以前、日本でも公演を行っているロカビリー・パンクバンド、Social Distortion(ソーシャル・ディストーション)は、6月末から米国で夏のツアーを開始する予定でしたが、フロントマンのMike Ness(マイク・ネス)が扁桃腺癌の手術に専念するため、ニューアルバムのリリースとツアーの延期を発表しました。

 

ソーシャル・ディストーションは昨年、フランスのHell Festにも出演し、年末にはラスベガスでの公演を行い、パワフルなパフォーマンスを披露しました。リリースとツアーの延期は残念ですが、ファンにとってはもうしばらくの辛抱となり、フロントマンの完全な回復を祈るしかありません。

 

「人生は計画通りに進むと思っていたが、そうとは言いがたい瞬間もある」と、マイクは声明の中で書いています。


「プリプロダクションの最中に、私はステージ1の扁桃腺がんと診断された。手術の前日まで、スタジオでのレコーディングを続けられるほど体調は良かった。バンドと私は、この曲を作ることにとてもインスピレーションを受け、興奮していた!


 手術からの回復は一日一日の積み重ねで、3週間後には放射線治療が始まりますが、これが私に必要な最後の治療となるでしょう。医師団は、この治療が終われば、治癒と回復のプロセスを開始できると確信してます。私たちは、私が長く生産的な人生を送ることができるよう、完全な回復を期待しています。


 ツアーやアルバムの発売を延期するのは心苦しいですが、体調の回復には時間が必要です。辛抱強く待ってくれているファンの皆さんには、感謝の言葉もありません。もう少しだけ、時間がかかるかもしれません。でも、必ずや皆さんの期待を上回るものをお届けすることをお約束します」


「私は、このプロジェクトによって、まったく新しい闘いに目を向けることができたことを、皆さんに知っていただきたいと思います。皆さんや皆さんの大切な人が個人的に経験していることだと思いますが、私はこの重い経験から、それがどのようなことを意味するか知ったのです。

 

 私は友人や家族の愛とサポートに囲まれています。特に、素敵な妻と素晴らしい息子たち(そして、3匹の犬と子猫も忘れないでください)。♥️ 私たちはこれを乗り越えることができるはずだ...」

 

 



Matadorと契約したばかりのLifeguardがニューシングル「Alarm」を公開しました。


二枚組を一枚のアルバムとして再構成したという次作アルバム『Crowd Can Talk + Dressed In Trenches』の収録曲です。この曲には、Electrical AudioでSteve Albini(スティーヴ・アルビニ)が制作プロデュースしたライブセッションでのバンドの映像が同時に公開されています。
 
 
「Alarm」はオルタナティブの雰囲気を漂わせていたリードシングルよりパンキッシュなナンバーです。アートワークについてはOff With Their Headsを思わせますが、他方、デビュー当時のNumber Girl(ナンバーガール)の音楽性を彷彿とさせるものがある。同レーベルに所属するシカゴのHorsegirlが好きな方にもおすすめしたいバンドです。
 
 
Lifeguardのニューアルバム『Crowd Can Talk + Dressed In Trenches』は7月7日にMatadorより発売されます。


「Alarm」

 

 

ニューヨークのcumgirl8がEP「phantasea pharm」を発表しました。リリースに先立ち、エレクトロ・アウトフィットはニューシングル 「gothgirl1」を初公開しました。


ベースのLida Fox、ギターのVeronika VilimとAvishag Rodrigues、ドラムのChase Lombardoは、セックスチャットで出会った(笑い)、結成以来2枚のEPをリリース。彼らの最新プロジェクト『phantasea pharm』は、エラフィッツジェラルドの「Old McDonald」に触発されている。

 

プレスリリースによれば、バンドはバージニア州のライヴでこの曲にオマージュを捧げた--「Vilimは牛のレオタードに豚のアクセサリーをつけ、Chase LombardoはGストリングに『The Grillfather』と書かれたエプロンをつけ、さらにAvishag Rodriguesは芝刈機になり、Lida Foxはセクシーなオンドリを担当。そして、次のEPがどうなるかわかった。その夜、ステージに上がって、自分たちは『ファンタジー・ファーム』だと観客に言った」とバンドは振り返った。 


最新シングル「gothgirl1」は、ニック・ラウネイ(ケイト・ブッシュ、ヤー・ヤー・ヤーズ、ザ・スリッツ)とフランスのコミューン「バルビゾン」(バンド曰く「キノコの森の端にある魔法のアーティストホテル」)で書いた。「gothgirl1」の試聴は以下より。


cumgirl8は、Le Tigreの前座を務めるために、いくつかのフェスティバルへの出演を控えています。アルバムは4ADより8/18に発売。全公演のチケットは、バンドのウェブサイトから発売中です。 

 

 

「gothgirl1」


phantasea pharm EP



Label: 4AD

Release: 2023/8/18


Tracklist:

