ニューヨークで愛される兄弟デュオ、ザ・レモン・ツイッグスは、5月3日にCaptured Tracksからリリースされる2024年の新作アルバム『A Dream Is All We Know』を発表した。アルバムのセカンドシングル「They Don’t Know How To Fall In Place」の視聴は以下より。


ガーディアン紙が「完全に完璧」と評し、クエストラブが「フル・デバージ」と賞賛し、ザ・ニードル・ドロップのアンソニー・ファンターノが今年最もプレイされた曲の1位になったと明かした、エモーショナルな2023年の『エヴリシング・ハーモニー』に続く『ア・ドリーム・イズ・オール・ウィ・ノウ』は、マイケルとブライアンのダダリオ兄弟(24歳と26歳)が、リバプールとローレル・キャニオンを結ぶ音の架け橋、マージー・ビーチと呼ぶ架空の空間に住む、アップビートできらめくアレンジを探求している。


ザ・レモン・ツイッグスは、『ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン』で、このアルバムの単独シングル「マイ・ゴールデン・イヤーズ」を高らかに演奏し、このアルバムの発売を非公式に発表した。煌めくようなギターと "ビーチ・ボーイズ・ヴァイヴス"(FLOOD)のパワー・ポップ・アンセムは、忠実なオマージュを捧げつつ、ツイッグならではのひねりを加えている。


『A Dream Is All We Know』は、ナイロン弦をベースにした『Everything Harmony』のアレンジを離れ、兄弟が『Do Hollywood』で初めて紹介したスタイルを再訪する。レノン=マッカートニーの歌曲集にあるシアトリカルさとグラム・ロックに、現代的な物語、爆発的なエレキ・ギター・リフ、ウィルソン・ファミリーの陽気なハーモニーと独創的なレコーディング・テクニックを組み合わせた『A Dream Is All We Know』は、兄弟の細部への鋭いこだわりとマルチ・インストゥルメンタリストの才能に光を当てる。


10年近いソングライティングの経験を持つ「A Dream Is All We Know」は、ダダリオ兄弟が、自分たちのヒーローを彷彿とさせる音楽を作りたいと熱望するドゥー・アイズなティーンエイジャーから、フェニックス、ブリーチャーズ、アークティック・モンキーズとステージを共にする若者へと成長したことを明確に示している。


彼らの音楽的ヒーローであるトッド・ラングレンとステージを共にし、エルトン・ジョン、ゾンビーズ、ジェラルド・ウェイ、イギー・ポップから賞賛を集め、作品自体が他のアーティストへのインスピレーションの源となっている先見性のあるソングライター、アレンジャーへと完全な変貌を遂げた。


ブライアンとマイケルが自らミックスとマスタリングを手がけ、当時の機材でレコーディングされた『A Dream Is All We Know』では、何年もかけて完成させたレモン・ツイッグスの直感的な演奏が披露されている。






 The Lemon Twigs  『A Dream All We Know』




Label: Captured Tracks

Release: 2024/05/03



Tracklist:

1. My Golden Years
2. They Don’t Know How To Fall In Place
3. Church Bells
4. A Dream Is All I Know
5. Sweet Vibration
6. In The Eyes Of The Girl
7. If You And I Are Not Wise
8. How Can I Love Her More
9. Ember Days
10. Peppermint Roses
11. I Should’ve Known Right From The Start
12. Rock On (Over and Over)


Pre-order:(INT)








 The 1975が、1948年にビング・クロスビーによって広められた「Now Is the Hour」のカヴァーを公開した。


この曲は、第二次世界大戦中のクリスチャン・ディオールとココ・シャネルの実話を追ったアップルTV+の新シリーズ「The New Look」のジャック・アントノフが手掛けるサウンドトラッに収録されている。


「Now Is the Hour」は、フローレンス・アンド・ザ・マシーンの「White Cliffs of Dover」に続く、サウンドトラックからのセカンド・シングルだ。


アントノフがキュレーションとプロデュースを手がけたサウンドトラックは、ザ・ブリーチャーズ、フローレンス+ザ・マシーン、ラナ・デル・レイ、ビーバドビー、ニック・ケイヴ、パフューム・ジーニアスが演奏する、20世紀初頭から中頃にかけての人気曲のカヴァーを収録。

 

映像作品のサントラは、ジャック・アントノフのインディペンデント・レーベルで、ダーティ・ヒットの新しいインプリントである”シャドウ・オブ・ザ・シティ”による最初のリリースとなる。


 


ブルックリン出身のシンガー、キャロライン・ポラチェクが、『Desire, I Want to Turn Into You(Reviewを読む)の収録曲「Butterfly Net」の新バージョンでウェイズ・ブラッドとタッグを組んだ。


2人のアーティストは昨年、グラストンベリーやフジロックなど、何度か大型フェスでこの曲をライブで共演している。特にフジロックで両アーティストは親しくしている様子が確認されている。


10月、ポラチェクは『Desire, I Want to Turn Into You』のレコーディングセッションから抜粋したトラック「Dang」を公開した。彼女はまた、『The Late Show With Stephen Colbert』でこの曲を披露した。最新アルバムはグラミー賞にも見事選出され、シンガーはLAの授賞式に出席している。


 


 

東京のニューウェイブ/プログレッシブバンド、South Penguin(サウス・ペンギン)がグループ名をタイトルに据えたフルレングス『South Penguin』を発表した。本作はSpace Shower Musicから2月14日に発売される。

 

この発表に伴い、アルバムのリードカット「suki suki daisuki」が本日配信される。さらに2023年10月に行われた台湾ツアーのドキュメントを収録した映像が公開されているので、チェックしてみよう。

 

 South Penguin、二年振りのアルバムリリース「South Penguin」。グループ名をタイトルに据えた昨今の充実した活動の集大成的作品。


 

South Penguin、2019年にリリースした「Y」、2022年にリリースした「R」から、二年振りとなるアルバム「South Penguin」は、前作と同様、プロデューサーに岡田拓郎を迎えて制作された。(Inteviewを読む)



アルバムのリードカット「animal planet」は、ニューウェイブ/ポストパンクを経由したブギーなダンスミュージック。重厚なベースで始まるスリーピースらしからぬアンサンブルを基軸としたサウンドに加え、歌詞に”ダブル浅野”を配したトレンディな一面も伺わせるメロウな「metro」。
 

 

続く「dance」は、一転して、メロウなチル・ポップを奏でる。ユニークなギター・イントロから始まる軽快なリズムを特徴とする「empty」。御徒町の路上でわずか5分で作られたという、歌心溢れるハートウォーミングな「kani」。日本テレビの有名テレビ番組『マネーの虎』から着想を得たという、ミニマル・テクノの要素を持ったダンスビート「business」も聴き逃がせない。

 

アルバムの後半にも良曲が目白押し。強烈なファンクギター/サックスを主体としたグルーヴィーなサウンドにプログレが交差する刺激的な響きを持つ「tiger」。ダイナミックでフックのあるギターリフを綿密に展開させ、フリーキーなソロも配置される、最も重厚な響きを持つ「teardrop」。

 


South Penguinの作風としてはきわめて珍しい三拍子、美しいメロディを合わせ持つ「actress」。「suki suki daisuki」は、アルバムの最後を飾るに相応しい楽曲。バリエーション豊かな10曲が収録される。

 

セルフタイトルアルバムのミックス/プロデュースは、岡田拓郎が手掛けた。録音は、池田 洋(hmc studio)、マスタリングは、渡部牧人(PADOK)。アートワークは、町田ヒロチカが担当した。

 

 

 

South Penguin - Documentary (2023/10/28-29)  "ISLAND's LA RUE MUSIC & ARTS FESTIVAL" in  Kaohsiung  Taiwan 

 

 

 

South Penguin 『South Penguin」 -New Album



Format: Digital / SP3_6 

Label: Space Shower Music

Release: 2024/02/14

 

Tracklist:

01. animal planet
02. metro
03. dance
04. empty
05. kani
06. business
07. tiger
08. teardrop
09. actress
10. suki suki daisuki


Pre-order/Pre-save(配信の予約):

 

https://southpenguin.lnk.to/SouthPenguin 

 

 

 

「suki suki daisuki」 -Lead Single

 


Format: Digital / SP3_6 

Label: Space Sower Music

Release: 2024/02/07

 

Tracklist:

 

01. suki suki daisuki

 

 

Listen/ Stream:(配信リンク):

 

https://southpenguin.lnk.to/sukisukidaisuki 

 

 



South Penguin:

 

2014年7月に東京で結成。

2016年、EP「alaska」でデビュー。


2017年6月、台湾での初の海外ライヴを行った後、アカツカ以外のメンバーが全員脱退。その後は、サポートメンバーを迎え活動。


2017年、2nd EP「house」をリリース。2018年、中国のフェス「Taihu Midi Festival」を含む中国ツアー、2019年には、台湾のフェス「WAKE UP FESTIVAL 2019」を含む台湾ツアーを行った。


そして、2019年8月、1st Album「Y」、2020年6月には7INCH「bubbles / mad love」、2022年3月には現在の最新作となる「R」をリリース。


2021年8月には二度目の「FUJI ROCK FESTIVAL」出演を果たしている。

 


 サウスロンドンのシンガー、Matt Malteseは昨年、インディペンデントレーベルを立ち上げたばかりである。


その出発点として、ポートランドのシンガーソングライター、Searows(アレック・ダッカート)のシングル「Older」をリリースした。続いて、マット・マルテーゼはアレック・ダッカートと組み、ニール・ヤングの「Philadelphia」のカバーに取組んでいる。古典的なフォークミュージックとメロウなマルテーゼのソウル、フォークに対する愛着が見事なカバーソングとして昇華されている。両ミュージシャンによる息の取れた美麗なデュエットは人を酔わせる力がある。

