975、Foals、Rina Sawayama、Wet Legといった、日本の大型フェスでもおなじみのアーティストから、世界が誇るポップ・アイコン、Billie Eilish、イギリス国内で絶大な人気を誇るシンガーソングライター、Sam Fender、ディスコ・ロックの王者、The Killersまで堅実なラインナップが組まれ、三日間にわたって魅力的なパフォーマンスが行われました。

 

今回、BBCがライブアクト動画を公開しています。注目のアクトを以下に取り上げていきましょう。

 

  

 

 

The 1975

 

The 1975は土曜日にレディングに登場している。

 

実は、この前のアイルランドのフェスティバルでは、ビールサーバーをステージに設置し、フロントマンはメガネをかけ、長い白衣姿でステージに登場した記憶がある。マティ・ヒーリーは、この日、レザー・ジャケットでワイルドに決め込んでいる。従来よりもライブステージの演出が壮大になり、ひとつの大掛かりな総合エンターテインメントが今回のステージで確立された。

 

レディングのステージは、アンコールという形ではなく、二部構成のような形で組まれた模様。 バンドは、デビューアルバムの収録曲「Robbers」を中心にセットリストを組んでいる。ライブ・バンドとしては今や世界一ともいえるロック・バンドの抜け感のあるアクトをご堪能あれ。

 

 

 

 

Setlist:

 

The City
M.O.N.E.Y.
Chocolate
Sex
Talk!
Heart Out
Settle Down
An Encounter
Robbers
Girls
She Way Out
Menswear
Pressure


It's Not Living (If It's Not With You)
Happiness
I'm in Love With You
Oh Caroline
If You're Too Shy (Let Me Know)
I Always Wanna Die (Sometimes)
About You



The Killers


 

2008年に同フェスのヘッドライナーを務めているThe Killers。先日、ニューシングルを発表したばかり。最早このお祭りの常連と言える。The 1975と同じく二日目のステージに登場しました。

 

ディスコ・ロックの王者は、新作から2年遠ざかってはいるものの、今回のステージのオープニングでは、2021年のアルバムの収録曲「My Own Soul's Warning」を筆頭に、ブレイクの契機となった『Sam's Town』の収録曲「When You Were Young」を中心にセットリストを組んでいる。

 

また、この日のステージでは、光の演出を交え、女性コーラスを背後に華やかなダンス・ロックを披露している。このあたりに、ライブ・バンドとしての経験豊富さと余裕が表れている。アンコールでは、『Wonderful Wonderland』の「The Man」、「Human」を披露し、観客を湧かせた。


 

 

 

Setlist:

 
My Own Soul's Warning

Enterlude

When You Were Young

Jenny Was a Friend of Mine

Smile Like You Mean It

Shot at the Night

Running Towards a Place

Somebody Told Me

Spaceman

For Reasons Unknown
(fan Ozzy played the drums)

Your Side of Town
(Live debut)

Runaways

Read My Mind

Caution
(with "Rut" Segue intro)

All These Things That I've Done


Encore:

 
The Man

Human
(Electro)

Mr. Brightside



Sam Fender


 

ニューキャッスル出身のシンガーソングライター、サム・フェンダーは、FC ニューキャッスルの本拠地で同チームの白黒のストライプのギターでライブを行う予定だったが、過密日程により体調を壊し、ライブをキャンセル。しかし、レディングで無事復帰し、安定感のあるパフォーマンスを披露している。

 

誰よりも同年代の若者を思いやるシンガーソングライターで、自殺念慮のある若者を勇気づけるための曲を書いたり、イギリスの社会的問題にも歌の中で言及している。フェンダーは、2年前に新作アルバム『Seventeen Going Under』を発表、ポップ・シンガーとして若者から大きな支持を得た。ライブでは以前よりも成熟したパフォーマンスをバンドセットで披露している。声質がポリスのスティングに少し似ており、独特の清涼感のある伸びやかな声質を持つ稀有な存在。

 

 

 

 

 

Setlist:

 
The Kitchen
(First time since 2020)
Will We Talk?
Getting Started
Dead Boys
Mantra
The Borders
Spice
(Extended intro)
Howdon Aldi Death Queue
Get You Down
Spit of You
Alright
That Sound
(First time since 2021)
The Dying Light


Encore:

Saturday
Seventeen Going Under

Hypersonic Missiles 



Holly Humberstone




それほどイギリス国外では有名ではないものの、注目しておきたいベッドルームポップ・シンガー。ホリー・ハンバーストンは、ルイス・カパルディのコンサートで人気を博すようになった。

 

イギリスのフィービー・ブリジャーズといえば、よりわかりやすいかもしれない。乗りのよいインディー・ポップが表向きの印象であるが、よく聞くと、ポップネスの中に繊細でデリケートな情感が漂い、聴き応えがある。ホリー・ハンバーストンは、二日目のステージに登場し、8曲を披露している。また、今回のライブの途中には、アーロ・パークスと共演を果たしている。

 

 

 

Setlist:


The Walls Are Way Too Thin
Overkill
Antichrist
Falling Asleep at the Wheel
Superbloodmoon
Room Service
(with Arlo Parks)
Vanilla
Scarlett

 

 

Arlo Parks

 

 

イギリス出身で、現在はロサンゼルスを拠点に活動するアーロ・パークス。当初、ネオ・ソウルシーンのニューライザーとして登場したが、次第に甘口のインディーポップ/ベッドルームポップへとシフトチェンジを図っている。昨年、サマーソニックで来日。パークスは、先日、新作アルバム『My Soft Machine』では良質なポピュラーミュージックのニュー・トレンドを確立した。

 