 
01. cicciolina
02. dead pixels
03. cursed angel
04. picture party ft. Christeene
05. gothgirl1
06. pritney llc

 

 

cumgirl8 2023 Tour Dates:



06/09 — Hilvarenbeek, NL @ Best Kept Secret
06/17 — Kriens, CH @ B-Sides Festival
06/18 — Mannheim, DE @ Maifeld Derby
07/01 — Oakland, CA @ Mosswood Meltdown Festival
07/07 — Trenčín, SK @ Pohoda Festival
07/21 — Toronto, ON @ History *
07/22 — Montreal, QC @ L’Olympia *
07/24 — Boston, MA @ Royale *
08/18 — Wales, UK @ Greenman Festival
08/19 — Glasgow, UK @ Core Festival
08/30 — Berlin, DE @ Popkultur Festival
11/10 – 11/11 — Paris, FR @ Pitchfork Festival

 


ニューヨークを拠点とするキャメロン・メシローによるエレクトロニック・プロジェクト、Glasser(グラッサー)がおよそ10年ぶりのスタジオ・アルバム『Crux』を発表しました。新作アルバムは10月6日にOne Little Independentからリリースされます。リード・シングル「Vine」が同時に公開されています。下記よりMVを御覧下さい。

 

「Vine」の制作過程について、Mesirowは「全てのパートが非常に分離したように聞こえるものを作りたかったんだ」と語っています。"実はジャズのように考えていたんだ。音楽を職業とするための機械から少し切り離されたように感じた後、音楽を書くことに戻るということだった」

 

前作の後、曲を作ることに戻るのは大変だった。最初のアルバムを作ったときは、試して失敗するという確立されたルーチンがなく、とても即効性があった。2枚目のアルバムは、ツアーという不安定な生活を数年続けた後に作ったので、やはり定期的にものを作るという関係性が確立されていなかったんです。リリース後も、自分を見つめ直す中心がなかった。

 

そんな中、ようやく音楽というものを前向きに捉えられるようになったのは、バルカン半島の歌を学ぼうとレッスンを受け始めたことです。ブルガリア国営放送の合唱団のレコードで聴いていた、発声練習のようなものを学んでみたかったんです。曲作りも始めて、アルバム制作に向けた活動も始めました。

 

 

「Vine」



 

Label : One Little Independent

Release: 2023/10/6

Tracklist:


1. A Guide


2. Vine


3. Easy


4. Knave


5. Mass Love


6. Thick Waltz


7. All Lovers


8. Clipt


9. Undrunk


10. Drift


11. Ophrys


12. Choir Prayer

 

©︎Jay Soba

 

Dirty Hit所属の注目のイギリスのシンガーソングライター、The Japanese House(ザ・ジャパニーズ・ハウス)は、ニューアルバム「In the End It Always Does」のエンディングトラック「One for sorrow, two for Joni Jones」を公開しました。サックスとヴァイオリンの演奏に合わせてアンバー・ベインがピアノの演奏をしながら弾き語りをするしとやかなポップスナンバー。

 

アンバー・ベインは、この曲をMUNAのケイティ・ギャビンと共作し、クロエ・クレーマーと共同でプロデュースしました。タイトルは、アンバー・ベインが飼っている愛犬の名前にちなんでおり、その犬の名はジョニ・ミッチェルにちなんでいます。以下、チェックしてみてください。

 

「私のお気に入りの曲です。私がピアノを弾いていたとき、(プロデューサーの)クロエは、私の膝の上に私の犬を持つピアノの負荷を再生する私を記録していた古い作品として、それを作り上げたんです」ベインは声明で説明しています。「そして、MUNAのケイティがスタジオにやってきて、ジョニ・ミッチェルのような方法で、とりとめのない歌詞を音楽に乗せてくれた」

 

「『ラブ・アクチュアリー』(ロマコメ映画)でエマ・トンプソンがCDを手にして涙を流すときのような感覚を表現してます。歌詞は、私の関係が死んでしまったという確認についてのもので、今まで一度もなかったボーカルテイク中に泣いた唯一の曲なんだ」

 

以前、「Sunshine Baby」「Sad to Breathe」「Boyhood」が先行シングルとして公開されています。『In the End It Always Does」は6月30日にDirty Hitからリリースされる予定です。

 

「One for sorrow, two for Joni Jones」

 

©︎Jason Muller
 
フランスのポップ・スター、Christine And The Queensは今週金曜日に3部構成のアルバム『PARANOÏA, ANGELS, TRUE LOVE』をリリースし、ロンドンで開催される「Meltdown Festival」のエディションをスタートさせる予定です。クリスティーンはメガ・プロデューサーのマイク・ディーンと『PARANOÏA, ANGELS, TRUE LOVE』を録音し、マドンナも出演しています。
 
