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©Kaye Song

ロンドンのスロー・コアバンド、deathcrashがニューアルバム『Less』を発表、3月17日にuntitled (recs)より発売される。

 

どうやら、彼らはロンドンのTV Priestと親しい関係にあるバンドのようで、静謐なスローテンポのサッドコア、それと対比的なポスト・ハードコア/メタルコアに近いメリハリの利いた激情サウンドが魅力です。

 

プレスリリースによれば、昨年の『Return』に続くこの新作アルバムは、イギリスで最も離れたアウター・ヘブリディーズ諸島のスタジオでレコーディングが行われた。シングル「Empty Heavy」を筆頭に、共同監督であるKaye SongとJoe Taylorの協力で撮影された映像が付属しています。


ベーシストのパトリック・フィッツジェラルドは、「"Empty heavy "は、複雑なメランコリックな曲で、直接的で爆発的なエンディングを迎える」と述べています。"これは曲を通して叙情的に描かれる喪失の様々な状態によって反映されている。”


"このためにビデオを撮影したとき、似たような雰囲気があったんだ "と彼は続けた。"私たちは、アルバムに集中的に取り組んでいたので、スタジオに来てからほとんどスタジオの枠を出たことがなかった。ケイさんのアートワークも、私たちの音楽も、毎日たくさんの時間をかけて丁寧に作り上げました。ビデオでは、スタジオを出て、すべてを燃やし、一緒に燃えるのを見ることができました。それは私たち全員にとって解放であり、私たちをより親密にしてくれました。この曲のエンディングのように、一瞬でも諦めて手放すことに、何か強い満足感がある" と。


ジョー・テイラーは、”ケイの彫刻は、レコードとルイスに費やした時間を象徴するものとして、燃やすつもりだったんだ。アルバム・ジャケットの撮影のために、2週間の大半を費やして、沼地、湖、湿原を越えてそれを運んだ後、3日間続いていた嵐がようやくおさまったので、その晩にすることにしたんだ"。


さらに、ニュー・アルバムについて、Death Crushのシンガー、ティアナン・バンクスはこう語っている。"ミッション・ステートメントは、超ミニマルにすることだった。シンプルで美しいギター・パートだけで、本当に赤裸々になること。より少なく...なること。"


「Empty Heavy」




deathcrash 『Less』
 
 

 
Label: untitled (recs)

Release:2023年3月17日
 
 
Tracklist:

1. Pirouette
2. Empty Heavy
3. Duffy’s
4. And Now I Am Lit
5. Distance Song
6. Turn
7. Dead, Crashed

 

 ©Reed Schick


3rdアルバム『Good Morning It's Now Tomorrow』から2年の歳月を経て、サウスロンドンの気鋭シンガーソングライター、Matt Maltese(マット・マルチーズ)が、4thアルバム『Driving Just To Drive』を発表しました。この新作は4月28日にNettwerkから発売となる。さらに、この告知に合わせて、タイトル・トラックのMVが1月20日に公開されています。下記よりご視聴下さい。

 

この新作アルバム『Driving Just To Drive』についてのマット・マルチーズの声明は以下の通り。


「年齢を重ね、また、忙しくなるにつれて、頭の中に報酬システムを構築することができるようになると思うんだ。しかし、個人的な "成長 "への執着を視野に入れることができるような、まったく新しい新鮮な破滅がそこに存在することも確かであると思います。

 

私はよく、あれをするためにこれをしなければならない、そうすれば他のことをするチャンスがある、というような積み木のような考え方をします。一方で、富に偏った金融システムや指数関数的に白熱する世界など、コントロールできない(そして、おそらく変えられない)現実があり、すべての生産性を無意味なものにしてしまう可能性があります。


私は、若い頃をよく思い出して、何かをやるためにどれだけ多くのことを成し遂げたかを考えました。子供の頃、遊び場で遊んだり、ドライブに出かけ、車の中で音楽を聴いたり・・・。そう、なんの成果もなく、必要性も感じないまま、好きなことをただやっていたんです。生活の中にそういうものがあるのはとても大事なことだと思います。

 

 

「Driving Just To Drive」

 

 

 

Matt Maltese 『Driving Just To Drive』




Label: Nettwerk

Release Date: 2023年4月28日

 


Tracklist: 
 
1. Mother 
2. Irony Would Have It 
3. Florence 
4. Mortician 
5. Museum 
6. Widows 
7. Coward 
8. Driving Just to Drive 
9. Hello Black Dog 
10. Suspend Your Disbelief 
11. But Leaving Is