同日に登場したベッドルーム・ポップの新星、ホリー・ハンバーストンのステージで共演を果たしたパークスは、この日、六曲というシンプルな短めのセットリストを組んでいる。デビュー・アルバムから「Caroline」、「Eugene」。最新作から「Blades」「Weightness」を中心に披露している。ライブでは、やはり単なるインディーポップというよりも、ネオ・ソウルやローファイの影響が取り入れられ、まったりとしたチル・ウェイブにも近い音楽性が披露されている。


 

 

Setlist:

Weightless
Blades
Caroline
Eugene
Devotion
Softly 



Rina Sawayama



ロンドンのポップ・スター、リナ・サワヤマは、グラストンベリーに続いてレディングの初日に登場。

 

今回のステージでは、最新作の収録曲を中心に、9曲を披露。グラストンベリーに比べると、比較的コンパクトなセットリストが組まれていることが分かる。アンコールは行われなかった。

 

『Hold The Girl』のレビューでも現地の複数のメディアが指摘していたが、ポップ・スターは、エヴァネッセンスをはじめとするニュー・メタルに強い触発を受けている可能性があるということだった。レディング・フェスティバルのステージを見ると、その点が確証に近くなるのではないか。マイク・パフォーマンスのアジテーションは、この曲の直前に最高潮に達している。

 

 

 

「Comme Des Garçons」では、現行のポップ・アイコンのステージ演出と視覚芸術としてのダンスを意識しつつも、平成時代の小室ファミリーを中心とするAvexのアーティストのスタイリッシュなステージ演出を継承している。この点にJ-Popファンとしては感慨深いものを覚えざるを得ない。


 

 

 

Setlist:


Hold the Girl

Hurricanes

Dynasty

Imagining

STFU! / Break Stuff

Frankenstein

Comme des garçons (Like the Boys)

XS

This Hell
(with Call and Response game)

 




テキサス州出身(現在はブルックリン)のインディーロックバンド、Why BonnieがAudiotreeに出演し、最新アルバム『90 in  September』の収録曲「Lot's Wife」をパフォーマンスした。このアルバムは昨年、今週のアルバムとしてご紹介しています。


このセッションは、ベッドルームのドリーム・ポップから洗練されたロックへと成熟したバンドが、より生硬なインディー・サウンドをダイナミックに紹介する内容となっています。彼らの進化したサウンドは、ソングライターのブレア・ハワートンが鮮やかに描かれた曲のコレクションを作るために行った旅を反映している。下記よりライプパフォーマンスをチェックしてみよう!!







Cavetownは2022年の最新アルバム『Warm  Room』(レビューはこちら)に続き、3曲入りのライブEPをリリースした。このEPはDeezer Sessionsの一貫として発売された。メトロポリスでレコーディングされた本作ではアーティストによるアコースティックの弾き語りを楽しむことができます。日本国内では、Tower Records Music、及びmoraでも試聴可能です。

 

楽曲「1994 (Recorded at Metropolis Studios, London)」は、自己赦免、自己成長、大人になってからの葛藤をテーマにしている。

 

歌詞はアーティストの内省的な旅を掘り下げ、過去の過ちや後悔を許したいという気持ちを表現している。彼らは、言い残した言葉や選ばなかった選択の重みを認め、それが自分の部屋で腐敗感や孤独感を味わうことにつながっている。


2番目のヴァースでは、過去の自分への恨みはもう自分のためにならないと認識し、若い自分を受け入れ、愛することの重要性について考えている。彼らはシルバニアンについて触れているが、これは想像力豊かなストーリーテリングを刺激する玩具ラインへの言及であり、子供時代の無邪気さと創造性を象徴している。1994年を彷彿とさせる恋する両親の話は、よりシンプルな時代へのノスタルジックな憧れをさらに強調している。


 

コーラスは、感情的な葛藤の中で、誰かにそばにいてほしいというアーティストの切望を表現している。彼らは、周りの子供たちが成長したことに気づき、時の流れに圧倒され、行き詰まりを感じている。しかし、このアーティストは追いつくプロセスを急ぎたくはなく、今の状態のままでいることを望んでいる。


第3節では、アーティストが自分自身の価値を理解し、人生の試練を乗り越えようとしている。彼らは、気楽に過ごすことと、大人になることで生じる責任とのバランスを取る必要性を認識している。仕事を持っていること、そして何事も止められないことを実感していることが、自分たちに課せられた絶え間ない要求と期待を浮き彫りにしている。

 


「1984」-Acoustic Version-

©Audio Tree
 

テネシーの若手ロックバンド、Annie DiRusso(アニー・ディルッソ)は、シカゴのラジオ局、Audiotreeのライブステージに出演し、六曲をパフォーマンスしました。このライブパフォーマンスの模様は、Audio Tree Liveとして発売され、ストリーミング公開されています。バンドは現時点で、数枚のシングルをリリースしています。今後のバンドの活躍に期待していきましょう。

 

Annie DiRusso(アニー・ディルッソ)ナッシュビルを拠点に活動するニューヨーク生まれのインディー・ロック・アーティスト。ガレージ・ロックのギターにポップ・テイストを融合させ、エネルギー溢れるパフォーマンスを繰り広げている。フックとメロディーに魔法をかけ、カジュアルなリスナーを筋金入りのファンに変える。



 



Annie DiRusso on Audio Tree Live

 

 Setlist:

1. Hybrid 

2. Emerson 

3. Body 

4. Don't Swerve 

5. Nine Months 

6. Coming Soon



©Audio Tree


シカゴのインディーロックバンド、Smut(スマット)が同地のプロモーション、ライブレコーディング、アルバムの販売を一括して行うレコード会社、Audiotreeの主催するライブ・セッションに参加し、六曲をライブで披露した。

 

Smutは、最新アルバム『How The Light Felt』から「Let Me Hate」、「Believe You Me」、「Supersolar」を中心に五曲を選出し、2017年のフルアルバム『End Of Sam-Soon』から「Video Cell」を演奏している。先週行われたAudiotreeのレコーディングスタジオの演奏では、音源よりもハードロック寄りのバンドの演奏を楽しむことが出来る。KEXPと同様、AudiotreeのDJとSmutの和やかなカンバセーションも下記のライブ映像で楽しめる。