 
次いで、クリスティーンはアルバムから最終プレビュー「A Day in the Water」を公開しました。プレスリリースを通じて、「この曲は、世界がもう自分に触れられないと感じたとき、水の中に深く入っていく感覚について歌っている。自分のメランコリアというガラスの向こう側で、でもその深く潜った弱さの中に、うまくいけば光がやってくる。正直さという光だ」と説明しています。
 
 
この曲のスタジオバージョンと、Vevoのライブセッションを公開しています。どちらも下記よりご覧ください。ニューアルバム『PARANOÏA, ANGELS, TRUE LOVE』は、Because Musicより6月9日に発売されます。「True Love」「To Be Honest」「Tears Can Be So Soft」が先行シングルとして公開されています。発売日を前にチェックしてみて下さい。
 


「A Day in the Water」- Studio Verison

 

 

「A Day in the Water」- Live Version

 

 


イギリスのシンガーソングライター、PJ Harveyは新作アルバム『I Inside The Old Year Dying』のタイトル曲を公開しました。

 

このシングルの以前に、リード・シングル「A Child's Question, August」が公開されています。同時に、Cristóbal LeónとJoaquín Cociñaが監督したアニメーションミュージックビデオを公開が公開されています。下記よりご視聴下さい。


「I Inside the Old I Dying」についてのハーヴェイのコメントは以下の通りです。


この繊細で美しい曲は、スタジオでの最後の日まで、私たちを悩ませました。それまでの5週間、私たちは何度もこの曲を捉えようとして失敗していたのですが、ジョンがこのギター・パターンのフィーリングを作り直したのです。

コントロール・ルームでデモンストレーションをしているときに、フラッドが私にマイクを渡して録音を押し、私はジョンの隣でそれに合わせてどう歌うかを考えていました。

その結果、私が求めていた幽玄でメランコリックな憧れを表現することができた。歌詞の中では、誰もが救世主の再登場を待っています。誰もが、そしてすべてが、愛と変容をもたらすこの人物の到着を待ち望んでいます。そこには、性的な憧れと目覚め、ある領域から別の領域へと移動する感覚、つまり子どもから大人へ、生から死へ、そして永遠への移動があるのです。

 

 

「I Inside the Old I Dying」

 

 

監督のCristóbal LeónとJoaquín Cociñaは、この作品のビデオについて次のように述べています。

 

愛、死、復活をテーマにしたショートストーリーを想定しています。このビデオは、小さなおとぎ話のようでもあり、また親密な儀式のようでもあると考えました。私たちが見る要素は、キャラクターや小道具ではなく、儀式の一部である工芸品やお守りであるかのように、アニメーションを風景的かつ物質的な生の状態に保ちたかったのです。

 

PJ Harveyは昨年にB面の楽曲とレアトラックを収録した『B Sides, Demos And Rarities』を発表しています。新作アルバム「I Inside the Old I Dying」はPartisan Recordsより7月7日に発売されます。

Bully 『Lucy For You』

 

Label: Sub Pop

Release: 2023/6/2

 




Review


女性にとってロックとは何を意味するのだろう。古くは、婦人参政権運動後に選挙権が獲得されたように権利の獲得の長い道のりでもあった。ミュージックシーンに焦点を絞って考えて見るならば、かつては紅一点という形で男性のミュージシャンの間に、いわば華を添える形で存在していたが、それは今や昔の話である。今や女性のロックミュージシャンは、飾りでもなければ、家父長制度の付属的な存在でもない。ステージの矢面に立ち、ロックを叫び、楽しさを多くのオーディエンスと共有する頼もしい存在となった。それはどれほど多くの人を勇気づけることだろう。

 

サブ・ポップからリリースされたバリー(ボグニャンノ)の新作アルバムはそのことを雄弁に物語っている。「最も骨太のアルバム」と紹介される音源はその名に違わず、パンキッシュな痛快なロックンロールが全面的に展開される、ライブサウンドを志向した痛快な作品だ。バリーのロックは新しいものに根ざしているとは言えない。例えば、その音楽は80年代後半のLAの産業ロックの全盛期に南部を走るトラックのラジオから聞こえたようなロックミュージックなのかもしれないし、同年代のMTVの時代のポップ・ミュージックなのかもしれない。とにかく、この最新作では、ボグニャンノが考える最も理想的なロックな瞬間をレコードという形で留めているのである。

 

オープニング曲「All I Do」では、ロックスピリット全開のナンバーが展開される。そこにはSub Popの最初期のハードロックに根ざしたスタンダードなアメリカンロックや、ブリーダーズのようなオルタナティヴ寄りのロックまで、アーティストは様々な形を取り入れようとしている。ハスキーでパンキッシュなボグニャンノのボーカルは心地よく、シンガロングを誘い、楽しい気分を授けてくれる。音楽性はアーティストの出身地、テネシーとも無縁ではなく、妙にワイルドな雰囲気に充ちている。これがパンキッシュなロックソングという形で展開されるのだ。