 

puleflor

シューゲイザー/ポストロックトリオ、puleflorが、1月22日(日)にニューシングル「余熱」を発表しました。今回のニューシングルは自主制作盤として発売された。

 

puleflorは群馬で2021年に結成。9月に、茜音(Vo.g)、山口(g)、久保(ds)の現ラインナップとなっている。2021年の11月には、早くもデビューEP『timeless」をリリースして話題を呼んだ。また翌年には、三曲収録のシングル「Fragment」をリリースしている。

 

ベース無しの編成とは思えないサウンドの重厚さはもちろん、ドリーム・ポップのような浮遊感あるボーカル、そして、トレモロアームを駆使したギターサウンド、それを支えるタイトなドラムが魅力のバンドである。彼らは、羊文学の次世代のオルタナティヴ・サウンドを担うような存在だ。最新シングル「余熱」では、近未来のJ-Popサウンドを予見させる音楽性を生み出しており、ツイン・リードのギターの叙情的な調和と美麗なボーカルが絶妙な合致を果たしている。

 

今回のニュー・シングルについて、puleflorのボーカル/ギターを務める茜音は次のようなコメントを寄せてくれました。

 

”余熱”のデモが出来たのは昨年のあまり暑くない日のことで、環境が変わっていく中でも心にはずっと残っていてほしい温度について書きました。

 

puleflorは、昨年末に東京/横浜でのライブ・ツアーを敢行し、横浜のB.B. Street、新宿Nine Spice、下北沢Club Que、渋谷La.Mamaで公演を行った。下北沢の公演では、同日、対バンしたFall of Tearsのゲストとして春ねむりが出演している。さらに、バンドは2023年、三公演を予定しており、その中には東京公演も含まれている。

 

彼らのライブ・スケジュールの詳細は下記の通り。

 

 

・puleflor  -Live Schdule- 

 

2023年

 

・1月28日 横浜 B.B. Street

・2月4日 中野 Moonstep

・2月11日 Gunma Sunburst

 

チケットの詳細はこちら

 


puleflor 「余熱」 New Single


 

Label: puleflor

Release: 2023年1月22日


Tracklist: 

 

1.余熱


楽曲の購入/ストリーミング:

 

 https://linkco.re/4Td2Rczd

 

The National


ザ・ナショナルは、事前に予告していた通り、9枚目のスタジオ・アルバム『First Two Pages of Frankenstein』を2023年4月28日に4ADからリリースすることを発表しました。(レビューはこちら)

 

 『First Two Pages of Frankenstein』は、バンドの愛するディスコグラフィーにおける新たな章を告げる作品です。 11曲入りのこのアルバムは、ニューヨーク北部のLong Pond StudiosでThe Nationalが制作し、Taylor Swift、Phoebe Bridgers、Sufjan Stevensがゲスト参加した。


前2作のアルバムをリリースし、数年にわたるツアーで多忙を極めた後に発売される『First Two Pages of Frankenstein』について、ザ・ナショナルのリードシンガーのマット・バーニンガーは、「歌詞やメロディーが全く思いつかない暗い状況を乗り切る間、当初停滞した状態にありました。 レコードを作るときはいつも不安だったけれど、このとき初めて、物事が本当に終わってしまったかもしれないと感じたんだ」と語る。


しかし、その代わりに、「なんとか一緒に戻って、違う角度からすべてにアプローチすることができた。そのおかげで、バンドにとって新時代のようなものにたどり着いた」と、ギター/ピアニストのブライス・デスナーは語っている。


『First Two Pages of Frankenstein』は、グループのケミストリー、エレガントな音楽性と特異な衝動をこの作品群に盛り込んでいる。新作に収録される「 Grease in Your Hair」や「Ice Machines」といった楽曲は、レコーディング前に22年にロード・テストが行われており、バンドはリアルタイムで素材を磨き上げた(Bon IverのJustin Vernonが参加した別の楽曲「Weird Goodbyes」は、昨年8月に単体でリリースされた)。 「このアルバムのパワーは、意図的な音楽の構成と多くの偶然の魔法が出会ったことにある」とアーロン・デスナーは言う。


バンドはまた、アルバムからのファーストシングル "Tropic Morning News "を公開しました。 この曲は、ハンブルグでライブ録音された。ブライス・デスナーがロンドン・コンテンポラリー・オーケストラと一緒に演奏することによって実現した豊かで繊細な壮大さに、メルヘンチックな質感とキネティックなリズムを融合させている。 「マットが落ち込んでいるときにこの曲を持ってきたとき、それは僕らにとってターニング・ポイントのように感じられた」とアーロンは語る。