 

 

「Philadelphia」-Best New Tracks

 

 

Matt Malteseは、3月8日にカバーを中心に構成されるニューアルバム『Songs That Aren't Mine』のリリースを発表した。アルバムはNettwerkから発売予定。収録曲は現時点で非公開。

 

シックスペンス・ノーン・ザ・リッチャーの曲で有名な「Kiss Me」は、アルバムのファースト・シングルで、本作には、様々な音楽のインスピレーションを受けた曲が収録されている。

 

昨年、マット・マルテーゼは、バロックポップ風のノスタルジアを込めたアルバム『Driving Just To Drive』 をリリースした。


 

Matt Maltese 『Songs That Aren't Mine』


 

マット・マルテーゼの新しい解釈は、2月13日にリーズで幕を開け、14カ国を回る、これまでで最大規模の2024年春のワールド・ツアーと時を同じくしている。

 

このツアーには、ロンドンのブリクストン・エレクトリックとロサンゼルスのウィルターンでのソールドアウト・ヘッドライン・ライヴや、ボナルー、ロック・ウェルチター、ヴィダ・フェストなどのフェスティバルでのパフォーマンスも含まれる。

 

アルバムの概要についてマルテーゼは次のように述べている。

 

「”Songs That Aren't Mine”は、子供の頃から好きだった曲ばかりを集めたアルバムで、昨年友人たちと自宅でレコーディングした。去年の夏の初めに、初めて一緒に仕事をしたプロデューサー、アレックス・ビュレーと再会して、他人の曲のヴァージョンを作って遊び始めたんだ。それは、アルバム制作のサイクルからの逃避のようなものだった」

 

「Kiss Me」


シアトルのグランジ/ストーナーの始祖、Melvinsがニューアルバム『Tarantula Hearts』を発表した。Ipecac Recordingsから4/19にリリースされる。リードシングル「Working The Ditch」の視聴を欠かさないようにしてほしい。


ヘヴィロックファン待望のメルヴィンズのニューアルバムは、どうやらバンドがこれまでに手がけたことのない様な作品で、最高に奇妙なアルバムのひとつとなるという。


5曲入りの今作は、現在入手困難な幻のデビュー・アルバムへの原点回帰とも言える19分にも及ぶ巨大なオープニング・トラック 「Pain Equals Funny」を中心に、メルヴィンズのメンバー、バズ、デール、スティーブンに加え、セカンドドラマーのロイ・マヨルガ(Ministry、Soulfly、Stone Sour、Nausea)、ギタリストのゲイリー・チェスター(We Are The Asteroid)が 参加している。



「Working The Ditch」



Melvins 『Tarantula  Hearts』


Tracklist:

1 Pain Equals Funny 

2 Working the Ditch 

3 She’s Got Weird Arms

 4 Allergic to Food 

5 Smiler


Pre-order:


https://themelvins.lnk.to/tarantula


 


カーリー・ボンドによるバンドプロジェクト、Meernaはニューシングル 「A Promise」を発表した。昨年のワールドミュージック、R&B、ポップを劇的にクロスオーバーしたアルバム『So Far So Good」(WMFを読む)に続くニューシングル。


このソウルフルでスウィープなバラードには、ピアノとペダル・スティール、そしてミールナーのトレードマークであるシンセ、エレキ・ギター、ベース、ドラムが取り入れられており、カーリー・ボンドの静謐なヴォーカルが全編を貫いている。


ミールナーのソングライターのカーリー・ボンドは新曲について以下のように説明している。


「この曲は、疎遠になっている人との大切な思い出について歌っていると思う。振り返って良いことばかりを感じながら、なぜその人から離れてしまったのかと自問するのはとても簡単なこと。疎遠になったことに深い罪悪感を感じながらも、これは単なる過程であり、どんな関係も複雑きわまりないんだと、優しく自分に言い聞かせたりする。そういった感覚は弱さなのではなく、あなたが相手によって強張っていないことを思い出させてくれる美しさでもあるのです」


「A Promise」

 

Donny Hathaway

 

現代のラップ/ヒップホップやネオソウルが政治的な主張、よりミクロな視点で見るなら、内的な問題の主張という内在的なテーマがあるように、R&Bミュージックが政治的な主張を持たぬ時代を見つけるほうが困難かもしれない。そもそもR&Bに関しては、公民権運動やブラックパンサー党の活動等の前の時代からブラックミュージックという音楽に乗せてミュージシャンが何らかの主張を交えるということは、それほどめずらしくはなかった。それは基本的に社会的な主張が許されなかった時代であるからこそ、有意義なメッセージを発信することが出来たのである。

 

R&Bは80年代に入ると、政治的な主張性における首座を、アイス・キューブを筆頭とするギャングスタ・ラップ勢に象徴される西海岸のグループに譲り、白人のロックやAORとの融合を試みた通称”ブラコン”(ブラック・コンテンポラリー)というジャンルが主流派となっていった。現地名ではUrban Contemporary(アーバン・コンテンポラリー)とも呼ばれている。


R&Bで「アーバンなサウンド」とよく評されるのは、このジャンルの余波を受けた評論用語と思われる。モータウン・サウンド等に象徴されるノーザン・ソウル、そして公民権運動に象徴されるニューソウルと呼ばれる、60年代と70年代にかけての動きの後に、黒人としての主張性が薄められ、ポピュラーなサウンドが主流となっていったのが80年代のR&Bであったらしい。

 

その時代、R&Bは死語になりつつあったが、このジャンルを節目に復活する。80年代のR&Bは日本では「ブラコン(ブラック・コンテンポラリーの略)」という名称で親しまれたのは有名で、スティービー・ワンダー、マイケル・ジャクソン、クインシー・ジョーンズ、マーヴィン・ゲイ、ダイアナ・ロスを始めとするミュージシャンがその代表的なアーティストに挙げられる。

 

上記のミュージシャンに共通するのは、それ以前の時代にジャクソン5としてニューソウルの運動の中心的な存在であったジャクソンを除いては、ポピュラー音楽との融合というテーマを持っていたことである。それは後にAORやソフト・ロックと合わさり、より軽やかなR&Bという形でメインストリームを席巻する。これらをプロモーションとして後押ししたのはMTVで、この放送局は24時間流行りの音楽をオンエアし続けていた。

 

やがて、R&Bはワンダーをはじめグラミー賞に多数のシンガーを送り出し、文字通り、スターシステムの中に組み込まれていったのは周知の通り。以後、R&Bはチャカ・カーンに代表されるようにプロデュース的なサウンドに発展し、また、90年代に入ると、ヒップホップとクロスオーバーが隆盛となる。その合間の世代にはDR. Dreなどの象徴的なミュージシャンも登場した。

 

2020年代のソウル・ミュージックを見ると、AORやジャズの影響を交えたR&Bが登場している。黒人のミュージシャンのみならず白人のアーティストにも好意的に受け入れられ、その影響を絡めたネオソウルというジャンルが2020年代のメインストリームを形成している。70、80年代のR&Bと現代のネオソウルは上辺だけ解釈してみると全然違うように聞こえるかも知れないが、実はそうではない。ブラックコンテンポラリーと現在のネオソウルの相違点を挙げるなら、現代的なポップス、テクノ、ハウスといったクラブミュージックの影響が含まれているか否かの違いしかない。そして、現代的なポップスとは、すでにハサウェイやチャカ・カーンが代表曲「Feel For You」で明示していたプロデュース的な視点を持つサウンドなのである。

 

リバイバルが発生するのは、何もロックやパンクだけにはとどまらない。スタイリッシュでアーバン、比較的、ライトな印象のあるブラック・ミュージックのジャンルが、2020年代中盤のR&Bに重要なエフェクトを及ぼす可能性は少なくない。ジェシー・ウェアをはじめとするアーティストにディスコサウンドの影響がハウスやテクノとともに含まれているのと同様である。

 

今回、ご紹介するブラック・コンテンポラリーの入門編とアーティストは、その最初期のウェイブを形成した先駆者で、80年代のR&Bシーンの音楽市場の土壌を形成した。以下のガイドは、アーバンなソウルとはどんな感じなのか、その答えを掴むための最良のヒントになるはずである。よりコアなブラコンのディスクガイドに関しては専門的な書籍を当たってみていただきたい。

 

 

Stevie Wonder  『Song In The Key Life』 1976




ブラックコンテンポラリーの先駆者として名高いのがご存知、スティービー・ワンダーである。モータウン時代はもとより、70年代のニューソウル運動を率い、現在でも大きな影響力を持つ。70年代のブラック・ミュージックの思想的な側面を削ぎ落とし、それらをライトで親しみやすい音楽にしたことが、ブラック・コンテンポラリーの最大の功績と言われている。

 

スティーヴィー・ワンダーといえば、ソウルバラードの達人であり、ピアノの弾き語りのイメージが強いが、このアルバムではファンクやホーンをフィーチャーしたご機嫌なファンクソウルサウンドが主体である。それはハサウェイと同じようにフュージョンジャズの音楽を取り入れている。代表曲「Sir Duke」はご機嫌なホーンのフィーチャーがマイルドなワンダーと声と見事な合致を果たしている。「I Wish」ではのちにジャクスンが80年代に試みたブラコンの商業的なイメージの萌芽を見出せる。80年代のメインストリームのR&Bの素地を作ったアルバムと見ても良さそうだ。