 

アルバムはアリーナ級のスタジアムに相応しいロックバンガーもいくつか収録されている。「Change Your Mind」はソングライターとしての大きな成長を感じさせる一曲で、ストレートな感情を込めて、フックの聴いたロックアンセムとして仕上げている。このナンバーには直情的な表現性も含まれているが、同時にスカッとした爽快な気分を聞き手にもたらすのではないか。それはおそらくアーティストが前向きなロックソングを書くことをためらわないからでもある。またそれは現状がすべて万全ではないからこそ、勇ましく前に進む必要があるのであろう。

 

序盤はスタンダードな感じのお約束のアメリカン・ロックが続くが、「A Love Profound」ではシューゲイズ/ドリーム・ポップに近い音楽性に挑戦している。どちからといえば、それは古びたスタイルのようにも思えるが、しかしボグニャンノのボーカルはリスナーを惹きつける何かを持ち合わせていることも確かなのだ。この曲にはアーティストの純粋な内的な叫びが込められており、それは確かに正直な気持ちで歌われているので、その歌声には聞き手の心をしっかりと捉える。エフェクターの Big Muffを思わせる骨太で強烈なファズサウンドは、時に叙情的な雰囲気で歌われるボーカルと鋭いコントラストを作り、その歌や音楽の持つ世界へと導き入れる。これは以前は少しだけ弱い印象もあったシンガーの成長を証だてるものとなっているのかもしれない。実際、そのパワフルな印象は、楽曲そのものに力強さと迫力をもたらしている。


また同じく米国のオルトロックシーンで存在感を持つソフィー・アリソンが参加した「Lose You」も聴き逃がせない。シンセを織り交ぜたトラックに加わる二人のボーカルは、低音がパワフルな印象を持つボグニャンノと、高音部が美麗な印象を放つサッカー・マミーの絶妙なコントラストを作り、美麗なコーラスワークを形成している。スタンダードなロックナンバーではあるものの、一方で、ボーカルのフレーズにはJ-POPの音楽にも近い親しみやすさがある。メロディーラインの運びには確かに2000年前後に流行っていた音楽に近しいものが存在している。

 

アルバムの後半部では、シンガーの無類のロックフリークとしての表情も伺える。「Ms .America」では、Husker Duの「It's Not Funny Any More」を彷彿とさせるオーバードライブを掛けたベースラインがパワフルな印象を持って聞き手の耳に迫ってくる。曲自体はそれ以降に、性急なパンクとして展開するのではなく、どっしり、ゆったりとしたオルト・ロックへと移行していくが、ギターラインに加わるシンセのフレーズには一瞬の閃きのようなものが感じられる。後半部でようやくバリーのボーカルがギターラインと絡みつくようにして加わるが、少しロマンチックな雰囲気が醸し出されているように感じられる。これはアーティストにとってのアメリカの憧れの理想的な女性に対する憧憬なのか、それとも、自らがその理想像となるという強い意志や決意が示されているのか、そこまでは分からないことではあるが、何かこの段階に来て、このシンガーに対する期待はいや増す一方で、そこには頼もしさすら感じられる。

 

アルバムの最後を飾る「All This Noise」は、文字通りノイズを突き出した痛快なロックナンバーである。ラストでボグニャンノはパワーを持て余したかのように全力で最後の曲にパワーを注入している。アルバムの音楽自体は、ノイズにまみれ、ギザギザしてはいるけれど、そこには微笑ましさすら感じられる。結局、一生懸命な制作者に叶うものはなく、体裁とか見栄とかにこだわらず、純粋にロックを奏でる勇敢な姿に多くの人は大きな共感を覚えるのだ。バリーのロックミュージックは、少し人生に落胆している人々、うちしおれている人々に前向きなパワーを授けてくれる。そう、今やBullyは期待すべきロックシンガーのひとりとなったのである。

 

80/100



Featured Track 「Change Your Mind」

 



ロンドンのベースメント・クラブシーンから登場したSAOIRSE(シアーシャ)は自らがミックスを手掛ける『Fabric Presents SAOIRSE』のリリースを発表しました。ロンドンの現在のダンスフロアでどのような音楽が流れているのか、これらのミックステープを聴くとわかるはず。四つ打ちのシンプルなビート。しかし、そのグルーブはフロアを熱狂させるパワーを持ち合わせています。    



 

『Fabric Presents SAOIRSE』は変幻自在のコンピレーションで、彼女の有名なDJセットにおける臨場感に満ちている。ディープハウスがムーディーなテクノに変化し、トリッピーなグルーヴがパンプなベースへと移行し、長年のコラボレーター、Shanti CelesteとGaldorsインプリントの創設者であるJunesのトラックがシームレスに織り込められている。また、Robert Livesu & Joe Montanaによる「Chemical Voodoo」なるトラックも収録。