さらに、バーニンガーの妻、キャリン・ベッサーと共作した「Tropic Morning News」は、ベッサーがドゥーム・スクロールの残念なほど日常的な練習を表現するために考案したフレーズからタイトルを取っている。 「ニュースの暗さを、軽やかに表現することで、私の中の何かが解き放たれた」と、バーニンガーは語っている。 「この曲は、自分を表現するのに苦労したり、世界の騒音に会話の可能性がかき消されたときに、誰かとつながろうとすることを歌った曲になったんだ。」


「Tropic Morning News」

 

 

1999年にニューヨークで結成されたザ・ナショナルは、The Billboard 200に5枚のトップ10アルバムを送り込み、さらに、2017年の『Sleep Well Beast』はグラミー賞のベスト・オルタナティブ・アルバムを獲得している。



The National 『First Two Pages of Frankenstein』

 


 

Label: 4AD

Release Date: 2023年4月28日

 

Tracklist:


1. Once Upon A Poolside (feat. Sufjan Stevens)
2. Eucalyptus
3. New Order T-Shirt
4. This Isn’t Helping (feat. Phoebe Bridgers)
5. Tropic Morning News
6. Alien
7. The Alcott (feat. Taylor Swift)
8. Grease in Your Hair
9. Ice Machines
10. Your Mind Is Not Your Friend (feat. Phoebe Bridgers)
11. Send for Me

 

©︎Ebru Yildiz


米国/バーモント州ブラトルボロから登場したインディー・ロックトリオ、Thus Loveは、昨年最大のロック・サプライズのひとつとなった。

 

このトリオは、3人のトランスフォーマーが、家、スタジオ、楽器をシェアし(彼らは自分たちの都合で楽器を変える)、地元のシーンでタフな活動をしながら、素晴らしいデビュー・アルバム『Memorial』をキャプチャード・トラックスから10月7日に発表しました。この鮮烈なデビュー作は、多くの批評家から賞賛を受けた。最初の成功に後押しされ、今月から始まるヨーロッパ・ツアーを宣伝するため、新しいシングルを1月18日に同レーベルからリリースする運びとなった。すでに、日本の早耳リスナーの間で「ギターがカッコいい」と話題を呼んでいる「Put On Dog」は、20年代の古い表現(前世紀の表現)を覆すような力強い曲となっています。

 

Thus Loveはこのニュー・シングル「Put On Dog」について次のように語っています。


2023年、自己表現がまだ大きな課題となっている。1920年代、「Put On Dog」とは、人々が晴れ着を身につけ、着飾ることを意味する造語であった。古い20年代から新しい20年代への転換を機に私たちはそれを復活させるつもりだ。今度は同性愛者のために・・・。


パク・ミンスが監督したミュージック・ビデオは以下からご覧いただけます。


©Camille Alexander


20世紀の古めかしい軍服に身を包み、個性的なパフォーマンスを行うことで知られるUKの謎めいたシンガーソングライター、Heartworms(ハートウォームズ)は、デビューEP『A Comforting Notion』をアナウンスしている。CrassやBauhausの傑作群を彷彿とさせるモノクロのアートワークは、実際、このアーティストの鋭利なポスト・パンクサウンドとエレクトロ・サウンドの劇的な融合というクールなかたちで反映されている。

 

ハートウォームズは、単なる音楽家とは言いがたい。あるときはミュージシャンであり、また、あるときはパフォーマーであり、さらにはダンサーとしてもステージで躍動し、その役柄を軽やかに変じてみせる。アーティスト本人は一つのジャンルに規定されないマルチタレント性について、プリンスの影響が大きいと語る。このシンガーソングライターが企むのは新しい音楽、そして新しい表現の確立なのである。

 

Heartwormsの記念すべきデビュー・アルバムは、Speedy Wundergroundから3月24日に発売される。この発表に伴い、国内メディアの注目を集めたデビュー・シングル「Consistent Dedication」に続く新曲「Retributions of an Awful Life」が公開された。この曲は、Niall TraskとDan Matthewsと共に制作されたミュージック・ビデオ付きで、下記よりご覧いただくことができる。


Heartwormsは今回のニュー・シングル「Retributions of an Awful Life」について次のような声明を発表している。


「この曲は、歌詞の内容が不穏であるため、それを映像を通じて表現したかった。この曲は、歌詞の内容自体、とても心を不安にさせるもので、私が実際に行動している様子を表現したかった」

 