 

さらに、今回のライブレコーディングの模様は、Audio Tree Liveとしてストリーミングで公開されている。各種ストリーミングとアルバムの購入はこちらからどうぞ。

 

Smutは、昨年、フルアルバム『How The Light Felt』をBeach Fossilsの作品のリリースでお馴染みのBayonet Recordsから発表した。このレコードはその週のWMFとしてご紹介しています。インディーロックの作品としては注目作。こちらも合わせてチェックしてみてください。


Tay Roebuck(ボーカル)、Andrew Min(ギター)、Bell Cenower(ベース、シンセ)、Sam Ruschman(ギター、シンセ)、Aidan O'Connor(ドラム)のコラボレーション・プロジェクト。

 

Smutはオハイオ州シンシナティ出身で、現在、イリノイ州シカゴを拠点に活動する。90年代のレコード・スクラッチ、スペーシーなシンセライン、ブレイクコア・ビート、ブリット・ポップ、シューゲイザー、トリップホップのサウンドに脚光を当て、独自のサウンドに再構築している。


SmutはAudiotree Liveでパワーアップしたパフォーマンスを披露し、きらびやかなポップ・メロディー、リバーブのかかったギター、高鳴るシンセ・ラインのオアシスにリスナーを連れて行く。

 

Smut - Audio Tree Live 


Setlist:

 

1.Soft Engine

2.After Silver Leaves

3.Let Me Hate

4.Believe You Me

5.Supersolar

6.Video Cell

 


 


 

ロンドンのエレクトロニック・トリオ、PVAがドイツのReeperbahn Festivalが主宰するセッションに登場し、デビュー・アルバム『BLUSH』から2曲を披露したほか、Clack Croud’sのカバー「Drab Measure」を披露した。デビューアルバム『BLUSH』はDORK誌が満点をつけて高評価している。また当サイトでもWeekly Music Featureとして紹介し、満点をつけている。このライブセッションの模様はサブスクリプションでもリリースされている。パフォーマンスの模様は下記よりご覧下さい。

 

ダークな雰囲気を封じ込めたサウンドでありながら、無条件にキャッチーであるPVAは、エレクトロクラッシュとEBM、アシッド・ハウスとパンク、ダンスフロアとヘッドスペースを調和させた音楽を創り出す。それどころか、デビュー・アルバム『BLUSH』以来、ロンドンの3人組は、一見相反する要素を難なく融合、発展させる独自の音楽的なボキャブラリーを確立してきた。その結果、都会的でありながら不吉な、まるで2033年から直接送られてきたかのようなインダストリアルなサウンドを生み出している。

 

REEPERBAHN FESTIVAL COLLIDEでは、PVAサウンドをオーディオ・ビジュアル体験に変換し、アーティストのミシェル・ボッカーによる脈動するビジュアルを通し、音と映像が巨大なLEDウォール上で融合する。幾何学的なヴィジョンは、アンダーグラウンド・カルチャーや「BLUSH」のジャケット・アートワークの要素にインスパイアされた、より流動的な要素と融合する。

 

PVAは、デビュー・アルバムからの2曲「Bunker」と「Kim」を披露し、クラック・クラウドのカヴァー「Drab Measure」は、オマージュであると同時に、グループの音楽的特質をすべて融合させた完全オリジナル作品となる。ひとつはっきりしていることは、PVAの現代的なプロダクション・トリックと奔放な実験への愛は、視覚的にも聴覚的にも、いかなる慣習にも縛られないということだ。


Reeperbahn Festivalは、ヨーロッパ最大のクラブ・フェスティバルであり、国際的なポップカルチャーと音楽業界のためのヨーロッパ最大のプラットフォームである。2006年以来、毎年9月20日から4日間にわたり開催される、ドイツのハンブルクにあるレーパーバーンは、国際的な音楽界の中心地で、アーティスト、一般市民、業界関係者、社会が持続的に交流する場となっている。カンファレンスのプログラムは、世界中の音楽業界のあらゆる分野からプロの来場者を対象として開催される。

 

 

 「Bunker」

 

「Kim」

  

 「Drab Measure」

 




Glastonbury Festival 2023が6月23日から本日まで開催中です。ピルトンと、その六マイル先にある小さな街、グラストンベリーの間にある”Worthy Farm”にて例年開催されるイギリス最大級のライブ・イベントです。今年は、チケット価格が上昇したものの、販売から数時間後にソールドアウトとなった。3日間のヘッドライナーについては、アークティック・モンキーズ、ガンズ・アンド・ローゼズが抜擢され、最終日はエルトン・ジョンが大トリを務め、このフェスを締めくくる予定です。ライブ開始前には、専用の運搬車で、巨大なミラーボールのような装置が運搬されていました。23日には、主催者代表のエミリー・イーヴィスがカウントダウンを行い、農場への扉が開門された。この会場時の模様は、NMEがインタビュー映像として公開しています。

 

シェフィールドのロックバンド、アークティック・モンキーズのボーカル、アレックス・ターナーが公演前に喉を痛めたという報道がありました。これに関して主催者代表のエミリー・イーヴィスは当初、楽観的な意見を示していた。次なるプランを用意し、もしアークティック・モンキーズの出演がキャンセルとなった場合、二日目のフー・ファイターズの出演を前日に早める予定でした。結果的に、アークティック・モンキーズは初日のステージに姿を表し、多数の国旗がはためく中、刺激的なパフォーマンスを行いました。もちろん、そのセットリストの中には、昨年、多数のメディアがベストリストに選出した『The Car』の楽曲も含まれていた。

 

現在のところ、BBCがこのライブステージの一部を公開しており、随時、更新中です。下記に注目のパフォーマンスをピックアップしていきますが、Youtubeの方もチェックしてみてください。