 

Saoirseは、リスナーを彼女のコミュニティに包み込み、彼女自身の情熱と貪欲な音楽発見を通し、エレクトロニック領域の隅々まで探索する。ループするトランスの高揚した旅を、宇宙的な70分間で表現しています。

 


33:45 - Saoirse & Shanti Celeste 

 



 

 

シアーシャがダブリンからロンドンに移り住み、夢を追い求めるきっかけとなったのは、ファブリック・ダンスフロアでの啓示的な瞬間だった。

 

「クラブやミックスシリーズに心から感謝している。今のDJとしての自分について考えてみると、例の小さなブリキケースの感触や質感、Craigのfabric 01のテクニカルなスイング、Shackletonのfabric 55の心を揺さぶるようなドラム、Villalobosのfabric 36の作品からどうやって音を引き出してきたかがよくわかる。私の最大のヒーローたちの中にいる自分を発見することは、言葉で上手く説明できないが、とてもいい気分だ」

 

CDと2枚組レコードは9月8日に発売されます。7月14日にデジタルで20曲収録のバージョンが先行発売されます。

 



 



SAOIRSE 『Fabric Presents SAOIRSE』

 

Mix Tracklist:

1. Duckett - Flex
2. Geeneus - Yellowtail
3. Luca Lozano - Identify
4. DJ NORMAL 4 - Transcendental Training Tactics
5. Nitz - Mi-au
6. Caim - Illusion
7. Jacek Sienkiewicz - The Evidence
8. 616 - 369
9. Junes - Pilot (EXCLUSIVE)
10. Reba - Azimuth Circle
11. Kompo - Function
12. Javier Carballo - Beat Investigator
13. Kosh - Square One
14. Sin limites - Sin Limites
15. Hamatsuki - Shrink
16. Mammo - Summit
17.  Caunos - Herzsprung 1
18. Shanti Celeste - Fluffy (EXCLUSIVE)
19. Saoirse - RM1 (EXCLUSIVE)

LP Tracklist:

D2   Robert Livesu & Joe Montana - Chemical Voodoo [Made In Hongkong] (EXCLUSIVE to the vinyl)
A1  Saoirse - RM 1 [fabric Records] (EXCLUSIVE)
A2  Hamatsuki - Shrink [Fantastic Planet]                    
B1  Junes - Pilot [fabric Records] (EXCLUSIVE)      
B2  Mammo - Summit [Nduja]                        
C1  616 – 369 [616 Lab]      
C2  Shanti Celeste - Fluffy [fabric Records] (EXCLUSIVE)                                      
D1   Sin Limites - Sin Limites [Delicate Records]          
D2  Robert Livesu & Joe Montana - Chemical Voodoo [Made In Hongkong] (EXCLUSIVE to the vinyl)



 


ニューヨークのシンガーソングライター、Julie Byrne(ジュリー・バーン)は、近日発売予定のアルバム『The Greater Wings』から最新シングル「Moonless」を公開しました。前作「Summer Glass」タイトル曲に続く「Moonless」は、Byrneが初めてピアノで書き、演奏した曲です。

 

バーンのささやくようなウィスパー・ヴォイスと、それと対極にあるダイナミックな高音の伸びやかなビブラートのコントラストは一聴の価値あり。バックトラックのオーケストラ・ストリングスのハーモニーは、バーンの繊細な歌声の情感を引き立て、この曲のテーマである海岸の広々とした風景を目に浮かばせるような換気力に満ちている。聴いていて、うっとりするような美しいバラード・ソングです。途中、カモメの鳴き声が入っているのにも注目です。今週のWeekly Hot New Singleとして皆様にご紹介します。下記よりリリックビデオをご覧ください。


「私は今でもクラトラの海側の砂丘系を歩いたことや、波止場の音、干潟の香りを覚えています」ジュリー・バーンは「Moonless」についての声明でこう述べています。「土地そのものが、海岸の地形として、浸食と成長の間で常に動いている状態なのです」


彼女はさらに続けている。「ソングライターとして、特にクィアな女性として、私が好きなことは、自分の作品に最後の言葉を持つことができ、一行一行自分自身になれることです。これは別れの曲であり、私が初めてピアノで書いた曲でもあります」


ジュリー・バーンのニューアルバム『The Greater Wings』は7月7日にGhostlyからリリースされる予定です。

 

「Moonless」

 

©Shawn Brackbill


カンザス州を拠点とするインディーロックデュオ、Sweeping Promisesは、近日発売予定のアルバム「Good Living Is Coming for You」から新曲「You Shatter」をリリースしました。

 

バンドメンバーのLira MondalとCaufield Schnugは、前シングル「Eraser」に続くこの曲について、"ハンマーであることへの我々の賛歌 "と説明しています。以下よりお聴きください。