「私は、特定の連隊の軍服を着て、白と黒の服を着て、冷たい水と濡れた泥に自分の体をさらそう、というイメージを持っていた。でも、私は泳ぎが得意ではないので、これは私の快適なゾーンから踏み出すことでした。深い水は私を非常に怖がらせる、特に寒さと完全な軍服のとき。


彼女はさらに、こう続けました。「私が知っているアーティストやバンドで、これほど生々しいアクションをした人はあまりいません。私は、きれいなダンサーが登場する派手なビデオや、エアブラシ・フィルターをかけた美しい壁紙を作りたかったわけではありません。新しい痛みを吸収し、罰を与え、恐怖と戦いながら、私の友人たちと一緒に容赦ないことをやりたかったのです。アートのために、自分が怖いと思うことを体に叩き込んだ...、何か爽快な気分です」 


「Retributions of an Awful Life」



Heartworms 『A Comforting Notion』EP

 

 

Label: Speedy Wunderground

Release Date: 2023年3月24日

 

Tracklist:


1. Consistent Dedication

2. Retributions Of An Awful Life

3. A Comforting Notion

4. 24 Hours



独創的なディープハウス〜エレクトロニカに仕上がっています。

aus

 

東京出身のエレクトロニカ・アーティスト、ausが、Seb Wildbloodのレーベル、All My Thoughtsよりニュー・シングル「Until Then」を1月25日に10インチ/CDでリリースします。(国内盤はFLAUより発売されます)このニュー・シングルは、aus名義の作品として、『After All』、『Light In August,Later』以来となる、十数年ぶりの待望の復帰作となります。

 

ファン待望のニュー・シングル「Until Then」は、ミックスにMatt Karmil、マスタリングにMatt Coltonを迎え、ストリングスやピアノ、マリンバなどの生楽器と特徴的なボイス・サンプルをフィーチャーした独創的なディープハウス〜エレクトロニカに仕上がっています。また、この新曲に加えて、2曲入のシングルのB面には、Seb Wildbloodのリミックスが追加収録されます。


また、ausはこのシングル・リリースに関して次のようにコメントしています。


たくさんの時間が過ぎてしまいましたが、こうしてまた曲を出すことができて嬉しく思います。

長年製作を共にしている友人の横手ありささんの声、高原久実さんのバイオリンからインスパイアされて、ビデオ用に作ったエディットをSeb Wildbloodが気に入ってリリースすることになりました。Sebが選んでくれたタイトルもそうですが、自分の中でこれまでやってきたことの振り返りのような曲だと感じています。

本日、1月18日、ニュー・シングル「Until Then」がデジタル・リリースされました。同時公開されたビデオは下記よりご覧ください。

 

 


aus  『Until Then』

 


 

Label :all my thoughts / FLAU

Digital Release :2023年1月18日

10inch/CD Release :2023年1月25日

 

Format:10”/CD/DIGITAL 

 


Tracklist:


1. Until Then
2. Until Then (Seb Wildblood Remix)

 

Pre-order(ストリーミング/先行予約):

 

https://aus.lnk.to/UntilThen


Sleaford Mods


Sleaford Modsはニューアルバム『UK GRIM』をラフ・トレードから3月10日にリリースすると発表しました。最初のリードカット「UK GRIM 」は、Sleaford Modsが昨年10月にOrbitalの "Dirty Rat "に参加して以来となるシングルで、Cold War Steveが監督したビデオと合わせて公開された。Sleaford Modsの同名アルバムはRough Trade Recordsより3月10日に発売され、現在予約受付中です。


『UK GRIM』は2021年のアルバム『Spare Ribs』に続くアルバムとなる。ドライ・クリーニングのヴォーカリスト、フローレンス・ショーが参加した曲や、スリーフォード・モッズとジェーンズ・アディクションが合体したような曲もあり、ペリー・ファレルとデイヴ・ナヴァロも参加している。


ジェイソン・ウィリアムソンは、次のようにこの新作アルバムについて説明しています。「もしかしたら、俺たちはこの国を誇りに思っているのかもしれない。イギリス人であることを誇りに思っているのかもしれない。恐ろしく灰色の街並みやクソみたいな天気、気がつけば投資しているバカげたファッションに誇りを持っているのかもしれない。ただ、俺たちが誇りに思っているイギリス人はそのかぎりではない、当局が宣伝しようとするイギリス人とは全く違うんだ」







Sleaford Mods 『UK GRIM』





Label: Rough Trade

Release: 2023年3月10日



Tracklist:

1.UK GRIM 
2.D.I.Why 
3.Force 10 From Navarone - (Feat. Florence Shaw)
 4.Tilldipper 
5.On The Ground 
6.Right Wing Beast 
7.Smash Each Other Up 
8.Don 
9.So Trendy - (Feat. Perry Farrell and Dave Navarro) 
10.I Claudius 
11.Pit 2 Pit 
12.Apart From You 
13.Tory Kong 
14.Rhythms Of Class

 

©︎ Wyndham Garnett

King Tuffは、ニュー・アルバム『Smalltown Stardust』から3曲目のシングルとなる「Tell Me」を公開しました。この曲は、先にリリースされたシングル「Portrait of God」タイトル曲に続く作品となります。


カイル・トーマスは声明の中で、「世界中のほとんど全ての曲は愛について歌っているのに、どういうわけかまだ十分な愛の歌がない」と言う。

 

そして、もし世界中のラブソングを全部ひっかき集めて、まだ書かれていないラブ・ソングを全部足したとしても、それでもまだ足りないんだよ。もっと世界には愛が必要なのだし、もっとラブ・ソングを作る余地がある。愛は無限の水が湧き出す井戸なのであり、人間、自然、情熱、フラストレーション、と、それから、動物、喜び、狂気についてのラブソングを作ることさえ出来るはずなんだ。僕の書き上げる曲はほとんどラブソングだし、そういうのが好きだ。でも、まだまだ満足はしていない! もっと欲しい! もっと愛が欲しい! そして、あなたにももっと愛を持ってほしい! だから、それが、この「Tell Me」がラブ・ソングとなった最たる理由なんだ。


SASAMIと一緒に作曲・録音した『Smalltown Stardust』は、Sub Popから1月27日にリリースされます。


 

©︎Grace Pengelleton

ブルックリンを拠点に活動するオルタナティブ・ロックバンド、Why Bonnieが新曲「Apple Tree」を1月10日に公開しました。ニューシングルの各種ストリーミング、購入はこちらからどうぞ。


北米ツアーに先駆けて発表されたこの曲は、バンドリーダーのBlair Howertonによって、"物事の意味を理解するために自分自身に語るたとえ話についての曲 "と説明されています。


Why Bonnieのデビュー・アルバム『90 in November』は昨年8月にKeeled Scalesからリリースされ、この週のWRに選出されています。


 

WILDES


いよいよ、今週金曜日(1/13)にデビュー・アルバム『Other Words Fail Me』をリリースするWILDESは、The Flaming Lipsをフィーチャーした "True Love (Make Me Believe) "を公開しました。あらためて、アルバム発売日を目前にしてこの最終シングルをチェックしてみて下さい。

 

最終プレビューとなる「True Love (Make Me Believe)」は、昨年リリースされたシングル "Flames""Far and Wide"、"Lightly""Woman in Love "とともにWILDESのデビューアルバムに収録され、コラボレーターとして、スコットランドのThe Flaming Lipsが参加しているのに注目です。


WILDESは、この曲について、「実は、この一年はかなりピンチの連続だったんだけど、今日、"True Love" (feat.The Flaing Lips)をリリースすることで、この一年を安心して振り返ることができた」と語っている。

 

「The Flaming Lipsが参加してくれたことは、わたしにとって最大の喜びでした。この曲は、自分が誰であろうと、また、どのような経験をしてきたとしても、自己愛と自分自身を根本的に受け入れることへの賛歌として、アルバムの最後に加えたいと思った。本当に信じられなかった、フレーミング・リップスが、曲にこれほど力強い生命力を与えてくれるバンドだとは・・・。この虹のような曲に鮮やかなテクニカラーを与えてくれたバンドに感謝しています」


さらに、WILDESは、デビュー・アルバムのタイトル『Other Words Fail Me』について次のように説明しています。「この名前は、かなり長い間頭の中にあったものなんだけど、アルバムは本当にこの名前のように成長していった。このアルバムを書くことが、その時、起こっていたことを誠実に語ることができる唯一の方法だったから、かねてから意図したよりもずっと象徴的なものになった。文字通り、これらの曲の歌詞以外に、それを表現する言葉がなかったんだ」

 

 

「"True Love" (feat.The Flaing Lips)」

 

 

Everything But The Girl


1982年に活動を開始し、2000年前後を境に活動を休止していたイギリスの伝説的なデュオ、Everything But The Girl(エヴリシング・バット・ザ・ガール)が、およそ24年ぶりとなる新作スタジオ・アルバム「Fuse」を4月21日にリリースすることを発表しました。アルバムのアートワーク、収録曲は下記よりご覧下さい。

 