Arctic Monkeys



 イギリスの最大級のフェスティバルの初日のトリを飾ったバンドは、アークティック・モンキーズ。新旧の代表曲を織り交ぜたセットリストを組み、多数の音楽ファンを熱狂させています。

 

デビュー・アルバムの名曲「I Bet You Look Good on the Dancefloor」、2ndアルバムの代表曲「Brainstorm」「Fluorescent Adolescent」「Teddy Picker」はもちろん、活動The 中期を代表する名作アルバム『AM』の「Do I Wanna Know?」「R U Mine?」もセットリストに取り入れられています。

 

最新アルバム『The Car』からは、「There'd Better Be a Mirrorball」「Body Paint」「Sculptures of Anything Goes」がピックアップ。途中、ブラック・サバスの「War Ping」のカバーを取り入れ、全キャリアを総括するセットリストを組み、多数のファンを魅了しました。ステージの中央には、巨大な球状のモニターが出現し、パフォーマンスの模様が流された。バンドは一昨日、ステージを後にし、25日にはグラスゴーのフェスティバルに出演しています。彼らのミュージシャンとしてのプロフェッショナリティーには本当に脱帽します。

 

「R U Mine」

 「Body Paint」


 

Setlist:

 

Sculptures of Anything Goes 

Brianstorm 

Snap Out of It 

Don't Sit Down 'Cause I've Moved Your Chair 

Crying Lightning

Teddy Picker

Cornerstone
(Followed by piano interlude) 

Why'd You Only Call Me When You're High?

Arabella 


(Black Sabbath's "War Pigs" outro) 


Four Out of Five 

Pretty Visitors (Key change in the outro) 

Fluorescent Adolescent

Perfect Sense

Do I Wanna Know? 

Mardy Bum 

There'd Better Be a Mirrorball 

505 (with James Ford) (New arrangement) 

Body Paint (with James Ford) (Extended outro) 


Encore:

 
I Wanna Be Yours 

(John Cooper Clarke cover) (Star Treatment lyrics with… more ) 

I Bet You Look Good on the Dancefloor (Finished the previous Star… more )

R U Mine?

 

 

Foo Fighters



デイヴ・グロールを中心とする米国を代表するロックバンド、Foo Fightersは二日目に出演しています。

 

昨年のテイラー・ホーキンスの死後、バンドはしばらく活動を継続するか悩んでいたものの、以前とは変わるかもしれないが、バンドを存続させることを発表しました。後続のドラマーには、ガンズ・アンド・ローゼズ、NIN,オフスプリング、スティングとステージを共にしたジョッシュ・フリーズが抜擢。テイラー・ホーキンスへの追悼作『But Here We Are』は、このバンドの象徴的なサウンドである骨太なロックサウンドに加え、エモーショナルな繊細さも兼ね備える良作でした。また、このアルバムでは、デイヴ・グロールもドラムを叩いています。

 

バンドは、二日目のグラストンベリーのステージでパワフルなアメリカン・ロックサウンドを披露しています。最新アルバムからはオープニング曲「Rescued」がセットリストに組み込まれています。デイヴ・グロールの声量は圧倒的で、まさにフェス級の圧倒的なハードロックサウンドで多数の観客を圧倒しました。 それほど演奏曲の数は多くなかったですが、セットリストの最後では、テイラー・ホーキンスにバンドの最高の名曲「Everlong」が捧げられています。

 

「All My Life」

 

「Rescued」

 

 

「Pretender」

 

「My Hero」

 

Setlist:


All My Life 



No Son of Mine 
(with Metallica's "Enter… more )

Learn to Fly

Rescued

The Pretender

My Hero 
(“I’ll make it short, they… more ) 
7. Show Me How 
(with Violet Grohl) 

(Preceded by band… more ) 


Best of You 



Everlong 
(dedicated to Taylor Hawkins) 




Manekskin



イタリアのロックバンド、マネスキンも、グラストンベリーの二日目のウッドサイドステージに出演しています。

 

マネスキンは今年、世界初デビュー作となるアルバム「RUSH!」を発表しました。基本的にはハードロックサウンドというように捉えられがちな場合もあるようですが、このステージを見る限りでは、ボーカルのダミアーノ・デビッドはラップ調のノリで、軽快なステージを披露しています。毎度、クイアネス主張を交えた過激なコスチュームでステージに登場するヴィクトリアは、今回、ヴェルヴェット調のゴージャスなドレス姿でベースを演奏しています。ギター・ソロでは白熱した瞬間が見られ、強いエナジーとスパークがステージに生み出され、多数の観客の激しい熱狂を湧き起こしている。音源とは異なる形でバンドの本来の魅力が伝わってきます。


「I Wanna Be Your Slave」

 

 

 

Setlist:

 

DON'T WANNA SLEEP 

GOSSIP

ZITTI E BUONI

OWN MY MIND

BLA BLA BLA

BABY SAID

Beggin'
(The Four Seasons cover)

FOR YOUR LOVE

GASOLINE
(Extended intro)

I WANNA BE YOUR SLAVE

MAMMAMIA

KOOL KIDS

 

 

Manic Street Preachers


 

ウェールズ出身のロックバンド、マニック・ストリート・プリーチャーズもグラストンベリーに出演しています。ブリット・ポップのムーブメントの一角を担ったバンドは、昨年「Know Your Enemy」のデラックス・バージョンを発売しました。

 

遡ること、1994年、彼らは「この田舎の上にバイパスを作ろうぜ」と呼びかけて、物議を醸したこともあったそうです。しかし、1999年にピラミッド・ステージでヘッドライナーを務めて以来、2003年、2007年、2014年にも再びヘッドライナーを務めており、2020年にはパーク・ステージでヘッドライナーを務める予定だったが、パンデミックの影響でそれも立ち消えとなった。今年、バンドはPyramid Stageではなく、Other Stageの二日目に出演しています。