「Good Living Is Coming for You」は、北米ではFeel It Recordsから、その他の地域ではSub Popから6月30日にリリースされる予定です。

 


©︎Frank Lebon

UKのシンガーソングライター、King Krule(キング・クルール)がニューシングル「Flimsier」を発表しました。

 

この曲は、彼の次のアルバム「Space Heavy」のオープニング曲です。Archy MarshallはPrimavera Soundでのパフォーマンスでこの曲をデビューさせ、今年初めのKing KruleのSHHHツアーで販売された限定フレキシディスクで流通させました。アーチーの弟であるジャック・マーシャルが作成したビジュアライザーと共に、スタジオバージョンを以下にご覧ください。


2020年の『マン・アライヴ!』に続く『スペース・ヘヴィ』は6月9日に発売されます。これまでにシェアされたシングル「Seaforth」と「If Only It Was Warmth」が収録されています。


「Filmstar」

 


ノッティンガムのバンドDo Nothingのデビューアルバム「Snake Sideways」の最新シングル「Nerve」をリリースしました。昨日午後、BBC Radio 6 Musicで世界初公開されました。

 

このシングルと、Clump Collectiveによるビデオについて、Do NothingのボーカルChris Baileyは次のように語っています。


「”Nerve”では、Perfume GeniusやBig Thiefのような人たちを参考に、何か素敵でシンプル、小細工なしのものを書きたかった。この曲は、ボンネットの下を覗いて、自分が本当は何でできているのかを確認することの大切さを歌っている。それは、あまり楽しいことではないことが多いけれども・・・」

 

「でも、そのプレッシャーを強く意識しすぎることは、自己価値の問題や、さまざまな厄介な状況を引き起こす可能性があります。特にソーシャルメディアは、自分自身のことをよく思っていない人にとっては、怖い穴のようなもの。これは明らかに、若い人たちが、私よりもずっと苦労していることで、一体どうやって管理しているのだろうかと思います。私は、このようなアイデアは、特定の関係や人について歌っているように聞こえるようにする方が簡単だと思います」



クランプ・コレクティヴは、さらに補足しています。「このアイデアは、クリスが公園の柵にはまったという基本的なイメージから始まりました。ファイヤーマン・サムのノーマンが同じような状況に陥ったことから着想を得ているんです。村人たちがクリスのことを心配していたのが嘘のように、世間の注目を浴びるという不条理な展開になった。一発勝負の撮影は、リハーサルや長時間の撮影など、ストレスがたまるものですが、「Nerve」に携わった全員が、見事にやり遂げましたよ。この作品は、私たちが本当に誇りに思うビデオであり、チームなのです」


「Nerve」は、これまでにリリースされたシングル「Moving Target」、「Amoeba」に続く作品です。新作アルバム『Snake Sideways』は6月30日に発売されます。また、Do Nothingは、10月にロンドンのKOKOを含む、これまでで最大のヘッドライン・ライヴを行うことも発表している。



オーストラリアのロックバンド、キング・ギザード・アンド・ザ・リザード・ウィザードは、近日発売予定の2枚組アルバムのセカンド・シングル「ドラゴン」をリリースした。

 

「ドラゴン」はブラック・サバスとメルヴィンズのメタル色をかけ合わせた、ストーナー・ロック風のナンバーです。ニューシングルには、Jason Galeaが監督したビデオが付属しています。下記よりご視聴下さい。


ドラムのMichael Cavanagh(マイケル・カヴァナグ)はプレスリリースで「ああ、私のかわいい赤ちゃんドラゴンは、地獄の子宮から出たばかりで、哀れな道の終わりにいる人間により召喚された。ハードでファストで、自然の秩序を乱し、行く手にある全てのものを消滅させるためにここにいるんだ。だからサミーのスイッチを入れるんだ!」


「この2ヶ月間、私は10分の「ドラゴン」を殺すためにミュージックビデオのコンピュータを駆使した」ジェイソン・ガレアはさらに説明しています。「PS1のカットシーンにインスパイアされたアニメーションとバンドのスタジオ映像を混ぜたライブビジュアルセットアップを使用して、過酷な歪んだビジュアルパレットを探求したかった。アニメーションは、Cinema 4Dで作成し、After EffectsとTachyonsのサーキットベント・ビデオユニットを使って処理しました」


バンドのキャリアの中で明確なメタルアルバムに位置づけられる『ペトロドラゴニック・アポカリプス;永遠の夜の夜明け:惑星地球の消滅と無慈悲な天罰の始まり』は、6月16日にKGLWから発売されます。アルバムの最初のシングルとして「Gila Monster」が公開されています。


「Dragon」

 Beach Fossils 『Bunny』

 

 

Label: Bayonet(日本国内ではP-Vine Inc.より発売)