Everything But The Girlは、Ben Watt(ベン・ワット)とTracy Thorn(トレイシー・ソーン)により、1980年代にイギリスのハル大学で結成され、名門のチェリー・レッドからデビューを果たした。デビュー・アルバムは『Eden』で、UKチャートで14位を記録。デュオの音楽は、ザ・ジャムのポール・ウェラー、エルヴィス・コステロらに大きな称賛を受け、当時、最新鋭であったエレクトロ・サウンドとともに、当時流行したネオ・アコースティックのほか、ジャズ、映画音楽、AOR(ソフト・ロック)など多岐にわたる音楽性を擁していた。その後、メジャー・レーベルと契約を交わし、順調にリリースを続けていたが、1990年代の後半、ベン・ワットが子供と過ごす時間を取りたいという思いがあり、デュオは解散することを発表した。


この20年以上もの歳月を経て公開となる復活作『Fuse』が90年代半ばの作品を現代風にアレンジしたものであることに、彼らのファンは大いに満足すると思われる。このニュー・アルバムは、2021年の春から夏にかけて、オリジナル・メンバーのベン・ワットとトレーシー・ソーンによって作曲とプロデュースが行われている。アルバムからのファースト・シングル「Nothing Left to Lose」には、監督のチャーリー・ディ・プラシドによるミュージック・ビデオが付属しており、以下でご視聴いただけます。楽曲の各種ストリーミング配信はこちらから。


バンドの再出発とニュー・アルバムについて、トレーシー・ソーンはこう語っている。「皮肉なことに、2021年3月にスタートしたとき、ニュー・アルバムの完成されたサウンドは、私たちの最後の関心事だった。もちろん、このような待望のカムバックのプレッシャーは承知していたから、代わりに、方向性は不明だが新しい発明を受け入れる、オープンマインドな遊び心の精神で始めようとした」


バンドは2021年の春から夏にかけて、アルバムの作曲と制作に取り組み、自宅とバース郊外の小さな川沿いのスタジオで、友人でエンジニアのブルーノ・エリンガムと密かにレコーディングを行った。


一方のベン・ワットは、「エキサイティングだった。自然なダイナミズムが生まれました。私たちは短い言葉で話したり、少し見たりして、直感的に共同作曲をしました。それは、私たち2人の自己の総和以上のものになりました。それだけで、”Everything But The Girl”になったんだ」。


アルバムのタイトル「Fuse」は、バンドが長い年月を経て再結成した際にスタジオで生まれたダイナミックなエネルギーにインスパイアされたものである。プロとして互いに長い間離れていたため、スタジオでは摩擦と自然な火花の両方があった」とトレイシーは実直に説明している。「私たちがどんなに控えめにしていても、ときにはまるで導火線に火がついたような感じになった。そして、それは一種の合体、感情の融合で終わった。とてもリアルで生きている感じがした」

 





Everything But The Girl 『Fuse』
 



Label: Virgin Music Group

Release Date: 2023年4月21日



Tracklist:

 
1.Nothing Left To Lose
2.Run a Red Light
3.Caution to the 
4.Wind
5.When You Mess Up
6.Time and Time Again
7.No One Knows 
8.We’re Dancing
9.Lost Foreverorever
10.Interior 
11.Space
12.Karaoke 
 
 
 
 Pre-save/Pre-add:
 
 
 

Spoon

 

テキサス/オースティンのロックバンド、Spoonは、デヴィッド・ボウイの最後のアルバム『ブラック・スター』のエンディング曲「I Can't Give Everything Away」のカヴァーを公開し、この偉大なロックシンガーの誕生75周年を祝福している。ストリーミング視聴はこちらからどうぞ。


今回のカバーソングについて、スプーンのブリット・ダニエルは声明を通じて述べている。「”I Can't Give Everything Away”」は、キーボーディストのアレックス・フィシェルと私が2016年にメキシコ・シティでのアコースティックとピアノのライヴのために覚えて以来、ずっと演奏し続けている曲なんだ。とにかく素晴らしい曲で、ボウイの最後のアルバム、そして最後の曲として相応しい。このカバー・バージョンは、2021年12月にライヴでレコーディングを行った」


このカバーソングは、1月8日のボウイの75歳の誕生日を記念するAmazon Musicの1ヶ月間の[RE]DISCOVERキャンペーンの一環として公開された。デヴィッド・ボウイはこの最後のアルバムを2016年1月8日にリリースした後、69歳の誕生日の2日後、1月10日に死去している。また、昨年、Spoonはオリジナル・アルバム『Lucifer On The Sofa」をMatadorからリリースしている。


 

DAMEFRISØR ©︎ Holly Delooze

UK/ブリストルを拠点に活動するDAMEFRISØRが、2月24日にリリースされるデビューEP「Island of Light」に先駆けて、ニューシングル「D.O.D.」を公開しました。