 

 

 


Donny Hathaway 『Extension Of a Man』 1973

 

 

ブラック・コンテンポラリーという趣旨に沿った推薦盤としては、『Robert Flick Feat. Donny Hathaway」が真っ先に挙げられることが多いのだが、ダニー・ハサウェイはやはりこのアルバムで、クロスオーバーの先駆的なアルバム。映画のような壮大なストリングスを交えたオープニング、ジャズやニューソウルの影響を交えた「Someday We'll All Be Free」はソウルミュージックの歴史的な名曲とも言えるだろう。


ファンク、フュージョン・ジャズの影響はもとより、このアルバムには、ブラジル音楽等の影響も取り入れられている。その合間に導入される現在のサンプリングやミュージックコンクレートのような手法を見る限り、現代の多くのアルバムは、今作の足元にも及ばない。発想力の豊かさ、卓越した演奏力、圧倒的な歌唱力、どれをとっても一級品であり、現在のデジタルの音質にも引けを取らない作品。ハサウェイの最高傑作と目されるのも頷けるR&Bの大作である。

 

 

 

 

Quincy Jones 『The Dude』 1981


アメリカのミュージシャン、プロデューサーのクインシー・ジョーンズによる1981年のスタジオ・アルバム。ジョーンズは多くのスタジオ・ミュージシャンを起用した。元々、トランペット奏者であったクインシーはジャズ、ソウル、ポップス、ロックと多角的な音楽性をもたらした。70年代には盛んだったクロスオーバーを洗練された音楽性へと昇華させたのがクインシーだ。元々プロデューサーとして活躍していたクインシーこそ、ブラコンの仕掛け人であるという。


『The Dude』はディスコサウンドの影響を残しながら、ポピュラー音楽寄りのアプローチをみせている。「Ai No Corrida」はどれくらいラジオやテレビでオンエアされたか計測不可能である。クインシーはこのアルバムを通じて、ロックやファンクを視点にして、グルーブ感のあるダンサンブルなソウルを追求している。AOR/ソフト・ロックに近いバラード「Velas」も必聴だ。

 

リード・シングル「Ai No Corrida」のダンス・エアプレイが多く、トップ40で28位、UKシングル・チャートで14位を記録。イギリスで11位を記録した「Razzamatazz」(パティ・オースティンがヴォーカル)も収録。同国におけるジョーンズのソロ最大のヒット曲となった。ルバム・オブ・ザ・イヤーを含むグラミー賞12部門にノミネートされ、第24回グラミー賞では3部門を受賞した。


 

 


 

Marvin Gaye 『Midnights』 1982


それまでモータウンの看板アーティストであった、マーヴィン・ゲイは、レーベルとの関係が悪化し、制作費を捻出できなったことから、いわゆるバンド主体のアプローチとは別のシンセ主体の音楽性へと突き進んだ。マーヴィンは、その後、CBSからの提案を受け入れ、コロムビアから三作のアルバムのリリースの契約を交わした。モータウンとの距離を置いたことが良い影響を及ぼし、ノーザン・ソウルから距離を置いたアーバンなソウルを生み出す契機となった。

 

享楽的ともいえるアーバンソウルの音楽には以前のマーヴィンのソウルから見ると、軽薄なニュアンスすら感じられるかもしれないが、レーベルとの契約の間で揺れ動いていたのを見ると、致し方無い部分もある。それ以前に対人のアルバムを制作したために、ファン離れを起こしていたマーヴィンはファンを取り戻すために、メインストリームの音楽を録音しようとした。前作『In Our Lifetime』のように内面に目を向けるのではなく、商業的なサウンドを追求することにした理由について、「今を逃すわけにはいかない。ヒットが必要なんだ」と語っていた。


 

 


Michael Jackson  『Off The Wall』 1971


 

 1979年の最大のベストセラーであり、ブラックコンテンポラリーの象徴的なアルバムと言われている。ソウルミュージックの評論家の中には、『Thriller』よりも高い評価を与える方もいるが、まったくの同意である。というか、マイケル・ジャクソンの最高傑作はこのアルバム。

 
『オフ・ザ・ウォール』(Off The Wall)は、1979年に発売されたマイケル・ジャクソンの5作目のオリジナル・アルバム。『ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500』(2020年版)に於いて、36位にランクイン。


1979年、初めてクインシー・ジョーンズをプロデューサーに迎えて制作された。エピック・レコードからは初、モータウン・レコード時代を含めた通算では5作目のソロ・アルバム。



それまでのマイケルのソロ・アルバムは、制作サイドが主導して作られたもので、マイケルは用意された曲を歌うだけだったが、本作ではクインシーが主導権を持っていたものの、マイケルの自作曲やアイデアも随所に入れられている。ロッド・テンパートン、ポール・マッカートニー、スティーヴィー・ワンダーからの楽曲提供、バックの演奏もクインシーの息のかかった一流ミュージシャンを起用するなど、アルバムのクオリティがそれまでと比べて格段に洗練された。このアルバムから真の意味でのマイケルのソロ活動が始まったと言って良く、「『オフ・ザ・ウォール』こそ、マイケルの本当の意味でのファースト・アルバム」と言う人もいる。 




 


Whitney Houston 『Whitney Houston』 1985

 


なぜ、このアルバムを入れるのかというと、R&Bやポピュラー音楽としての影響力はもとより、現在のシンセ・ポップというジャンルにかなり深い影響を及ぼしている可能性があるということ。ホイットニー・ヒューストンは80年代の最高の歌手の一人であるが、このアルバムは基本的にはポピュラーアルバムで、ディープなソウルファンには物足りなさもあるかも知れない。


ただ、ポップスにソウルの要素をさりげなくまぶすというセンスの良さについては、現代のミュージシャンにとってヒントになりえる。アーバンソウルの都会的な雰囲気や、同年代に、ジョージ・ベンソンが試みた近未来志向のポップスという要素も散りばめられている。80年代の懐メロという印象があるかもしれないが、ケイト・ブッシュの再ヒットなどを見る限り、むしろ、現在こそ、ホイットニー・ヒューストンの再評価の機運が高まる可能性も予想される。

 

AOR/ソフト・ロック志向のR&Bポップスの名盤という意味では、ホイットニーは現代のリスナーの耳に馴染むようなアーティストと言えるのではないか。なぜなら現代のミュージックシーンはAORが重要視されているからである。ファルセットの美しさに関しては不世出のシンガーである。人を酔わせるメロディーとはいかなるものなのか、その模範的な事例がここにある。


 



Diana Ross 『Diana』 1980

 

 


 

シュープリームスを離脱後、ダイアナ・ロスはソロアーティストとして「Ain't Know Mountain High Enough」等、複数のヒット作に恵まれた。70年代には低迷期があったというダイアナ・ロスであるが、ナイル・ロジャースがプロデュースした『Diana』で第二の全盛期を迎える。反ディスコの気風の中、制作されたというが、その実、ファンクやディスコの影響も取り入れられている。それがロスの持つスタイリッシュかつアーバンな雰囲気と一致した一作だ。

 

 TV Oneの『Unsung』のエピソードでナイル・ロジャースは、曲の大半はロスとの直接の会話の後に作られたと語った。彼女はロジャースとバーナード・エドワーズに、自分のキャリアを "ひっくり返したい"、"もう一度楽しみたい "と言ったと伝えられている。結果、ロジャースとエドワーズは 「Upside Down」と 「Have Fun (Again)」を書いた。

 

クラブでダイアナ・ロスの格好をした何人かのドラッグ・クイーンに出くわしたロジャースは、「I'm Coming Out」を書いた。My Old Piano」だけが、彼らの通常の曲作りのプロセスから生まれた。「Upside Down」は全米チャート首位を獲得し、「I’m Coming Out」も5位以内にチャートインした。ロスの80年代のキャリアを決定づける傑作と言っても良いかもしれない。


 

 

Chaka Khan 『I Feel For You』 1984


 

 

今聴いても新鮮な感覚を持って耳に迫るチャカ・カーンの『I Feel For You』。カーンはルーファスのフィーチャリング・シンガーとして、70年代にヒットを飛ばしていた。ダニー・ハサウェイと同じようにゴスペルにルーツを持ちながらも、それをあまり表に出さず、叫ぶようなボーカルを特徴とするカーンのボーカルスタイルは70年代の女性シンガーに多大な影響を与えた。『I Feel For You』はプリンスのカバーで、スティーヴィー・ワンダーのハーモニカをフィーチャーしている。チャカ・カーンにとっての最大のヒット・ソングとなった。現在のプロデュース的な視点を交えたポップスに傾倒したR&Bのアルバムとして楽しむことが出来る。


現在、チャカ・カーンはローリングストーンのインタビューに答え、ツアーの引退を表明し、ガーデニングをしながら悠々自適の生活を送っている。単発のライブに関しては行う可能性があるという。





George Benson 『While The City Sleeps』 1986

 


ジョージ・ベンソンはソウル・ジャズのオルガン奏者、ジャック・マクダフとのバンドを経たギタリストで、76年にはフュージョンの先駆けのような曲「Breezin」を制作した。だが、この年代にはスティービー・ワンダーとダニー・ハサウェイの影響を受け始め、ブラックコンテンポラリーの道に入っていくことになる。

 

