ケンドリック・ラマーとベイビー・キームがタッグを組んだニューシングル「The Hillbillies」がリリースされました。Bon Iverの2020年のトラック「PDLIF」のサンプルをベースに作られたこのトラックは、Tyler, the Creatorが少しだけ登場するNeal Farmer監督によるミュージックビデオと共に公開されています。以下よりご覧ください。
キームとラマーはこれまでにも「family ties」や「range brothers」など、多くの楽曲でコラボレーションしている。ベイビー・キームの最新アルバム『The Melodic Blue』は2021年に発売され、ラマーは昨年『Mr.Morale & The Big Steppers』をリリースした。二人とも今週末に開催されるPrimavera Sound 2023に出演する予定です。
日本人のカズ・マキノとイタリア人双子のシモーネ兄弟とアメデオ・パーチェによるオルタナティブロックトリオ、ブロンド・レッドヘッドが、9月29日にsection1から発売されるアルバム『Sit Down for Dinner』を発表しました。さらに、リードシングル『Snowman』と合わせて、北米・英国・欧州ツアーを発表しました。
『Sit Down for Dinner』は、ニューヨーク、ニューヨーク北部、ミラノ、トスカーナで5年間かけて作曲・録音され、完璧な構成で、繊細さと明瞭さ、そして決意を込めたアルバムだ。全体を通し、控えめでありながら直感的なメロディーが、大人になってから避けられない葛藤を描いた歌詞に箔を付ける。永続的な関係におけるコミュニケーションの断絶、どちらに向かえばいいのか悩むなど、夢を持ち続けることについて描かれている。
2020年春、牧野はジョーン・ディディオンが2005年に発表した悲嘆の回想録『The Year of Magical Thinking』の一節に出会い、食卓で夫の急死を目撃した衝撃的な体験を振り返っている。
SFのようなコミカルな世界観、AKIRA風のアニメーションのアルバムジャケットとMV、エレクトロニックの周りを縦横無尽に駆け巡る次世代のシンセ・ポップ。今年、マタドールと契約を結んでニューアルバムを発表したネイト・エイモスとレイチェル・ブラウンによるWater From Your Eyesには様々な呼称が与えられて然るべきだろう。とにかく彼らが志すのは、次世代のシンセ・ポップで、近未来のエレクトロニックである。しかし、その中にはB級映画のようなニッチな二人の興味や好奇心が取り巻き、それらがなんとも良い味を出しまくっているのである。
その後、アルバムはよりポストパンク性の強い展開へと結びつき、「Out There」では同じようにレトロな音色のリードシンセとディスコポップを融合させ、聴きやすく親しみやすい音楽で初見のリスナーを魅惑する。金属的なパーカッションはシンセで構成されるが、ここにデュオの『No New York』に近い旧来のニューヨークのナンセンスなポスト・パンクへのコアな偏愛も読み解くことが出来る。さらにこの曲で手の内をさり気なくみせておいた上で、ノイズパンクの要素は「Open」でより顕著になる。ここではUKのニューウェイブに対するNYのノーウェイブの残映を旧来のリスナーは捉えることに成功することだろう。しかし、それは実験的ではあるが、その音楽は飽くまでポピュラーミュージックの範疇に留められていることが肝といえるのだ。
アルバムの終盤になると、中盤までのポスト・パンクデュオとしての性質はいくらか薄れ、「14」には現代音楽に近いアプローチが取り入れられている。ストリングスとシンセサイザーのオシレータートーンが織りなす奇妙なエモーションは、レイチェル・ブラウンの同じような繊細かつふてぶてしさのあるボーカルにより、ダイナミクスは最大限に高められていく。このトラックはアルバムの中でもデュオがアヴァン・ポップに最接近した瞬間となろう。しかし、そのドラマティックな展開も束の間、最後の「Buy My Product」ではふてぶてしいポスト・パンクへと立ち返るのが素晴らしい。センスのみならず実力も兼ね備えたブルックリンのデュオの最新作に注目すべし。
また、約400人のデモ参加者の中には、コンサートの来場者にチラシを配ったり、イスラエルの旗を振ったりする人もいました。また、ピンク・フロイドの名曲「Wish You Were」にちなんで「Israel, we stand with you」「Roger Waters, wish you were not here」などのスローガンを書いたバナーを掲げる人もいたとドイツの通信社dpaは伝えています。
米ヒューストンにあるロスコ礼拝堂の巨大な暗黒のキャンバスは、マルセル・デシャンの次の世代の空間芸術に位置づけられますが、特にスペインのカトリシズムを思い起こさせる。この点で、特にフランシスコ・デズルブランが思い浮かぶ。彼のシンボル満載の静物画「Still Life with Lemons, Oranges and a Rose」は、モーテン・ローリセンの鎮魂歌「Lux Æterna」に影響を与えた。
すべての収録曲が平均二分にも満たない細やかな作品集は、このようにして幕を開ける。そして、なにか得難いものを探しあぐねるかのように、聞き手はこの作品の持つピアノの世界へと注意を引きつけられ、その世界の深層の領域へと足を踏み入れていくことを促されるのである。そして二曲目の「Ways of Seeking」では、より視覚的な効果を交えたロマンティックな世界観が繰り広げられていくことになる。