「D.O.D.は目に見えない感覚について歌っている」とボーカルのKazhi Jahfarは語る。


「この曲は、何かを経験しながらも、誰も自分の存在に気づいていないような感覚について歌っているんだ。都市における孤独は、このアルバムで繰り返し扱われているテーマなんですが、音楽的には、あらゆる努力が無駄になる中で、人に見られようとする強さを表現しているように感じます。歌詞は、そのような感覚から生まれるストレスフルな雰囲気に反応する、ある種の内的独白のようなものなんだ」


新作EP「Island of Light」について、Kazhi Jahfarはさらに続ける。


「このEPは、前2枚のシングルを出してから、本当に自然な流れのようにも感じているんだ。これらの曲は、自分たちの音楽にもっとスペースを作りたいと考え、自然音と工業音のミックスをさらに追求することを意図して書いたんだ。レコーディングのためにスタジオに入る前は、曲は基本的な段階にあり、アイデアは予めあったのですが、まだ明確な形になっていなかった」


「でも、彼は素晴らしいアイデアとテクニックを持っていて、私たちのアイデアを実現するために強く貢献してくれました。それぞれの要素を深く掘り下げていくことに時間を費やすことができた。結果、僕ら全員が本当に誇りに思うレコードが完成した。僕らのアイデアに命を吹き込んでくれたアレックスに感謝しています」






DAMEFRISØR 『Island of Light』EP   

 


Label: Permanent Creeps

Release: 2023年2月14日


Tracklist:



1. D.O.D.
 
2. The Grip 

3. Above Board

4. 52a

5. Horizon (Extended Mix)

 


ヴィヴィアン・ガールズ、クリスタル・スティルツ、ダム・ダム・ガールズにも在籍したFrankie Rose(フランキー・ローズ)は、ニュー・アルバム『Love As Projection.』のリリースを発表しました。この新作アルバムは、スランバーランドから3月10日に発売されます。

 

本作は、メイン・プロデューサーに、Brandt Gassmanを迎え、Jorge Elbrechtがミックスとマスタリングを担当して制作された。


ニュー・アルバムの最初のテースターは、ニューウェーブからヒントを得た、感染力のあるパワーポップ・アンセム「Anything」となる。フランキー・ローズは、「ジョン・ヒューズの映画のプロムシーンのような曲」と言う。「この曲は、たとえ、世界が文字通り火の海になったとしても、恐れを捨てようとする希望に満ちた曲...。結局、少なくとも、私達にはお互いが必要なんだ」

 

 

フランキー・ローズのオリジナル曲のみ構成されるスタジオ・アルバムは、2017年の『Cage Tropical』以来となる。(RunningのMatthew Hordとコラボした『Fine Place』は2021年にリリースされている)

 

Frankie Rose 『Love As Projection』


 

 

Label:  Slumberland Records

Release:  2023年3月10日


Tracklist:


1. Sixteen Ways
2. Anything
3. Had It Wrong
4. Saltwater Girl
5. Feel Light
6. DOA
7. Sleeping Night And Day
8. Molotov In Stereo
9. Come Back
10. Song For A Horse

 


 

本日(1月5日)、カナダ出身のR&Bシンガー、Jay Woodが昨年、キャプチャード・トラックスからリリースしたデビュー・アルバム『Slingshot』の収録曲「Kitchen Floor」のライブ・バージョンを公開しました。(レビューはこちら)このカットは、シカゴのAudio Treeでのライブパフォーマンスを収録したものです。デビュー・アルバムと合わせて、再度チェックしてみて下さい。


カナダの草原で生まれ育ったJay Woodは、2015年からヘイウッド=スミスの自己発見と心痛の旅をユニークなソングライティングで捉えてきた。2019年に母親を亡くし、2020年を通して複数の社会的危機が発生し世界的に行き詰まったヘイウッド=スミスは、前進する勢いに憧れました。

 

「前進するために振り返る、という考えは、私にとって本当に大きなものになりました。だからこそ、『Slingshot』というタイトルを付けたんです」とヘイウッド=スミスは説明しています。

 

ヘイウッド=スミスは、両親の死後、自分の過去や祖先とのつながりを断ち切られたと感じ、白人が多いマニトバ州で暮らす自分のアイデンティティと黒人特有の経験をよりよく理解しようと意識的に取り組みました。『Slingshot』は、ファンタジーなシナリオと個人的な逸話、そして、ポップでダンスなインストゥルメンタルを融合させた、Jay Woodの表面と深層の自画像ともいえる。

