オーストラリア出身のシンガー・ソングライター、Phoebe Go(フィービー・ゴー: 本名フィービー・ルー)は、近日発売予定のデビューアルバムを発表した。サイモン・ラム(Charli XCX、Cub Sport)との共同プロデュースによる『Marmalade』は、AWALから5月17日にリリースされる。最近のシングル「7 Up」と 「Something You Were Trying」を収録している。
シカゴのインディーロック・プロジェクト、Bnnyは、Fire Talk Recordsから4月5日にリリースされるニューアルバム『One Million Love Songs』から、2つの新曲をストリーミング配信した。
Bnnyはジェシカ・ヴィスキウスを中心にするバンドで、双子の姉妹、アレクサ・ヴィスキウスをメンバーに擁する、シカゴの魅力的なインディーロック・アウトフィットだ。同レーベルから、今年はじめに、PACKSの「Melt The Honey」がリリースされたが、それに続いて楽しみなアルバムである。
Bnnyの前作のデビュー・アルバムは、Pitchforkにもレビューで取り上げられた。このアルバムは、ヴィスキウスのパートナーでバンドメイトでもあった愛する人をオーバードーズにより失ったことに対する喪失感がテーマに縁取られていた。続くアルバム『One
Million Love
Songs』もその延長線上にあり、ラブソングを中心として構成され、ラフなインディーロックの形で紡がれる。ジェシカ・ヴィスキウスは音楽制作や歌詞を介し、愛とは何であるのかを探求する。
「Docket」はBlondshellの2024年最初の新作となる。この曲には新しいプロジェクトに関する発表はないが、アーティストはA24のトリビュートアルバム『Stop Making Sense』に参加する。ブリーは最近、2023年の作品『Lucky for You』に続く破壊的な「Atom Bomb」を発表した。
アメリカン・フットボールのフロントマン/ヴォーカリスト、マイク・キンセラ(Mike Kinsella)は、別名プロジェクトのOwenのアルバム『The Falls of Sioux』から2曲を同時に発表した。「Virtue Misspent」と「Hit and Run」はリード・シングル「Baucoup」に続く。
サム・エヴィアン(Sam Evian)はニューヨークのシンガーソングライター。前作『Time To Melt』で好調なストリーミング回数を記録し、徐々に知名度を高めつつあるアーティスト。エヴィアンの音楽的な指針としては、サイケ、フォーク、ローファイ、R&Bなどをクロスオーバーし、コアなインディーロックへと昇華しようというもの。彼の制作現場には、アナログのテープレコーダーがあり、現在の主流のデジタル・サウンドとは異なる音の質感を追求している。このあたりはニューヨークというよりもロサンゼルスのシーンのサイケサウンドが絡んでいる。
サム・エヴィアンは『Plunge』でもビンテージなテイストのロックを追求している。オープニングを飾る「Wild Days」は、70年代のアメリカン・ロックや、エルヴィス・コステロの名作『My Aim Is True』のようなジャングルポップ、そしてアナログのテープレコーダーを用いたサイケ/ローファイのサウンドを吸収し、個性的なサウンドが組みあげられている。ノスタルジックなロックサウンドという点では、Real Estateに近いニュアンスも求められるが、エヴィアンの場合はスタンダードなロックというより、レコードコレクターらしい音楽が主な特徴となっている。
サム・エヴィアンの制作現場にあるアナログレコーダーは、ロックソングのノイズという箇所に反映される。「Rolling In」も、70年代のUSロックに依拠しているが、その中にレコードの視聴で発生するヒスノイズをレコーダーで発生させ、擬似的な70年代のレコードの音を再現している。ここには良質なロックソングメイカーにとどまらず、プロデューサー的なエヴィアンの才覚がキラリと光る。そして彼はまるで70年代にタイムスリップしたような感じで、それらの古い時代の雰囲気に浸りきり、ムードたっぷりにニール・ヤングの系譜にあるフォーク・ロックを歌う。これには『Back To The Future』のエメット・ブラウン博士も驚かずにはいられない。
本作の序盤では一貫してUSのテイストが漂うが、彼のビンテージにまつわる興味は続く「Why Does It Takes So Long」において、UKのモッズテイストに代わる。モッズとはThe Whoやポール・ウェラーに象徴づけられるモノトーンのファッションのことをいい、例えば、セミカジュアルのスーツや丈の短いスラックス等に代表される。特に、The Whoの最初期のサウンドはビートルズとは異なる音楽的な意義をUKロックシーンにもたらしたのだったが、まるでエヴィアンはピート・タウンゼントが奏でるような快活なイントロのリフを鳴らし、それを起点としてウェスト・コーストロックを展開させる。ここには、UKとUSの音楽性の融合という、今までありそうでなかったスタイルが存在する。それらはやはりアナログレコードマニアとしての気風が反映され、シンコペーション、アナログな質感を持つドラム、クランチなギターと考えられるかぎりにおいて最もビンテージなロックサウンドが構築される。そして不思議なことに、引用的なサウンドではありながら、エヴィアンのロックサウンドには間違いなく新しい何かが内在する。
More Eazeの音楽は、感情的な表現を強調するロック音楽のスタイルに因んで、「エモ・アンビエント」として規定されている。あまり聞きなれない用語だが、どうやら松井もこの用語に親近感を覚えているらしい。松井は、音楽的なアプローチに関して、エモを直接参照するのではなく、アイデアの提示方法に革新性をもたらそうとしている。
今週初めにシカゴのステージで初めて発表された『GUTS (spilled)』には、新曲 「So American 」に加え、『GUTS』のヴァイナル盤のシークレット・トラック、「Obsessed」、「Girl I've Always Been」、「Scared of My Guitar」、「Strange」が収録されている。
アルバムのストリーミングは以下から。
「Obsessed」の新しいミュージックビデオでは「Miss Right Now」と書かれたたすきをかけたロドリゴが、元恋人のためのアワード・ショーで、現在交際している元恋人たちと対面する。以下のビデオをご覧ください。
他のロドリゴのニュースでは、彼女はまだ8月まで続く "GUTS World Tour "の真っ最中であり、その道中、彼女のリプロダクティブ・ライツ・イニシアチブである''Fund 4 Good''を支援している。次いで直近のツアーでは、コンドームとプランBを含む無料の避妊キットを配布している。
クラウド・ナッシングス(Cloud Nothings)が、近日発売予定のアルバム『ファイナル・サマー』からの最新シングル「I'd Go Along」をドロップした。先にリリースされた「Running Through the Campus」とタイトル曲に続くものだ。試聴は以下から。
ヴォーカル/ギタリストのディラン・バルディは、新曲について次のように語っている:「パンデミック中にアースというバンドに夢中になり、それが他のドゥーム・メタルに夢中になった。I'd Get Along "は、そのサウンドをCloud Nothings風にアレンジしたような曲で、ギターは大きく逞しいけれど、その上にとてもポップなヴォーカル・メロディが乗っていて、ドラムは弾んでいて、他の楽器を独特の方法で転がしているんだ」。
2023年の『Life in England』に続く『Unreliable』は、2020年のジェイド・ヘアピンズのデビューアルバム『Harmony Avenue』以来、ファルコとマイク・ハリエチュックが何を目指してきたかをうかがい知ることができる。不条理でスリリング、そして自虐的でアンセミックな「Unreliable」は、ジェイド・ヘアピンズの不遜な最高傑作。音楽ストリーミングならどこでも視聴可能。