1986年のアルバム『While The City Sleeps』は驚くほどライトなポップで、アーティストのイメージを覆す。AOR/ソフト・ロックに、ベンソンが傾倒したことを裏付ける作品である。その中にはこのジャンルの中にある近未来的なシンセ・ポップの影響も伺い知ることが出来る。ジョージ・ベンソンというと、渋いソウルというイメージがあるが、それらのイメージを払拭するような作品である。この年代、前のニューソウルの時代から活躍していたシンガーの中で、最も時代に敏感な感覚を持つミュージシャンはこぞって、ロックやポップスとのクロスオーバーを図っていたことがわかる。今聴いても洗練されたポピュラー・アルバムと言えるのだ。 


 

 



Lionel Ritchie 『Dancing On The Ceiling』 1986



 

コモドアーズのメンバーでもあり、後にソロアーティストとして、そしてパラディ・ソウルの象徴的なシンガーに挙げられるライオネル・リッチー。彼の全盛期を知らない私のようなリスナーにとっては、ジャクソンやスティーヴィーと共演した「We Are The World」のイメージの人という感じだ。どうやら、リッチーが歌手としての実力に恵まれながらも、いまいちコアなソウルファンからの評価が芳しくないのは、白人の音楽市場に特化したことが理由であるらしい。


ダニー・ハサウェイのような黒人としてのアイデンティティ云々という要素は乏しいが、現在、メロウなポップスやAORというジャンルが取りざたされるのを見ると、今、まさに聴くべきアーティストなのではないかというのが印象である。確かにヒット曲でさえもその曲調はいくらか古びてしまったが、今なお彼の卓越した歌唱力、メロウな音の運びは現代的なリスナーにも親しまれる可能性を秘めている。『Can’t Slow Down』とともにリッチーの代表作に挙げられる。

 





Prince  『1999』  1982

 


 

プリンスといえば真っ先に『Purple Rain』のヒットにより、スターミュージシャンの仲間入りを果たした。ノーザンとサザン、サウスで別れていたR&Bの勢力図をスライ・ザ・ファミリーとともに塗り替えた。彼は10代の頃からすでにバンドにおいて、ダンスソウルの音楽性、そしてマルチインストゥルメンタリストとしての演奏力に磨きを掛けてきたが、その後のレコード契約、ひいてはスターミュージシャンとしての道のりはある意味では、付加物のようなものだったと思われる。


革新的とされたファンク・ソウルやシンセサイザーをフィーチャーしたスタイルは、それ以前の80年代にすでに行われていたものだったというが、彼のサウンドはエキセントリックかつエポックメイキングであるにとどまらず、現在のハイパーポップやエクスペリメンタルポップというジャンルの先駆者である。つまり、R&Bというのはプリンスにとって1つの装置のようなもので、その影響をもとに、様々な要素を取り入れ、それらの実験的でカラフルなイメージを持つポップスとして組み上げていった。

 

『1999』は今聴いても新鮮なアルバム。解釈によってはロジャー・プリンスの全盛期をかたどったアルバムと言えるだろうが、ボーカルから立ち上るスター性や独特な艶気はシアトリカルな要素を込めた「総合芸術としてのライブエンターテイメント」の始まりではなかったかと思われる。




ハリウッド・レポーターのクリス・ガードナーの報道によると、キラーマイクは日中のプレミア・セレモニーで三部門でグラミー賞を受賞した後、ロサンゼルス市警に拘束された。ラッパーにとって幸運の後の悲劇だった。


TMZは後日、マイクが 「Crypto.comアリーナで私人逮捕が行われた後、軽犯罪の暴行容疑で逮捕された」と報じている。続けて 「KMは、警備員が彼の邪魔になるのを素早く避けなかったため、警備員を倒した罪に問われていると聞いている」と伝えた。ロス市警は彼の容疑を認めている。


キラー・マイクは『MICHAEL』でグラミー賞の最優秀ラップ・アルバム賞、アンドレ3000、フューチャー、エリン・アレン・ケインと共演した『Scientists & Engineers』で最優秀ラップ・パフォーマンス賞と最優秀ラップ・ソング賞を受賞した。 ラップ・アルバムの受賞に際し、彼は「年を取りすぎたって、遅すぎるなんて言えないよ......夢は叶うんだ!スイープだ!」と話したばかりだった。



テイラー・スウィフトの10枚目のスタジオ・アルバム『ミッドナイツ』が、2024年度グラミー賞アルバム・オブ・ザ・イヤーを見事受賞した。授賞式が行われていたロサンゼルスのクリプト・ドット・コム・アリーナにサプライズで登場したセリーヌ・ディオンが彼女に賞を授与した。


同アルバムは、ボーイジーニアスの『the record』、ジャネル・モナエの『The Age of Pleasure』、ジョン・バティステの『World Music Radio』、ラナ・デル・レイの『Did You Know That There's a Tunnel Under Ocean Blvd』、マイリー・サイラスの『Endless Summer Vacation』、オリヴィア・ロドリゴの『Guts』、SZAの『SOS』とともにノミネートされていた。


スウィフトはアルバム・オブ・ザ・イヤー最多受賞アーティストとしてグラミー賞の歴史に名を刻み、通算4冠を達成した。それまではポール・サイモン、スティーヴィー・ワンダー、フランク・シナトラがそれぞれ3回受賞していた。


受賞スピーチでスウィフトは、彼女が「一世代に一度の」プロデューサーと呼ぶ長年のコラボレーター、ジャック・アントノフ、エンジニアのローラ・シスク、そしてサム・デューに感謝の言葉を述べた。


彼女はまた、ミッドナイツの「スノウ・オン・ザ・ビーチ」に参加している同ノミネートのラナ・デル・レイを、"レガシー・アーティスト "であり、"今が全盛期のレジェンド "だと称賛した。


「これが私の人生で最高の瞬間だと言いたいところだけど、曲を完成させた時、大好きなブリッジのコードを解読した時、ミュージックビデオをショットリストしている時、ダンサーやバンドとリハーサルをしている時、東京でライヴをする準備をしている時、こんなふうに幸せを感じるの 」とスウィフトは語った。


「私にとって、賞は作品なの。私がしたいことは、これをやり続けること。とても好きなの。この賞に投票してくれた人たちをも幸せにしてくれるなんて、信じられないくらいうれしいわ。私がしたいことは、これを続けること。だから、大好きなことをする機会を与えてくれて本当にありがとう」


スウィフトは今夜の授賞式でさらに5部門にノミネートされ、「アンチ・ヒーロー」で年間最優秀レコード賞、年間最優秀楽曲賞、最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞にノミネートされた。また、最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム賞も受賞し、授賞式ではニュー・アルバム『The Tortured Poets Department』を発表した。これでスウィフトはグラミー賞通算14冠を達成した。受賞の歓喜の瞬間は以下より。


 



テイラー・スウィフトがニューアルバム『Tortured Poets Department』の制作を発表した。このニュースは、2月4日に開催された2024年度グラミー賞で最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム賞を受賞した際にテイラーにより発表され、『Midnights』に続くアルバムが4月19日に発売されることが明らかになった。発表の模様は以下よりご覧下さい。

 

そして、テイラー・スウィフトはアルバムのジャケットアートワークをソーシャルメディアで公開した。ミッドナイツでもま受けられたミステリアスな雰囲気のメッセージは今回も健在である。


「そして、私は証拠に入る/私の汚れた紋章/あざのように身につけた私のミューズたち/私のお守りと魅力/愛の爆弾のチクタク、チクタク/真っ黒なインクの静脈、それがTortured Poets Department」と綴った。





テイラー・スウィフトの『Midnights』は、オリヴィア・ロドリゴの『GUTS』、エド・シーランの『-』、マイリー・サイラスの『Endless Summer Vacation』、ケリー・クラークソンの『Chemistry』を抑えて、最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバムに輝いた。このアルバムは発売後、14カ国でチャート一位を独占している。スウィフトは『Midnights』の別バージョン「3AM」もリリースしている


受賞スピーチで指摘したように、テイラー・スウィフトにとって13度目のグラミー賞受賞となる。


テイラースウィフトは2024年、ヨーロッパツアーを開催する予定である。サポートアクトは、他部門で受賞したパラモアが務める予定。最新のライブツアーのドキュメンタリー映画「The Eras Tour」は2億5000万ドルもの利益を生み出し、ミュージシャンとしての影響力はとどまることを知らない。




第66回グラミー賞が2月4日(日)、ロサンゼルスのCrypto.comアリーナで開催された。SZAが合計9部門でノミネートされ、Boygenius、Victoria Monét、エンジニアのSerban Gheneaが続いた。


スウィフトは『Midnights』でアルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞し、この栄誉を4度獲得した初のアーティストとして歴史に名を刻んだ。最優秀ポップ・ヴォーカル・アバム賞を受賞した彼女は、ニュー・アルバム『The Tortured Poets Department』が4月にリリースされることも発表した。彼女の長年のコラボレーターであるジャック・アントノフは、グラミー賞のプロデューサー・オブ・ザ・イヤー、ノン・クラシカル部門を3年連続で受賞した。


SZAは最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞、最優秀プログレッシブR&Bアルバム賞、最優秀R&Bソング賞を、boygeniusは最優秀ロック・パフォーマンス賞、最優秀ロック・ソング賞、最優秀オルタナティブ・ミュージック・アルバム賞を受賞した。マイリー・サイラスの「Flowers」は、年間最優秀レコード賞と最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞を受賞した。


メイン・セレモニーの司会は、4年連続でトレヴァー・ノアが務めた。今年の出演者は、ジョニ・ミッチェル、U2(スフィアからのライブ)、SZA、ビリー・アイリッシュ、ビリー・ジョエル、デュア・リパ、オリヴィア・ロドリゴ、バーナ・ボーイ、ルーク・コムズ、トラヴィス・スコットなど。


全受賞者リストは以下をチェック。第65回のグラミー賞受賞者はビヨンセだった。ノミネート作はこちら


Album of the Year:


Boygenius – The Record

Janelle Monáe – The Age of Pleasure

Jon Batiste – World Music Radio

Lana Del Rey – Did You Know That There’s a Tunnel Under Ocean Blvd

Miley Cyrus – Endless Summer Vacation

Olivia Rodrigo – Guts

SZA – SOS

Taylor Swift – Midnights


Record of the Year:


Billie Eilish – What Was I Made For?