「La langue de l'amitie」では、モダンクラシカルとエレクトロニカの融合が試みられる。基本的には、アルバムの他の収録曲のようにシンプルなピアノ曲ではあるが、トラックの背後にクラブ・ミュージックに代表される強いビートとグルーブ感を加味することで、クラシカルともエレクトロともつかない奇異な音楽が作り出される。
「Apriil to April」は、エイフェックス・ツインの「April 14th」に対するオマージュであると推察されるが、ピアノの演奏にエレクトロの要素を重複させ、実験音楽のような音響性を作り出している。Aphex Twinの「aisatosana[102]」と同じように、鳥の声のサンプリングを取り入れ、アンビエントとエレクトロの中間点を探る。この曲は前者の二曲と同様に安らいだ感覚を呼び覚ます。
「Clear Water」は、マルチ・インストゥルメンタリスト、シンガー、ソングライター、プロデューサーであるミシェル・ンデゲオチェロのブルーノート・デビュー作「The Omnichord Real Book」を飾る最新シングルで、彼女の音楽のルーツを幅広く取り入れた先見性のあるアルバムとして6月16日に発売されます。このアルバムには、ジェイソン・モラン、アンブローズ・アキンムジール、ブランディー・ヤンガー、ジュリアス・ロドリゲス、マーク・ギリアナ、コーリー・ヘンリー、ジョーンアズポリスウーマンなどのゲストアーティストが参加しています。
ニューアルバムをサポートするために、ミシェル・ンデゲオチェロは、6月21日にニューヨークのブルーノート・ジャズ・フェスティバル、7月29日にナパ・バレーでの公演を含む今後のツアー日程も発表し、ミネアポリス、ミルウォーキー、シカゴ、ワシントンDC、フィラデルフィア、イギリスのウィズボーンで行われるWe Out Here Festivalでのコンサートも予定しています。
前作と同様、この最新作『Sangurinaria』は、オープナーを飾る「Sing In Our Chains」に代表されるように、ニューヨークのSteve Gunn(スティーヴ・ガン)のようなサイケデリアとエスニックの雰囲気に充ちている。エンゲルのフォーク・ミュージックは、ウズベキスタン周辺の民謡のようでもあり、コーカサス地方の民謡のようでもあり、バルトークが探し求めたハンガリーの民謡のようでもある。少なくともそれは、不可思議でエキゾチックな雰囲気に充ちているように映る。
ノルウェーのスペース・ディスコの巨匠、Lindstrøm(別名:Hans-Peter Lindstrøm)がニューアルバム『Everyone Else is a Stranger』を発表し、ファーストシングル "Syreen" を公開しました。『Everyone Else is a Stranger』は、Smalltown Supersoundから7月14日にリリースされる予定です。アルバムのトラックリストとカバーアートワークは以下の通りです。
前作がスローでメロウな雰囲気だったのに対し、2023年の『Everyone Else is a Stranger』はリズム重視のアップテンポなアプローチで、リンドストロムの尊敬するライブセットにぴったりな楽曲を収録しています。しかし、このアルバムには、ノルウェーのプロデューサーのトレードマークとも言える、予想外の展開も含まれています。例えば、デビュー以来ほぼすべての曲で使用している旧ソリーナ・ストリング・アンサンブルに加え、中国の安価なチェロとバイオリンを初めて演奏した録音があります。
ニューヨーカー誌で「スペース・ディスコの帝王」と称されたリンドストロームは、その強迫観念的な仕事ぶりを常に美徳とし、都心のスタジオをモンスター・トラックを生み出す工場に変えてきた。Todd Terje、Prins Thomas、Todd Rundgrenらとコラボレーションし、LCD Soundsystem、Lana del Rey、Haim、Grizzly Bear、Flume、RAC、London Grammarなど多数のアーティストをリミックスしています。
テイラー・スウィフトは、アルバム収録曲の「Karma」と「Snow on the Beach」の2曲をアップデートした『Midnights』のデラックス・エディションをリリースした。
「Karma」のリミックスには、スウィフトがアルバム発表時に「地球上で最もクールな人」と語ったアイス・スパイスが参加し、「Snow on the Beach」の拡張版にはラナ・デル・レイのボーカルがさらに追加されています。Midnights (Til Dawn Edition)』には、Target限定ボーナストラックとしてリリースされていた「Hits Different」も収録されています。以下より聴いてみてください。
Julian Casablancas and the Voidzが、2020年の「Alien Crime Lord」以来となる新曲「Prophecy of the Dragon」を発表した。このシングルは、バルセロナとマドリードのプリマヴェーラ・サウンドを含む、6月の一連のヨーロッパのフェスティバルへの出演に先立ち到着した。試聴は以下から。
「Prophecy of the Dragon」についての声明で、The Voidzは次のように述べている。