Release: 2023/6/2


 

Review

 

2010年代のニューヨークのインディーシーンの象徴的な存在、Beach Fossilsは、以前から何度も述べているが、Wild NothingやDIIV、Mac Demarcoと並んで、キャプチャード・トラックスの代名詞的なバンドとして活躍してきたことは疑いがない。モダン・オルタナティヴの文脈におけるスケーター・ロックとローファイ、ドリーム・ポップを融合させた独特な音楽性を引っさげて彼らは地元を中心に魅力的なシーンを形成していった経緯がある。


最初のドラマーが脱退した後、『Somersault』からCapured Tracksのスタッフとして勤務していたジャスティン・ペイザーのガールフレンド(現在は妻)と設立したレーベル、Bayonet Recordsから作品のリリースを行うようになった。2017年のアルバム『Somersault』では、ネオソウルやローファイホップなどの要素を織り交ぜ、インディーロックバンドとしての枠組みにとらわれない新鮮なポピュラーミュージックに取り組んだ。その後、アメリカから中国に転居したオリジナルメンバー、Tommy Gardner(トミー・ガードナー)とジャスティンが二人三脚で既存の楽曲のジャズ・アレンジしたアルバムを発表している。ジュリアード音楽院の出身であるジャズマンとしてのトミー・ガードナーのサックスの手腕を楽しむことが出来る一作となっている。

 

今回のアルバムは一転して、バンドの出発点に立ち返ったかのような懐かしい作風に回帰を果たした。ニュージャージのインディーロックバンド、Real Estateのコアでノスタルジックなサウンドを彷彿とさせ、つまり、サーフ・ロックを基調とした懐古的なサウンドの風味を織り交ぜ、ビーチ・フォッシルズらしい繊細なメロディーラインやコード感を搭載した作品となっている。リリースこそ二年と、それほど大きなスパンは開いてはいないが、近年のビーチ・フォッシルズの作品の中でも最も難産なアルバムとも称せるものとなったかもしれない。『Bunny』を制作するに際して、ジャスティン・ペイザーの人生がミュージシャンであることをより困難にした。彼はミュージシャンであるとともに立派な家庭人でもあった。子育てを続ける傍ら、夜から明け方にかけて詩を書き続けた。翌朝すぐに、子供の送り迎えをしに行った。加えて、彼自身の持病の克服の必要性もあった。投薬治療を重ねながら、自らの特性との折り合いをつける必要に駆られた。このアルバムの背後の時間には、フロントマンの様々な人生が流れており、従来より遥かにジャスティン・ペイザーという人物が身近に感じられる作品となっていることも、今作を聞く限り疑いを入れる余地はないのだ。

 

そういった忙しない日常の合間を縫って制作されたアルバムではあるものの、それほど音楽自体は気忙しいわけではない。むしろ、どっしりと腰を据えたような音楽性が貫かれている。アルバムのオープニングを飾る「Sleeping On My Own」は旧来のフォッシルズのファンで嫌いという人を見つけるのは難しいだろう。これまで彼らがニューヨークのミュージック・シーンに何をもたらしてきたのか、そのことが顕著にうかがえるようである。Real Estateを彷彿とさせるディレイ/リバーヴを掛けたギターラインに、以前と同じように浮遊感のある抽象的なジャスティン・ペイザーのヴォーカルが搭載される。ここに旧来のファンは2011年の頃からビーチ・フォッシルズはメンバーを入れ変えようとも、音楽性の核心については大きな変更を加えなかったこと、あるいは、以前から同じバンドでありつづけたという事実の一端を発見することになる。そこには以前と同じように、ローファイの影響を突き出し、完璧主義を廃した少し気の抜けたようなオルタナティヴロックサウンドの幻影を捉えることも出来る。

 

『Somersault』を含め、従来のビーチフォッシルズの最大の魅力としては、メロディーラインの淡い叙情性があった。そしてそれはとりも直さず、2010年からこのバンドの重要な骨格を形成していたのだったが、その点は今作にもしたたかに受け継がれており、オープニングトラックや「Don't Fade Away」にその魅力の一端を見出すことが出来るはずである。そして、そういった旧来のオルタナティヴ・ロックの方向性に加え、カントリー調のアプローチが見られ、二曲目の「Run To The Moon」では、ニール・ヤングの「Harvest Moon」の時代の古典的なフォークミュージックをバンドサウンドの中に取り入れようとしている。これは、旧来のファンとしては目から鱗ともいうべき新鮮な印象を受けるであろうし、ビーチ・フォッシルズの音楽が円熟味を増したことの証左ともなりえるのではないか。そしてそこにはジャスティン・ペイザーのロマンチストとしての視点がわずかながら伺える気がする。リスナーは1970年代のサウンドと2020年代のサウンドとも付かない時代を超えたアメリカン・ロックの真骨頂を、この曲の中に見出すことだろう。