 

ニッキー・ワイヤーによるタイトなベースラインと、ショーン・ムーアによるヴァレー出身の最高のドラミングを武器に、ステージではスタンダードなロックソングを披露し、全盛期に引けを取らない素晴らしいパフォーマンスによって多数の観客を魅了しています。セットリストの途中では、代表曲のひとつ「Die in the Summertime」をリッチー・エドワーズに捧げています。

 

当然のことながら、彼らのステージではウェールズのドラゴンの国旗が観客の間にはためいていますね。

 

 


Setlist:

 

Motorcycle Emptiness 

1985 

Everything Must Go 

You Stole the Sun From My Heart

Die in the Summertime
(Dedicated to Richey Edwards) 

Your Love Alone Is Not Enough
(with The Anchoress) 

This Is Yesterday 

(with The Anchoress) (on lead vocals)
A Design for Life

La Tristesse Durera (Scream to a Sigh)
(Acoustic)

Faster

Walk Me to the Bridge

You Love Us 

If You Tolerate This Your Children Will Be Next



Warpaint



Warpaintは、ロサンゼルスを拠点とする実験的なアート・ロック・グループ。メンバーは、ジェニー・リー・リンドバーグ (ボーカル/ベース)、エミリー・コカル (ボーカル/ギター)、テレサ・ワイマン (ボーカル/ギター)、ステラ・モズガワ (ドラム/キーボード)の4人で、全員が女性です。

 

バンドは2014年にもグラストンベリーに出演しており、9年ぶりのカムバックを果たした。インディーロックバンドではありながら、チルアウト風のシンセのメロディーラインと渋さのあるベースライン、ジェニー・リンドバーグのボーカルとコーラスワークには哀愁が漂っている。ライブの終盤では、Fugaziの「I'm So Tired」をカバーし、パンクからの影響を公言する形となりました。昨年、Warpaintは、最新作『Radiate Like This』をVirgin Musicより発売しました。

 

 

 「Champion」

 

 

 

Setlist:

 

Champion

Undertow  

Hips 

Bees 

Hard to Tell You 

Love Is to Die 

Krimson 

Whiteout 

I'm So Tired
(Fugazi cover) 

New Song 

Disco//Very 



Guns N' Roses

 


グラストンベリーの二日目のヘッドライナーを務めたのは、ハリウッド出身の伝説的なハードロックバンド、Guns N' Roses。昨年、さいたまスーパーアリーナで久しぶりの公演を行ったことは記憶に新しい。

 

賛否両論を巻き起こした『Chinese Democracy』以降、決定的なスタジオ録音こそリリースしていませんが、昨年のライブの評判は良かった印象もある。

 

今回、二日目の大トリを任されたガンズは、名作『Appetite For Destruction』の収録曲を中心に、Stoogesのカバーを交え、圧巻の25曲の新旧のセットリストを組んでいます。ダフ・マッケイガンとアクセル・ローズがともにマイクに向かって歌う瞬間は、バンドの長い紆余曲折を知るファンにとっては感涙もの。イジー、スラッシュの華麗なギタープレイも健在です。スタジオ録音の新作も待ち望まれます。GN'Rは、グラストンベリーのヘッドライナーを務めた後、アークティック・モンキーズと同じ日程をたどり、スコットランドのフェスに向かっています。

 

「Paradise City」 

 

 

 

Setlist:


Intro

It's So Easy 

Bad Obsession 

Chinese Democracy

Slither
(Velvet Revolver cover) 

Welcome to the Jungle 

Mr. Brownstone 

Pretty Tied Up 

Double Talkin' Jive
Estranged 

Live and Let Die (Wings cover)  

Reckless Life 

T.V. Eye (The Stooges cover) (Duff on vocals) 

Down on the Farm
(UK Subs cover)

Rocket Queen

Absurd  

Civil War
(Jimi Hendrix's "Voodoo Child" outro)

You Could Be Mine
(With band introductions after) 

Slash Guitar Solo 

Sweet Child o' Mine 

November Rain 

Patience 

Hard Skool 

Knockin' on Heaven's Door 

(Bob Dylan cover) (Alice Cooper’s “Only Women Bleed” intro) 

Nightrain 

Paradise City



Lana Del Rey

 

 

今年、最新アルバム『Did You Know That There's Tunnel Under The Ocean Blvd』を発表した米国のシンガー、ラナ・デル・レイのコンサートは、一波乱を巻き起こしました。ザ・ガーディアンの報じたところによれば、アーティストは、30分遅れでステージに登場し、予定していたセットリストを終えられぬまま、一時間でステージを去ることになった。アーティストが話したところによると、出演時の髪のセットに時間を要してしまい、「ごめんなさい、髪が長くなってしまいました。停電しても、そのまま進みましょう」と観客に対して弁解したのだった。

 

ザ・ガーディアンは、アークティック・モンキーズのパフォーマンスに対して、3/5と厳しい評価を下したが、ラナ・デル・レイには5/5をつけています。パフォーマンス自体は素晴らしかったようですが、このせいで、ステージは演奏の終了を待たずに、ステージライトがブラック・アウトし、マイクがオフにされたまま、アーティストが話す姿がスクリーンに写しだされました。


デル・レイは、ステージの終盤で、ひざまずき、イヤー・モニターを耳から外し、マイクとビデオがオフになった。マイクがオフの状態のまま、デル・レイが話し続けようとしたため、会場内はブーイングが鳴り響き、一時騒然となったという。これは主催側に、マイクをオンにせよ、というファン側の抗議だったと思われます。その後、マイクがオフのまま、ラナ・デル・レイはステージから降りていき、「サマータイム・サッドネス」を歌ったという。その後、観客とともに、デル・レイは「ビデオ・ゲーム」を歌いはじめた。むしろ、こういったハプニングに見舞われたせいで、この夜は、「ポピュラー・ミュージックの伝説」となった。