Boygenius – Not Strong Enough

Jon Batiste – Worship

Miley Cyrus – Flowers

Olivia Rodrigo – Vampire

SZA – Kill Bill

Taylor Swift – Anti-Hero

Victoria Monét – On My Mama


Best New Artist:


Coco Jones

Gracie Abrams

Fred Again..

Ice Spice

Jelly Roll

Noah Kahan

Victoria Monét

The War and Treaty


Song of the Year:


Billie Eilish – What Was I Made For?

Dua Lipa – Dance the Night

Jon Batiste – Butterfly

Lana Del Rey – A&W

Miley Cyrus – Flowers

Olivia Rodrigo – Vampire

SZA – Kill Bill

Taylor Swift – Anti-Hero


Best Pop Vocal Album:


Kelly Clarkson – Chemistry

Miley Cyrus – Endless Summer Vacation

Olivia Rodrigo – Guts

Ed Sheeran – – (Subtract)

Taylor Swift – Midnights


Best R&B Song:


Coco Jones – ICU

Halle – Angel

Robert Glasper ft. SiR & Alex Isley – Back to Love

SZA – Snooze

Victoria Monét – On My Mama


Best Country Album:


Brothers Osborne – Brothers Osborne

Kelsea Ballerini – Rolling Up the Welcome Mat

Lainey Wilson – Bell Bottom Country

Tyler Childers – Rustin’ in the Rain

Zach Bryan – Zach Bryan


Best Música Urbana Album:


Rauw Alejandro – Saturno

Karol G – Mañana Será Bonito

Tainy – Data


Best Pop Solo Performance:


Billie Eilish – What Was I Made For?

Doja Cat – Paint the Town Red

Miley Cyrus – Flowers

Olivia Rodrigo – Vampire

Taylor Swift – Anti-Hero


Producer of the Year, Non-Classical:


Daniel Nigro

Dernst “D’Mile” Emile II

Hit-Boy

Jack Antonoff

Metro Boomin


Producer of the Year, Classical:


David Frost

Morten Lindberg

Dmitriy Lipay

Elaine Martone

Brian Pidgeon


Best Engineered Album, Classical:


Gustavo Dudamel, Anne Akiko Meyers, Gustavo Castillo & Los Angeles Philharmonic – Fandango

Manfred Honeck & Pittsburgh Symphony Orchestra – Tchaikovsky: Symphony No. 5 & Schulhoff: Five Pieces

Mehmet Ali Sanlikol, George Lernis & A Far Cry – Sanlikol: A Gentleman Of Istanbul – Symphony For Strings, Percussion, Piano, Oud, Ney & Tenor

Riccardo Muti & Chicago Symphony Orchestra – Contemporary American Composers

Shara Nova & A Far Cry – The Blue Hour


Best Bluegrass Album:


Sam Bush – Radio John: Songs of John Hartford

Michael Cleveland – Lovin’ of the Game

Mighty Poplar – Mighty Poplar

Willie Nelson – Bluegrass

Billy Strings – Me/And/Dad

Molly Tuttle & Golden Highway – City of Gold


Best Contemporary Instrumental Album:


Béla Fleck, Zakir Hussain, Edgar Meyer ft. Rakesh Chaurasia – As We Speak

House of Waters – On Becoming

Bob James – Jazz Hands

Julian Lage – The Layers

Ben Wendel – All One


Best Jazz Instrumental Album:


Kenny Barron – The Source

Lakecia Benjamin – Phoenix

Adam Blackstone – Legacy: The Instrumental Jawn

Billy Childs – The Winds of Change

Pat Metheny – Dream Box


Best Jazz Performance:


Jon Batiste – Movement 18’ (Heroes)

Lakecia Benjamin – Basquiat

Adam Blackstone ft. the Baylor Project & Russell Ferranté – Vulnerable (Live)

Fred Hersch & Esperanza Spalding – But Not For Me

Samara Joy – Tight


Best Progressive R&B Album:


6lack – Since I Have a Lover

Diddy – The Love Album: Off the Grid

Terrace Martin and James Fauntleroy – Nova

Janelle Monáe – The Age of Pleasure

SZA – SOS


Best R&B Performance:


Chris Brown – Summer Too Hot

Coco Jones – ICU

Robert Glasper Featuring Sir & Alex Isley – Back to Love

SZA – Kill Bill

Victoria Monét – How Does It Make You Feel


Best Contemporary Classical Composition:


Thomas Adès, composer (Gustavo Dudamel & Los Angeles Philharmonic) – Adès: Dante

Andy Akiho, composer (Andy Akiho, Ankush Kumar Bahl & Omaha Symphony) – Akiho: In That Space, At That Time

William Brittelle, composer (Roomful Of Teeth) – Brittelle: Psychedelics

Missy Mazzoli, composer (Peter Herresthal, James Gaffigan & Bergen Philharmonic) – Mazzoli: Dark With Excessive Bright

Jessie Montgomery, composer (Awadagin Pratt, A Far Cry & Roomful Of Teeth) – Montgomery: Rounds


Best Classical Compendium:


Anne Akiko Meyers – Fandango

Christopher Rountree, conductor – Julius Eastman, Vol. 3: If You’re So Smart, Why Aren’t You Rich?

Peter Herresthal – Mazzoli: Dark With Excessive Bright

Alex Brown, Harlem Quartet, Imani Winds, Edward Perez, Neal Smith & A.B. Spellman – Passion For Bach And Coltrane

Chick Corea – Sardinia

Andy Akiho – Sculptures

Aaron Diehl Trio & The Knights – Zodiac Suite


Best Classical Solo Vocal Album:


Reginald Mobley, soloist; Baptiste Trotignon, pianist – Because

Karim Sulayman, soloist; Sean Shibe, accompanist – Broken Branches

Laura Strickling, soloist; Daniel Schlosberg, pianist – 40@40

Lawrence Brownlee, soloist; Kevin J. Miller, pianist – Rising

Julia Bullock, soloist; Christian Reif, conductor (Philharmonia Orchestra) – Walking In The Dark


Best Classical Instrumental Solo:


Robert Black – Adams, John Luther: Darkness And Scattered Light

Andy Akiho – Akiho: Cylinders

Yuja Wang; Teddy Abrams, conductor (Louisville Orchestra) – The American Project

Seth Parker Woods – Difficult Grace

Curtis Stewart – Of Love


Best Chamber Music/Small Ensemble Performance:


Anthony McGill & Pacifica Quartet – American Stories

Catalyst Quartet – Uncovered, Vol. 3: Coleridge-Taylor Perkinson, William Grant Still & George Walker

Roomful Of Teeth – Rough Magic

Third Coast Percussion – Between Breaths

Yo-Yo Ma, Emanuel Ax & Leonidas Kavakos – Beethoven For Three: Symphony No. 6, ‘Pastorale’ And Op. 1, No. 3


Best Choral Performance:


The Clarion Choir – Rachmaninoff: All-Night Vigil

The Crossing – Carols After a Plague

Miró Quartet; Conspirare – The House Of Belonging

San Francisco Symphony Chorus – Ligeti: Lux Aeterna

Uusinta Ensemble; Helsinki Chamber Choir – Saariaho: Reconnaissance


Best Opera Recording:


The Metropolitan Opera Orchestra; The Metropolitan Opera Chorus – Blanchard: Champion

Boston Modern Orchestra Project & Odyssey Opera Chorus – Corigliano: The Lord Of Cries

The Dime Museum; Isaura String Quartet – Little: Black Lodge


Best Orchestral Performance:


Buffalo Philharmonic Orchestra – Scriabin: Symphony No. 2; The Poem Of Ecstasy

Los Angeles Philharmonic – Adès: Dante

Netherlands Radio Philharmonic Orchestra – Bartók: Concerto For Orchestra; Four Pieces

The Philadelphia Orchestra – Price: Symphony No. 4; Dawson: Negro Folk Symphony

San Francisco Symphony – Stravinsky: The Rite of Spring


Best Arrangement, Instruments and Vocals:


Cécile McLorin Salvant – Fenestra

Maria Mendes ft. John Beasley & Metropole Orkest – Com Que Voz (Live)

Patti Austin ft. Gordon Goodwin’s Big Phat Band – April in Paris

säje ft. Jacob Collier – In the Wee Small Hours of the Morning

Samara Joy – Lush Life


Best Regional Roots Music Album:


Buckwheat Zydeco Jr. & The Legendary Ils Sont Partis Band – New Beginnings

Dwayne Dopsie & The Zydeco Hellraisers – Live At The 2023 New Orleans Jazz & Heritage Festival

Lost Bayou Ramblers & Louisiana Philharmonic Orchestra – Live: Orpheum Theater Nola

New Breed Bass Band – Made in New Orleans

New Orleans Nightcrawlers – Too Much to Hold

The Rumble Feature Chief Joseph Boudreaux Jr. – Live at the Maple Leaf


Best Folk Album:


Dom Flemons – Traveling Wildfire

The Milk Carton Kids – I Only See the Moon

Joni Mitchell – Joni Mitchell at Newport [Live]

Nickel Creek – Celebrants

Old Crow Medicine Show – Jubilee

Paul Simon – Psalms

Rufus Wainwright – Folkocracy


Best Country Duo/Group Performance:


Dierks Bentley ft. Billy Strings – High Note

Brothers Osborne – Nobody’s Nobody

Zach Bryan ft. Kacey Musgraves – I Remember Everything

Vince Gill & Paul Franklin – Kissing Your Picture (Is So Cold)

Jelly Roll with Lainey Wilson – Save Me

Carly Pearce ft. Chris Stapleton – We Don’t Fight Anymore


Best Jazz Vocal Album:


Patti Austin Featuring Gordon Goodwin’s Big Phat Band – For Ella 2

Fred Hersch & Esperanza Spalding – Alive at the Village Vanguard

Gretchen Parlato & Lionel Loueke – Lean In

Cécile McLorin Salvant – Mélusine

Nicole Zuraitis – How Love Begins


Best Arrangement, Instrumental or A Cappella:


Hilario Duran And His Latin Jazz Big Band Featuring Paquito D’Rivera – I Remember Mingus

Just 6 – Angels We Have Heard On High

Ludwig Göransson – Can You Hear the Music

The String Revolution ft. Tommy Emmanuel – Folsom Prison Blues

Wednesday Addams – Paint It Black


Best Instrumental Composition:


Béla Fleck, Edgar Meyer & Zakir Hussain Featuring Rakesh Chaurasia – Motion

John Williams – Helena’s Theme

Lakecia Benjamin ft. Angela Davis – Amerikkan Skin

Ludwig Göransson – Can You Hear the Music

Quartet San Francisco Featuring Gordon Goodwin’s Big Phat Band – Cutey And The Dragona


Best Audio Book, Narration, and Storytelling Recording:


Meryl Streep – Big Tree

William Shatner – Boldly Go: Reflections on a Life of Awe and Wonder

Rick Rubin – The Creative Act: A Way of Being

Senator Bernie Sanders – It’s Ok to Be Angry About Capitalism

Michelle Obama – The Light We Carry: Overcoming In Uncertain Times


Best Children’s Music Album:


Andrew & Polly – Ahhhhh!

Pierce Freelon & Nnenna Freelon – Ancestars

DJ Willy Wow! – Hip Hope for Kids!

Uncle Jumbo – Taste The Sky

123 Andrés – We Grow Together Preschool Songs


Best New Age, Ambient, or Chant Album:


Kirsten Agresta-Copely – Aquamarine

Omar Akram – Moments of Beauty

Ólafur Arnalds – Some Kind of Peace (Piano Reworks)

David Darling & Hans Christian – Ocean Dreaming Ocean

Carla Patullo ft. Tonality and the Scorchio Quartet – So She Howls


Best Reggae Album:


Buju Banton – Born For Greatness

Beenie Man – Simma

Collie Buddz – Cali Roots Riddim 2023

Burning Spear – No Destroyer

Julian Marley & Antacus – Colors of Royal


Best Latin Rock or Alternative Album:


Cabra – Martínez

Diamante Eléctrico – Leche de Tigre

Juanes – Vida Cotidiana

Natalia Lafourcade – De Todas las Flores

Fito Paez – EADDA9223


Best Latin Pop Album:


AleMor – Beautiful Humans, Vol. 1

Gaby Moreno – X Mi (Vol. 1)

Maluma – Don Juan

Pablo Alborán – La Cuarta Hoja

Paula Arenas – A Ciegas

Pedro Capó – La Neta


Best Alternative Jazz Album:


Arooj Aftab, Vijay Iyer, Shahzad Ismaily – Love in Exile

Cory Henry – Live at the Piano

Kurt Elling, Charlie Hunter, SuperBlue – SuperBlue: The Iridescent Spree

Louis Cole – Quality Over Opinion

Meshell Ndegeocello – The Omnichord Real Book


Best Latin Jazz Album:


Eliane Elias – Quietude

Ivan Lins with the Tblisi Symphony Orchestra – My Heart Speaks

Bobby Sanabria Multiverse Big Band – Vox Humana

Luciana Souza & Trio Corrente – Cometa

Miguel Zenón & Luis Perdomo – El Arte Del Bolero Vol. 2


Best Large Jazz Ensemble Album:


ADDA Simfònica, Josep Vicent, Emilio Solla – The Chick Corea Symphony Tribute – Ritmo

Darcy James Argue’s Secret Society – Dynamic Maximum Tension

The Count Basie Orchestra Directed By Scotty Barnhart – Basie Swings The Blues

Vince Mendoza & Metropole Orkest – Olympians

Mingus Big Band – The Charles Mingus Centennial Sessions


Best Large Jazz Ensemble Album:


ADDA Simfònica, Josep Vicent, Emilio Solla – The Chick Corea Symphony Tribute – Ritmo

Darcy James Argue’s Secret Society – Dynamic Maximum Tension

The Count Basie Orchestra Directed By Scotty Barnhart – Basie Swings The Blues

Vince Mendoza & Metropole Orkest – Olympians

Mingus Big Band – The Charles Mingus Centennial Sessions


Best Historical Album:


Bob Dylan – Fragments – Time Out Of Mind Sessions (1996-1997): The Bootleg Series, Vol. 17

Various Artists – The Moaninest Moan of Them All: The Jazz Saxophone of Loren McMurray, 1920-1922

Various Artists – Playing for the Man at the Door: Field Recordings from the Collection of Mack McCormick, 1958-1971

Lou Reed – Words & Music, May 1965 – Deluxe Edition

Various Artists – Written in Their Soul: The Stax Songwriter Demos


Best Album Notes:


John Coltrane & Eric Dolphy – Evenings At The Village Gate: John Coltrane With Eric Dolphy (Live) (album notes by Ashley Kahn)

Howdy Glenn – I Can Almost See Houston: The Complete Howdy Glenn (album notes by Scott B. Bomar)

Iftin Band – Mogadishu’s Finest: The Al Uruba Sessions (album notes by Vik Sohonie)

Various Artists – Playing for the Man at the Door: Field Recordings from the Collection of Mack McCormick, 1958-1971 (album notes by Jeff Place & John Troutman

Various Artists – Written In Their Soul: The Stax Songwriter Demos (album notes by Robert Gordon & Deanie Parker


Best Boxed or Special Limited Edition Package:


The Collected Works of Neutral Milk Hotel

For The Birds: The Birdsong Project

Gieo

Inside: Deluxe Box Set

Words & Music, May 1965 – Deluxe Edition


Best Recording Package:


Caroline Rose – The Art of Forgetting

Hsing-Hui Cheng – Cadenza 21’

Perry Shall – Eletrophonic Chronic

Iam8bit – Gravity Falls

Yu Wei – Migration

Luke Brooks & James Theseus Buck – Stumpwork


Best Comedy Album:


Trevor Noah – I Wish You Would

Wanda Sykes – I’m An Entertainer

Chris Rock – Selective Outrage

Sarah Silverman – Someone You Love

Dave Chappelle – What’s In A Name?


Best Alternative Music Album:


Arctic Monkeys – The Car

Boygenius – The Record

Gorillaz – Cracker Island

Lana Del Rey – Did You Know That There’s a Tunnel Under Ocean Blvd

PJ Harvey – I Inside the Old Year Dying


Best Alternative Music Performance:


Alvvays – Belinda Says

Arctic Monkeys – Body Paint

Boygenius – Cool About It

Lana Del Rey – A&W

Paramore – This Is Why


Best Rock Album:


Foo Fighters – But Here We Are

Greta Van Fleet – Starcatcher

Metallica – 72 Seasons

Paramore – This Is Why

Queens of the Stone Age – In Times New Roman…


Best Rock Song:


Boygenius – Not Strong Enough

Foo Fighters – Rescued

Olivia Rodrigo – Ballad of a Homeschooled Girl

Queens of the Stone Age – Emotion Sickness

The Rolling Stones – Angry


Best Metal Performance:


Disturbed – Bad Man

Ghost – Phantom of the Opera

Metallica – 72 Seasons

Slipknot – Hive Mind

Spiritbox – Jaded


Best Rock Song:


Boygenius – Not Strong Enough

Foo Fighters – Rescued

Olivia Rodrigo – Ballad of a Homeschooled Girl

Queens of the Stone Age – Emotion Sickness

The Rolling Stones – Angry


Best Rock Performance:


Arctic Monkeys – Sculptures of Anything Goes

Black Pumas – More Than a Love Song

Boygenius – Not Strong Enough

Foo Fighters – Rescued

Metallica – Lux Æterna


Best Rock Performance:


Arctic Monkeys – Sculptures of Anything Goes

Black Pumas – More Than a Love Song

Boygenius – Not Strong Enough

Foo Fighters – Rescued

Metallica – Lux Æterna


Best Musical Theater Album:


Kimberly Akimbo

Parade

Shucked

Some Like It Hot

Sweeney Todd: The Demon Barber of Fleet Street


Best Traditional Pop Vocal Album:


Liz Callaway – To Steve With Love: Liz Callaway Celebrates Sondheim

Rickie Lee Jones – Pieces of Treasure

Laufey – Bewitched

Pentatonix – Holidays Around the World

Bruce Springsteen – Only the Strong Survive

Various – Sondheim Unplugged (The NYC Sessions), Vol. 3


Best Global Music Album:


Susana Baca- Epifanías

Bokanté – History

Burna Boy – I Told Them…

Davido – Timeless

Shakti – This Moment


Best African Music Performance:


Asake & Olamide – Amapiano

Ayra Starr – Rush

Burna Boy – City Boys

Davido Featuring Musa Keys – Unavailable

Tyla – Water


Best Global Music Performance:


Arooj Aftab, Vijay Iyer & Shahzad Ismaily – Shadow Forces

Burna Boy – Alone

Davido – Feel

Silvana Estrada – Milagro Y Disastre

Falu & Gaurav Shah (ft. PM Narendra Modi) – Abundance In Millets

Béla Fleck, Edgar Meyer & Zakir Hussain ft. Rakesh Chaurasia – Pashto

Ibrahim Maalouf ft. Cimafunk & Tank and the Bangas – Todo Colores


Best Spoken Word Poetry Album:


Aja Monet – When the Poems Do What They Do

J. Ivy – The Light Inside

Kevin Powell – Grocery Shopping With My Mother

Prentice Powell and Shawn William – For Your Consideration ’24 – The Album

Queen Sheba – A-You’re Not Wrong B-They’re Not Either: The Fukc-It Pill Revisited


Best Rap Album:


Drake & 21 Savage – Her Loss

Killer Mike – Michael

Metro Boomin – Heroes & Villains

Nas – King’s Disease III

Travis Scott – Utopia


Best Rap Song:


Doja Cat – Attention

Nicki Minaj & Ice Spice ft. Aqua – Barbie World

Lil Uzi Vert – Just Wanna Rock

Drake & 21 Savage – Rich Flex

Killer Mike ft. André 3000, Future, and Eryn Allen Kane – Scientists & Engineers


Best Melodic Rap Performance:


Burna Boy Featuring 21 Savage – Sittin’ on Top of the World

Doja Cat – Attention

Drake & 21 Savage – Spin Bout U

Lil Durk Featuring J. Cole – All My Life

SZA – Low


Best Rap Performance:


Baby Keem Featuring Kendrick Lamar – The Hillbillies

Black Thought – Love Letter

Coi Leray – Players

Drake & 21 Savage – Rich Flex

Killer Mike Featuring André 3000, Future, and Eryn Allen Kane – Scientists & Engineers


Best R&B Album:


Babyface – Girls Night Out

Coco Jones – What I Didn’t Tell You

Emily King – Special Occasion

Summer Walker – Clear 2: Soft Life EP

Victoria Monét – Jaguar II


Best Traditional R&B Performance:


Babyface ft. Coco Jones – Simple

Kenyon Dixon – Lucky

Victoria Monét ft. Earth, Wind & Fire and Hazel Monét – Hollywood

PJ Morton ft. Susan Carol – Good Morning

SZA – Love Language


Best Gospel Performance/Song:


Stanley Brown ft. Hezekiah Walker, Kierra Sheard & Karen Clark Sheard – God Is Good

Erica Campbell – Feel Alright (Blessed)

Zacardi Cortez – Lord Do It For Me (Live)

Melvin Crispell III – God Is

Kirk Franklin – All Things


Songwriter of the Year, Non-Classical:


Edgar Barrera

Jessie Jo Dillon

Justin Tranter

Shane McAnally

Theron Thomas


Best Roots Gospel Album:


The Blackwood Brothers Quartet – Tribute to the King

Blind Boys of Alabama – Echoes of the South

Becky Isaacs Bowman – Songs That Pulled Me Through the Tough Times

Brian Free & Assurance – Meet Me at the Cross

Gaither Vocal Band – Shine: The Darker The Night The Brighter The Light


Best Contemporary Christian Album:


Blessing Offor – My Tribe

Da’ T.R.U.T.H. – Emanuel

Lauren Daigle – Lauren Daigle

Lecrae – Church Clothes 4

Phil Wickham – I Believe


Best Gospel Album:


Erica Campbell – I Love You

Tasha Cobbs Leonard – Hymns (Live)

Maverick City Music – The Maverick Way

Jonathan McReynolds – My Truth

Tye Tribbett – All Things New: Live In Orlando


Best Contemporary Christian Music Performance/Song:


Blessing Offor – Believe

Cody Carnes – Firm Foundation (He Won’t) [Live]

Lauren Daigle – Thank God I Do

for KING & COUNTRY ft. Jordin Sparks – Love Me Like I Am

Lecrae & Tasha Cobbs Leonard – Your Power

Maverick City Music, Chandler Moore & Naomi Raine – God Problems


Best Contemporary Blues Album:


Samantha Fish And Jesse Dayton – Death Wish Blues

Ruthie Foster – Healing Time

Christone “Kingfish” Ingram – Live in London

Larkin Poe – Blood Harmony

Bettye LaVette – LaVette!


Best Traditional Blues Album:


Eric Bibb – Ridin’

Mr. Sipp – The Soul Side of Sipp

Tracy Nelson – Life Don’t Miss Nobody

John Primer – Teardrops For Magic Slim Live At Rosa’s Lounge

Bobby Rush – All My Love for You


Best Americana Album:


Brandy Clark – Brandy Clark

Rodney Crowell – The Chicago Sessions

Rhiannon Giddens – You’re the One

Jason Isbell and the 400 Unit – Weathervanes

Allison Russell – The Returner


Best American Roots Song:


The War and Treaty – Blank Page

Billy Strings ft. Willie Nelson – California Sober

Jason Isbell and the 400 Unit – Cast Iron Skillet

Brandy Clark ft. Brandi Carlile – Dear Insecurity

Allison Russell – The Returner


Best Americana Performance:


Blind Boys of Alabama – Friendship

Tyler Childers – Help Me Make It Through the Night

Brandy Clark ft. Brandi Carlile – Dear Insecurity

Jason Isbell and the 400 Unit – King of Oklahoma

Allison Russell – The Returner


Best American Roots Performance:


Jon Batiste – Butterfly

Blind Boys of Alabama – Heaven Help Us All

Madison Cunningham – Inventing the Wheel

Rhiannon Giddens – You Louisiana Man

Allison Russell – Eve Was Black


Best Country Song:


Brandy Clark – Buried

Chris Stapleton – White Horse

Morgan Wallen – Last Night

Tyler Childers – In Your Love

Zach Bryan ft. Kacey Musgraves – I Remember Everything


Best Country Solo Performance:


Brandy Clark – Buried

Chris Stapleton – White Horse

Dolly Parton – The Last Thing on My Mind

Luke Combs – Fast Car

Tyler Childers – In Your Love


Best Immersive Audio Album:


Alicia Keys – The Diary of Alicia Keys

Bear McCreary – God of War Ragnarok

George Strait – Blue Clear Sky

Madison Beer – Silence Between Songs

Ryan Ylyate – Act 3 (Immersive Edition)


Best Remixed Recording:


Depeche Mode – Wagging Tongue (Wet Leg Remix)

Gorillaz Featuring Tame Impala & Bootie Brown – New Gold (Dom Dolla Remix)

Lane 8 – Reviver (Totally Enormous Extinct Dinosaurs Remix)

Mariah Carey – Workin’ Hard (Terry Hunter Remix)

Turnstile and Badbadnotgood ft. Blood Orange – Alien Love Call


Best Engineered Album, Non-Classical:


Bokanté – History

Boygenius – The Record

Caroline Polachek – Desire, I Want to Turn Into You

Feist – Multitudes

Victoria Monét – Jaguar II


Best Music Film:


Moonage Daydream

How I’m Feeling Now

Live From Paris, The Big Steppers Tour

I Am Everything

Dear Mama


Best Music Video:


The Beatles – I’m Only Sleeping

Tyler Childers – In Your Love

Billie Eilish – What Was I Made For

Kendrick Lamar – Count Me Out

Troye Sivan – Rush


Best Song Written for Visual Media:


Billie Eilish – What Was I Made For?

Dua Lipa – Dance the Night

Nicki Minaj & Ice Spice Featuring Aqua – Barbie World

Rihanna – Lift Me Up

Ryan Gosling – I’m Just Ken


Best Score Soundtrack for Video Games and Other Interactive Media:


Bear McCreary – God of War Ragnarök

Jess Serro, Tripod & Austin Wintory – Stray Gods: The Roleplaying Musical

Peter Murray, J Scott Rakozy & Chuck E. Myers “Sea” – Hogwarts Legacy

Sarah Schachner – Call of Duty®: Modern Warfare II

Stephen Barton & Gordy Haab – Star Wars Jedi: Survivor


Best Score Soundtrack for Visual Media (Includes Film and Television):


John Williams – The Fabelmans

John Williams – Indiana Jones and the Dial of Destiny

Ludwig Göransson – Black Panther: Wakanda Forever

Ludwig Göransson – Oppenheimer

Mark Ronson & Andrew Wyatt – Barbie


Best Compilation Soundtrack for Visual Media:


Daisy Jones & The Six – Aurora

Various Artists – Barbie The Album

Various Artists – Black Panther: Wakanda Forever – Music From and Inspired By

Various Artists – Guardians of the Galaxy, Vol. 3: Awesome Mix, Vol. 3

Weird Al Yankovic – Weird: The Al Yankovic Story


Best Tropical Latin Album:


Rubén Blades con Roberto Delgado & Orquesta – Siembra: 45(degree) Aniversario (En Vivo en el Coliseo de Puerto Rico, 14 de Mayo 2022)

Luis Figueroa – Voy A Ti

Grupo Niche Y Orquesta Sinfónica Nacional de Colombia – Niche Sinfónico

Omara Portuondo – Vida

Tony Succar, Mimy Succar – Mimy & Tony

Carlos Vives – Escalona Nunca Se Había Grabado Así


Best Música Mexicana Album (Including Tejano):