 

そういった新旧の米国のロック・ミュージックの影響を織り交ぜながら、「(Just Like The)Setting Sun」では、盟友であるWild Nothingの稀代の傑作「Gemini」への親和性を示している。そして以前のように、適度に力の抜けたゆるいインディーロックソングを提示し、季節外れのビーチの海辺を当てもなく彷徨うような、このバンドの代名詞となるサウンドの真骨頂へと迫っていく。サウンドのアプローチとしては、現代の米国のオルタナティヴ・ロックと乖離しているというわけではないが、この曲に象徴されるように、ビーチフォッシルズの志向するサウンドはデビュー時から一貫しており、チェンバー・ポップ/バロック・ポップに象徴される60~70年代のノスタルジックなロックサウンドをいかなる形で現代に復刻させ、それを彼らの理想とする音楽として組み上げるのかということに尽きる。そして、そのサウンドの風味は、現代のミュージックファンのみならず、旧来のビートルズ・ファンをも懐かしい気持ちにさせ、時間性を亡失したかのような陶酔的な甘美さの中に聞き手を招き入れるとともに、しばし、その緩やかで穏やかな時間の最中に留まらせることを促すのである。

 

アップテンポのナンバーはそれほど多くないが、旧来のようなドライブ感のある楽曲「Tough Love」がアルバムの中で強い印象を放つ。これは「Clash The Truth」とともに彼らの代表的な作品として名高い「Somersault」において若干の音楽性の変更を試みたバンドの次なる挑戦となり、まったりとしたサウンドの妙味に加え、 繊細なエモーションを織り交ぜた彼ららしいサウンドがドライブ感のあるリズムに支えられ、ライブ感のあるサウンドへと昇華されている。これまでフォッシルズはレコーディングバンドであるとともに、ライブバンドとしても活躍してきたわけで、実際のライブセットに取り入れることを想定した一曲とも言えるのではないか。ファンとしては、ぜひこの曲を実際のステージで聞いてみたいという欲求に駆られることだろう。

 

アルバムの後半では、ビーチ・フォッシルズは新旧の要素を変幻自在にクロスオーバーさせている。「Seconds」や「Numb」は、デビューアルバム「Beach Fossils」に収録されていたとしても違和感がなく、小気味よいインディーロックソングとして楽しめる。一転してアルバムのクローズを飾る「Waterfall」では、「Somersault」におけるスローテンポのネオソウル、トリップホップ、オルト・ロックを融合させたモダンなアプローチへと歩みを進めている。また、最後のトラックでは、例えば、デビュー・アルバムのクローズ「Gathering」の人気のない夕暮れの浜辺のサウンドスケープを思わせる、青春の淡く儚い雰囲気を再び呼び覚まそうとしていることに注目したい。

 

78/100

 


ラフ・トレードから今週金曜日に新作アルバム『Careful Of Your Keepers』をリリースする予定のフランスのシンガーソングライター、This Is The Kitが最新シングル「Stuck In A Room」を公開しました。リリックビデオが同時公開となっていますので、下記よりご視聴下さい。以前、アルバムの先行シングルとして、「Inside Outside」「More Change」が以前リリースされています。

 

新作は、その特異なカタログがインディーフォーク、ポップ、そしてその先の境界線を曖昧にする、進化し続けるプロジェクトに再挑戦する。2020年の「Off Off On」以来となるThis Is The Kitの新作アルバムは、バンドリーダーのKate Stablesがパリにしっかりと根を張っている。

 

スタジオには、お馴染みの顔ぶれがThis Is The Kitに加わった。Super Furry Animalsのヘッドホンを務めるGruff Rhysがプロデューサーを務め、Kateの言うところの「トーンセッター」の役割を担った。

 

ニューアルバム「Careful Of Your Keepers」は6月9日にRough Tradeからリリースされる。Kate Stablesはこのプロジェクトを次のようにいくつかの疑問を投げかけつつ紹介しています。

 

 

何が 物事を起こすのか? 私たちにはどれだけの選択肢が残されているのだろう? コントロールできない電気や化学? 咀嚼すること。選択すること。内的な力、外的な力でしょうか? それは他者が期待するように振る舞うだけなのだろうか?

 

それとも、起こっていることを先取りしているのだろうか? そうなる前に? 私たち自身が知る前に、私たちの中にそれを見つけることができるから? 私たちが思っている以上に長い間、大きな変化が起きています。私たちはそれをずっと無視していたのでしょうか? そして、それらは今までどこかに深く埋もれていたのだろうか?

 

それとも、ずっとそれが見えていたのにも関わらず、無視を決め込んでいたのだろうか? 何かが変わるということは、どれくらいのことなのだろうか? それとも、それは何らかの見方を変えるだけだったのだろうか?

 

「Stuck In A Room」