「Born To Die」

 

 

 「The Grant」

 
 
 
Setlist:
 
Nature Boy
(Craig Armstrong song) ("God bless you Glastonbury,"… more ) 
 
A&W (Shortened) 

Young and Beautiful

Bartender
(Instrumental interlude;… more ) 

Bartender

The Grants
(Shortened) 

Cherry
(Extended intro)
Pretty When You Cry

Ride Monologue
(Footage compiled from various music videos) 

Ride
(Shortened; new vocals during pre-choruses) 

Born to Die (Shortened) 

Blue Jeans
(Extended intro) 

Norman Fucking Rockwell (Shortened) 

Arcadia
(Shortened) 

Candy Necklace
(Extended intro) 

Ultraviolence
(Extended intro) 

White Mustang
(Extended intro & outro,… more ) 
 
 
 
 Rina Sawayama
 


ラナ・デル・レイとは別に、もう一人、「グラストンベリー騒動」を巻き起こしたアーティストがいます。TikTokでの発売前の新曲のリークなどを見るかぎりでは、予想できたことであるが、リナ・サワヤマがグラストンベリー・フェスティバル・オブ・パフォーミング・アーツでのセット中、ザ・1975のマティ・ヒーリーの名を呼び、彼を罵倒したことで論争をもたらした。


以前から、ステージで歯に絹着せぬ物言いをすることで知られている彼女ではありますが、今回、たまりかねたようにヒーリーの差別主義に言及したのです。「今夜は、Ghetto Gaggersを見て、ポッド・キャストでアジア人を馬鹿にしている白人に捧げます」と、リナ・サワヤマは自身の曲「STFU!」の紹介時に言い放った。「彼は私のマスターも所有している。もうたくさん!!」

 
実際のパフォーマンスは、バックダンサーを交えたマジック・ショーに近い演出が行われた。これが大掛かりなステージでのライブを予期しているのかどうかはわからないものの、ステージの演出については、NFLのスーパーボウルのハーフタイム・ショーを彷彿とさせるものがあります。リナ・サワヤマは、ライブの途中で衣装を変え、ロック/メタルを意識したシアトリカルなライブ・パフォーマンスを行いました。ライブのセットリストは、Charlie XCXのカバーを交え、最新作『Hold The Girl」を中心に、それほど大きな波乱もなく13曲が演奏されました。



 「XS」
 
 

「This Hell」

 

 

Setlist:

 

Hold the Girl 

Hurricanes

Dynasty

Akasaka Sad

Imagining


STFU!
(Calls out Matty Healy from… more ) 

Frankenstein 

Bad Friend 

Beg for You
(Charli XCX cover)

LUCID 

Comme des garçons (Like the Boys)
((with “Bad Girls” by Donna… more )

XS 

Interlude
(On stage costume change,… more ) 

This Hell
(extended version with call and response breakdown) 

Outro
(‘This Hell’ with band introductions) 



Queens Of The Stone Age

 


『In Times New Roma...』を発売したばかりのQueens Of The Stone Ageは、Other Stageの最終日のヘッドライナーを任され、堂々たるパフォーマンスを行い、このステージの有終の美を飾りました。

 

これまでグランジの後の世代のロックシーンをストーナー・ロックの雄として牽引し、数多くのアンセムソングを残してきたQOTSA。

 

彼らの演奏は、その名に恥じぬもので、観客の中にモッシュピットを巻き起こし、純粋なロックの熱さを呼び起こすことに成功した。彼らの代表曲「No One Knows」の安定感のあるパフォーマンスは、未だに彼らの人気が世界的に高く、彼らのロックサウンドが時代に全然古びていないことを証明しています。フロントマンのジョッシュ・オムの佇まいもワイルドでかっこいい。バンドは、新旧のセットリストを織り交ぜながら、最新アルバムに収録されている「Paper Machute」を中心に15曲を演奏し、重厚感のあるパフォーマンスで観客を魅了しました。

 

バンドはグラストンベリーのヘッドライナーを務めた後、28日にデンマークのフェスティバルに出演します。

 

「No One Knows」

 

 

Setlist:

 

Go With the Flow 

The Lost Art of Keeping a Secret 

My God Is the Sun 

Smooth Sailing 

Little Sister 

If I Had a Tail 

Paper Machete 

The Evil Has Landed 

Make It Wit Chu
(With Rolling Stones' "Miss You" interlude) 

Carnavoyeur 

The Way You Used to Do 

In the Fade
(Extended intro. Dedicated to Mark Lanegan) 

God Is in the Radio 

No One Knows
(Josh gets crowd to sing intro) 

A Song for the Dead



Elton John



3日間にわたって音楽ファンを熱狂させてきたグラストンベリー・フェスティバルは25日夜(現地時間)に大団円を迎えました。例年、メインの会場であるピラミッド・ステージの最終日のヘッドライナーを務めるのは、イギリスのミュージシャンの中でも伝説的な存在に限られます。

 

昨年、最終日のヘッドライナーにはポール・マッカートニーが抜擢され、圧巻のパフォーマンスを行った。今年、マッカートニーは、フー・ファイターズとプリテンダーズの出演時に、ステージ横と、看板の前で複数の観客に目撃され、彼らのステージにゲストとして出演するのではないかとの噂もあった。今年の最終日のヘッドライナーを任されたのは、イギリスの伝説的なソングライター、エルトン・ジョン。ここには、主催者側の意図も少なからず読み取る事もできます。昨年、デビューしたYard Actとのコラボレーションも話題を呼んだエルトン・ジョンですが、貫禄の、あるいは圧巻のパフォーマンスを観客の前で披露したといっていいでしょう。

 