Ana Bárbara – Bordado a Mano

Flor de Toloache – Motherflower

Lila Downs – La Sánchez

Lupita Infante – Amor Como en las Películas de Antes

Peso Pluma – Génesis


Best Dance/Electronic Music Album:


James Blake – Playing Robots Into Heaven

The Chemical Brothers – For That Beautiful Feeling

Fred Again.. – Actual Life 3 (January 1 – September 9 2022)

Kx5 – Kx5

Skrillex – Quest for Fire


Best Pop Dance Recording:


Bebe Rexha & David Guetta – One in a Million

Calvin Harris Featuring Ellie Goulding – Miracle

David Guetta, Anne-Marie & Coi Leray – Baby Don’t Hurt Me

Kylie Minogue – Padam Padam

Troye Sivan – Rush


Best Dance/Electronic Recording:


Aphex Twin – Blackbox Life Recorder 21f

Disclosure – Higher Than Ever Before

James Blake – Loading

Romy & Fred Again.. – Strong

Skrillex, Fred Again.. & Flowdan – Rumble


Best Pop Duo/Group Performance:


Labrinth Featuring Billie Eilish – Never Felt So Alone

Lana Del Rey Featuring Jon Batiste – Candy Necklace

Miley Cyrus Featuring Brandi Carlile – Thousand Miles

SZA Featuring Phoebe Bridgers – Ghost in the Machine

Taylor Swift Featuring Ice Spice – Karma


  J Mascis 『What Do We Do Now』 

 



 

 Label: Sub Pop 

 Release: 2024/02/02


 Listen/Stream



 Review


 ベテランギタリスト、J Mascisによる爽快なオルタナティヴロック


 J マシスは、Dinasour Jr.としても、ソロアーティストとしても、音楽性が変わることがほとんどない。例えば、1987年に発表された三作目のアルバム『You Are Living All Over Me』を聴けばわかるが、ダイナソー Jr.の音楽性というのは、フェンダーのジャズマスター、テレキャスター等のシングルコイルのギターに、ビックマフ等のファズ・ギターのノイズを噛ませ、その上にJ マシス自身の瞑想的なボーカルラインを乗せるというもの。ルー・バーロウのエッジの効いたベース、ソングライティングも彼らの音楽の中核を担っていた。『Green Mind』で全米チャートで席巻する以前から、マシスはデビューアルバムを通じて、以後の時代の作風をしっかり踏み固めていた。

 

「Little Funny Things」の苛烈なディストーションギターでオルタナの台頭を大々的に予見し、さらに「In A Jar」では、彼自身のグランジとカントリーを織り交ぜたような比較的な聴きやすいライトな作風さえもあろうことか80年代後半に明示していた。次いで、90年代に入ると、グランジ・ロックの性質に交えつつ、マシスはアメリカーナにも挑戦するようになる。彼はアコースティックギターを手にし、『Green Mind』の「Flying Cloud」において、ニール・ヤングを彷彿とさせるカントリー/フォークの作風へと舵を取ったのだ。


その後、Dinasour Jr.のリリースは、以前の作風を洗練させるか、地固めをする意味を持っていたに過ぎないかもしれない。しかし、J マシスには、もうひとつ作曲家としての意外な性質があることは言っておかなければならないだろう。特に、卓越したテクニックを擁するギタリストとは別に、現在でいうところのオルタナティヴのソングライターとしての類まれなる才質に恵まれていたという事実は付記しておくべきなのだ。

 

例えば、J マシスのオルト・ロックの中には、同年代のパンク・ハードコアの台頭と並行し、エモに近い性質を持つ作曲を行っていた。これらのスタイルは、『Green Mind』の「Muck」、『Bug』の「Budge」で頂点を迎えた。そこにエモの源流であるエモーショナルハードコアの影響が含まれているのは、彼のバンドのカタログが証明している。現在はパンクの影響は少し弱まり、J Robbins(Jawbox)が数少ない継承者となった。しかし、少なくとも、J マシスは、明らかにパンクにルーツを持つ、コアなインディーロックギタリストであり続けて来たのだ。

 

マシス自身が話すように、『What Do We Do Now』は、彼がアコースティックのドラムの録音とバンド形式の作品に挑戦した作品である。全体的なソングライティングとしては、従来のソロでのフォーク/カントリーを基調としたリラックスした作風が主体となっているが、同時にギターソロを曲の中に織り交ぜながら、エンターテイメント性を追求したような作品になっている。

 

アルバムの作風を決定づけているのが、ニール・ヤングの『Harvest Moon』に象徴されるフォーク/カントリーとロックの融合だ。これらがダイナソー時代から培われてきたマシスの作曲と結びつきを果たし、オルタナティヴなUSロックとなるわけである。エレクトリックにアコースティックのギターを重ねていることも、音楽そのものにメリハリとダイナミックス性をもたらしている。


「Can’t Believe We're Here」はシンプルなアメリカン・ロックだが、やはり、その中にはピッチをずらして歌うマシスの往年のカントリーシンガーの影響を絡めたボーカルが心地良い雰囲気を醸し出す。ギター・ソロを織り交ぜ、まったりとした感覚と熱狂的な感覚を行き来するように曲は進んでいく。「What Do We Do Now」は比較的ゆったりとしたテンポでオープニングを補佐し、彼の得意とするシンプルなUSロックにより、くつろいだような雰囲気を生み出す。ボーカルに陶酔感と哀愁が漂うのは、かれの以前のバンド/ソロ作品と同様である。

 

アルバムの中盤では、フォーク・カントリーに根ざしたアメリカーナの音楽性の色合いが強くなっていく。例えば、 「You Don't Understand Me」では、ニール・ヤングの「Harvest Moon」に代表されるような、ロマンチックな雰囲気をフォーク・ロックの形によって示そうとしており、ペダルスティールというアメリカーナの主要な楽器、オルタナティヴロックギタリストとしてのこだわりが合致を果たし、心地良い雰囲気を作り出している。これが稀にソングライターとしての威風堂々たる存在感を持つ曲に昇華される瞬間がある。そのことは、「I Can't Find You」を聞くと瞭然ではないか。それが聞き手の内なる感覚に共鳴すると、淡い抒情性や哀愁を呼び覚ますこともある。それはまたフォーク、カントリーによるブルースの精髄とも言えるのだろう。


フォーク/カントリーとロックの融合という彼の新しい主題は、「It's True」において魅力的な形を取って表れる。アコースティックギターの変則的なリズムとドラムのダイナミクスを活かしながら、これまでになかったスタイルを探求している。そこに、縒れたようなJ マシスの力の抜けたボーカルが加わると、新鮮なカントリーソングの感覚に満ちてくる。この曲を聴くと、ロック性ばかりが取りざたされてきたギタリストであるものの、ソロアルバムの旧作と同じく、カントリーミュージックがマシスにとって、いかほど大きな存在であるのかわかる。ギターソロに関しても、曲に満ちるブルースの雰囲気をエレクトリックギターによって巧みに増幅させようとしている。

 

ダイナソーJr.での音楽的な経験は「Set Me Down」に色濃く反映されている。この曲では、『Green Mind』の時代の作風に加え、ブルーグラスの古典的な音楽性を呼び起こそうと試みる。もちろん、その中に、ロックとしての変拍子を加え、ひねりを生み出している。続く「Hanging Out」では、ロック・ギタリストとして、教則本以上の模範的なソロプレイを示す。特に、シンガーソングライターとしての未知の領域は、本作の最後に示唆されている。「End Is Getting Shaky」では、経験豊富なシンガーソングライターとしての精髄を見せる。

 

『What Do We Do Now』は、カントリー/ブルーグラスの影響が押し出され、J マシスが旧来になく古典的なアプローチを図った作品となっている。表向きにはスタンダードなUSロックに聞こえるが、Guided By Voices、Silver Jewsとの共通点も見出せる。そう、やはりどこまでもオルタナティヴなアルバムだ。無論、今作の最後がギターソロとボーカルで終わることからもわかる通り、不世出のロックギタリストとしての矜持が込められていることは言うまでもない。




76/100



「Set Me Down」




 

 

ニューヨーク/スタテンアイランド出身のシンガーソングライター、ベッカ・マンカリ(Becca Mancari)は、「Short and Sweet」をリリースした。

 

この曲はアーティストにとっての初のカバーソングで、原曲はブリタニー・ハワード。ちなみに、マンカリは、アラバマ・シェイクスのハワード、そしてジェシー・ラフサーとバミューダ・トライアングルとして活動している。

 

昨年、ベッカ・マンカリは3作目のニューアルバム『Left Hand』をCaptured Tracksからリリースした。米国でも人気がじわじわ上昇中で、ライブの動員を増やし続けている。一方、ブリタニーハワードは2月9日にニューアルバム『What Now』をリリースする。



ダダリオ兄弟によるプロジェクト、ザ・レモン・ツイッグスは先週のザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロンに出演し、最近のシングル「マイ・ゴールデン・イヤーズ」をステージで披露した。70'sのビンテージ・ロックへの傾倒、そしてチープトリックやルビノーズのような甘酸っぱいジャングル・ポップのメロディーがソングライティングの特徴だ。
 
 
デュオは、昨年の『Everything Harmony』に続くニューアルバム『A Dream Is All We Know』をリリースすることも明かした。ライブ・パフォーマンスの模様は以下からご覧下さい。



「My Golden Years」