エルトン・ジョンは現在76歳で、彼は「この出演が本国での最後のライブになる」と明かしています。ライブには、ブリトニー・スピアーズ、デュア・リパ、ハリー・スタイルズといったセレブリティーをゲストに迎えるとの噂もあった。実際、ブリストルの空港でブリトニーの目撃情報の噂もあった。

 

ポピュラー・ミュージックの伝説的な存在、エルトン・ジョンを見るべく、10万人以上の観客が最終日のピラミッド・ステージに詰めかけ、彼の勇姿をその目で見届けようとした。観客には、歌手と同じような、スパンコール風のキラキラした衣装姿で、ライブを見届けようとするファンの姿も見られた。また、会場の物販では、歌手のグッズが販売され、彼の衣装の代名詞であるスパンコール風の衣装、カウボーイ・ハット、ノベルティ・グラス等が小売店に並べられた。

 

エルトン・ジョンのコンサートは、このシンガーソングライターの代名詞ーーピアノの前に座っての弾き語りーーというクラシックなスタイルで行われ、それは実際、多くのファンの熱狂を呼び起こしました。一方で、スターのゲスト出演を期待していたファンにとっては、少なからずの失望をもたらすことになりました。実際、ステージにゲストとして登場したのは、リナ・サワヤマ、ジェイコブ・ラスク、スティーヴン・サンチェスといったアーティスト。これが上記のセレブ・アーティストが出演すると期待していたファンにとっては少し不満だったようです。

 

昨年、ポール・マッカートニーのステージでは、USロックのボス、ブルース・スプリングスティーンと、Foo Fightersのデイヴ・グロールが登場し、豪華なコラボレーションを行いました。昨年に比べると、やや物足りなさが残るステージだったようです。『Hold The Girl」で有益なアドヴァイスを送られたサワヤマが出演したことを擁護しつつも、「エミネムやビックネームがいても良かったのではないか・・・」と話すファンもいた。ただ、この夜、エルトンは25曲を演奏している。年齢を考えると、ほとんど驚異的なパフォーマンスであったと考えられます。

 

エルトン・ジョンは、グラストンベリーの出番を終え、27日、フランスのコンサートに出演予定です。

 

「Rocket Man」

 

 

 

Setlist:

 

Pinball Wizard
(The Who cover) (First time since 2009)

The Bitch Is Back 

Bennie and the Jets 

Daniel 

Goodbye Yellow Brick Road 

I Guess That's Why They Call It the Blues 

Philadelphia Freedom 

Are You Ready for Love
(with Jacob Lusk) (+ London Community Gospel… more ) 

Sad Songs (Say So Much)
(with London Community Gospel Choir) 

Someone Saved My Life Tonight 

Until I Found You
(Stephen Sanchez cover) (with Stephen Sanchez) 

Your Song 

Candle in the Wind
(with video clips of Marilyn… more )

Tiny Dancer
(with Brandon Flowers)

Don't Go Breaking My Heart
(Elton John & Kiki Dee cover) (with Rina Sawayama)

Crocodile Rock 

Saturday Night's Alright for Fighting 

I'm Still Standing

Cold Heart 

Don't Let the Sun Go Down on Me
(Dedicated to George Michael,… more )

Rocket Man (I Think It's Going to Be a Long, Long Time)
 

 


The Japanese Houseが、Dirty Hitのレーベル・メイトであるThe 1975のマティ・ヒーリーと共に、ニューヨークのラジオ局、SiriusXMに立ち寄り、数曲を演奏した。


先日発売されたばかりの『In The End It Always Does』の最新シングル「Sunshine Baby」を一緒に披露したアンバーとマティは、カナダのカントリー歌手であるShania Twain(シャナイア・トゥエイン)の「It Only Hurts When I'm Breathing」のカヴァーも披露した。パフォーマンスの模様は、SiriusXMのThe Coffee Houseで22日に放送された。SXMのアプリでも視聴できる。


 

 

 


 

ベッドルームポップの新星、Alfie Templeman(アルフィー・テンプルマン)がニューシングル「Beckham」のセッション・バージョンを公開した。ギターラインが印象的なこの曲は、アルフィーの次のアルバムに収録される予定である。

 

もちろん、曲のタイトルは赤い悪魔こと、マンチェスター・ユナイテッドのデイヴィッド・ベッカムに由来している。ライアン・ギグス、ダレン・フレッチャー、ロイ・キーンを始めとする、アレックス・ファーガソン麾下のマンチェスター・ユナイテッドの黄金時代を支えた象徴的なプレイヤーだ。


「ワルシャワでのライブで演奏された新曲だ。次のアルバムに収録されるよ。お楽しみに」とアルフィー・テンプルマンは説明している。また、この曲の中で、シンガーはStreathamとPeckhamとDavid Beckhamを韻を踏んでいる。というわけで、DORKによると、この曲は”モダン・クラシック”なのだそうだ。


アルフィー・テンプルマンは、昨年5月にデビュー・アルバム『Mellow Moon』をリリースした。”Radio Kolor 103 FM”のために録音された「Beckham」は以下よりチェックしてみてほしい。

 

 



アイルランドのロックバンド、Fontaines D.C.のリードシンガー、Grian Chatten(グリアン・チャッテン)は、デビューアルバム『Chaos For The Fly』を6月30日にリリースします。アルバムからのシングル曲は、"The Score"、"Last Time Every Time Forever"、"Fairlies "が公開されています。

 

週末、グリアン・チャッテンは、BBC Musicのトーク番組”Later... with Jools Holland”に出演し、「Fairlies」をステージで初披露しました。ライブパフォーマンスの模様は下記よりご覧下さい。 


「Fairlies」-Live Performance

 



ノッティンガムのポスト・パンクデュオ、Sleaford Modsは、ラフ・トレードから発売された最新作『UK Grim』の熱狂が醒めやらぬうちに、米国のカルフォルニアのインディオで開催されるコーチェラ・フェスティバルに出演、多くのオーディエンスをわかせました。続いて、スリーフォード・モッズはシアトルのラジオ局/KEXPのスタジオに登場し、35分間のライブパフォーマンスを行っています。

 

デュオは最新作『UK Grim』のタイトル曲を筆頭に、ライブセットではお馴染みと言える「Jobseeker」に至るまで、魅力的なライブを披露しています。ライブパフォーマンスの模様は下記よりご視聴下さい。

 

 

Setlist:

 

1.UK GRIM
2.On The Ground
3.Pit 2 Pit
4.Force 10 From Navarone
5.Tilldipper
6.Mork n Mindy
7.DIwhy
8.Tory Kong
9.Jobseeker
10.Tweet Tweet Tweet

 


Ruban Neilson率いるUnknown Mortal Orchestra(アンノウン・モータル・オーケストラ)は、2023年のツアー日程を拡大し、今秋に北米で公演を行うことを発表しました。このニュースは、Ruban Nielson率いるプロジェクトのタイニーデスクコンサートと同時に発表された。


UMOは最新アルバム『V』のリリースからまだ日が浅いですが、Tiny Deskのセットでは、"From the Sun", "Thought Ballune", "Little Blu House", "Necessary Evil "といったファンにはお馴染みの曲もあり、最後は "Monki "で締めくくられた。この日のため、ニールソンの父親がサックスでバンドのいつものラインナップに加わり、スタジオ録音よりかなり豪華な演奏となっています。

 

 

SET LIST

 

1.From the Sun

2.Thought Ballune

3.Little Blu House

4.Necessary Evil

5.Monki

 

 


昨年約4年ぶりに全国9都市で開催した「Perfume 9th Tour 2022 “PLASMA”」のライブを収録した映像商品「Perfume 9th Tour 2022 “PLASMA”」を先日発売したばかりのPerfume。6月1日(現地時間)にスペインのパルセロナにて、ヨーロッパ最大級の音楽フェスティバル「Primavera Sound 2023」に出演しました。同じステージには、米国のハードコアバンド、Turnstileや、来日公演を控えているALEX Gなどが出演。パフュームのライブアクトの全貌はこちらよりご視聴出来ます。さらに当日のライブのセットリストについては下記よりご覧下さい。


Perfumeにとって、海外の音楽フェスの出演は2019年にエレクトロポップというジャンルにおける初の日本人女性アーティストとして出演したアメリカの「Coachella Valley Music and Arts Festival」以来となる。日本のステージよりもベースラインの強い刺激的なエレクトロ・ポップで観客を魅了した。


他のステージとの兼ね合いもあり、約20分押しでスタートしたにも関わらず、多くの観客が待つ中、Perfumeの名刺代わりの1曲でもある「ポリリズム」がスタート。この楽曲は2011年のディズニー/ピクサー映画『カーズ2』の挿入歌ともなっており、海外ファンからの支持も高く早くも観客のボルテージは最高に。次曲「FLASH」では、空手の型のようなダンスを見よう見まねで踊る現地スペインの音楽ファンの姿もあった。


「チョコレイト・ディスコ」では、あ〜ちゃんから「チョコレイト」「ディスコ」のコールアンドレスポンスのMCを受け、会場は”ディスコ”という声で溢れ、全9曲約1時間パフォーマンスを披露した。Perfumeは6月8日(木) <現地時間>にスペイン・マドリード会場でも出演する。


Perfumeは続いて、6月3日(土) <現地時間>に、ロンドンのシェパーズ・ブッシュにあるO2 Shepherd's Bush Empire にて約9年ぶりのロンドン単独公演『Perfume LIVE 2023“CODE OF PERFUME”』を開催します。


また、この公演は「ABEMA PPV ONLINE LIVE」での生配信と、6月5日(月) 24:00からは【見逃し】配信もABEMA PPV ONLINE LIVE にて配信される。6月13日(火)23:59まで視聴できますのでお見逃しなく。配信チケットは6月13日(火)20時まで販売されます。

 

 

Primavera 2023 Perfume 


Setlist

1.ポリリズム

2.FLASH

3.Spending All My Time

4.エレクトロ・ワールド -Album Remix

MC

5.Polygon Wave -Remix

6.ねえ

7.FUSION

8.edge

9.FAKE IT

10.PTA Corner

11.チョコレイト・ディスコ  -2012 Remix

 

アイルランドのオルタナティヴロックバンド、The Murder Capitalがシアトルのラジオ局KEXPでのライブパフォーマンスを公開しました。

 

バンドは最新アルバムの『Gigi's Recovery』からタイトル曲に加えて、「Ethel」と「The Stars Will Leave Their Stage」を選曲し、さらに2019年のデビュー・アルバムから「For Everything」を中心に2曲演奏しています。

 

バンドは今年、カルフォルニアのインディオで開催されたコーチェラ・フェスティバルにも出演しています。

 

Setlist: 

For Everything 

Ethel 

The Stars Will Leave Their Stage 

Gigi's Recovery 

Don't Cling To Life 

 

Member:

James McGovern - Vocals 

Damien Tuit - Guitar 

Cathal Roper - Guitar 

Gabriel Paschal Blake - Bass 

Diarmuid Brennan - Drums


オーストラリアのロックバンド、King Gizzard & The Lizard Wizardが、Highway Holidaysでのライブで披露した「Gaia」の10分間に及ぶパフォーマンスをストリーミングを公開しました。オリジナルバージョンは2022年のアルバム『Omnium Gatherum』に収録されています。


King Gizzard & The Lizard Wizardといえば、近日発売予定の新譜『PetroDragonic Apocalypse; or, Dawn of Eternal Night』からスラッシーなニューシングル「Gila Monster」をドロップしたばかりです。ニューアルバム「惑星地球の消滅と無慈悲な天罰の始まり」は6/16に発売されます。公式サイトではソールドアウトとなっています。


「Gaia」