 


ザ・レモン・ツイッグスが、2年ぶりとなる新曲を携えて戻ってきました。これは、新しいレコード会社での最初の楽曲でもあります。BrianとMichael D'Addarioの兄弟が率いる60年代ビンテージ・ポップバンドは、4ADでの3つのアルバム制作を終え、Captured Tracksと契約を交わしている。この曲は、Twigsのライブでもよく演奏される、ソフトでメランコリックな曲です。この曲についての彼らのコメントは以下の通り。


この曲は、2021年の冬にニューヨークのミッドタウンにある古いリハーサル・スタジオで録音された。ビブラフォン以外のインストゥルメンタルトラックは、ドラムのAndres ValbuenaとアップライトベースのDaryl Johnsとライブで録音した。ボーカルは、その日の夜遅く、外の交通が落ち着いてからレコーディングしました。この曲はしばらく前から書いていたので、何年か前にライブで聴いたことがあるかもしれない。この曲をファンと共有できることに興奮している。


Hilla EdenとBrian D'Addarioが監督した "Corner Of My Eye "のビデオは以下よりご覧ください。


 

Asian Glow

 

韓国・ソウルを拠点に活動するソロ・シューゲイズ・プロジェクト、 Asian Glowが1月1日にニュー・シングル「Dorothee Thines」を発表した。このシングルはストリーミングで公開されており、Bandcampにて購入出来る。

 

このシングルは、2022年のParannoulとの共同制作として発表されたEP『Paraglow』に続く作品となっており、このミュージシャンの天才的なクリエイティビティが、変拍子、劇的な曲の展開、スペーシーな世界観とさまざまな形により力強く反映されている。この製作者は、これまでインスト曲を中心に制作してきたが、今回、珍しくボーカル入りの楽曲に挑戦しており、さらに英語の歌詞で歌っている。ゲーム音楽を電子音楽として解釈したチップ・チューンやドリルン・ベースの要素が散りばめられたドライブ感満載のシングルで、アジアン・グロウの音楽の特性であるローファイ感も堪能できる。

 

アジアン・グロウは、ベッドルーム・プロデューサー、Parannoulとともに韓国のインディーズ・シーンを賑わせ続けている。2021年にフル・アルバム『Cull Ficle』では、エモ、ローファイ、ノイズ、シューゲイズを融合させた劇的な作品を制作し、ソウルのミュージック・シーンに新風を吹き込んでみせた。 2023年以降、要注目のソウルのインディー・ロック・アーティストである。


 


Superchunkのフロントマン/ボーカリスト、及び、Merge Recordsの主宰者として知られるMac McCaughan(マック・マコーン)が、昨日、クリスマス・シングル「Dragging A Tree」をリリースしました。このニューシングルはスーパー・チャンク直系のインディーロックでアウトロにかけてはクリスマスベルがフェードアウト、クリスマスの余韻を浸ることができる。

 

このシングル「Dragging A Tree]はbandcampの限定リリースとなっています。ご試聴は下記より。

 

 

 

Metz、Mission of Burmaは、2016年のRecord Store Dayのスプリット・シングルを初めてデジタル・プラットフォームで共有した。

 

Metzは、2008年に結成されたカナダ・トロントのハードコア/ノイズロックバンド、2012年の『Metz』が代表作。一方のMission Of Burmaは、ボストンのポストパンクバンド、変拍子を多用したパンクサウンドが特徴、1981年の『Signals,Calls and Marches』が代表作に挙げられる。

 

この両バンドのスプリット・シングルは、元来、2016年のRecord Store Dayに合わせてリリースされたが、昨日、12月20日、初めてデジタル・プラットフォームでサブ・ポップから再リリースとなった。メッツは、ミッション・オブ・ビルマの「Good, Not Great」をカバー、ミッション・オブ・ビルマは、メッツの「Get Off」をカバーし、互いのバンドへのリスペクトを示しています。パンク・ファンは要チェックのニューシングルです。下記のBandcampから購入可能。

 

今年、9月、Metzは、イギリスの人気ポスト・パンクバンド、IDLES(アイドルズ)のJoe Talbot(ジョー・タルボット)をフィーチャーした 「Come On Down」と、Cyberpunk 2077(ポーランドのゲーム会社が開発したRPG)のサウンドトラック "Heaven's Gate "をリリースした。10月に、Metzは、セルフタイトルのデビュー・アルバム発売10周年を記念し、デラックス・バージョンをリリースしています。上記のリリースも合わせてチェックしてみて下さい。

 

 

 

 


「Good, Not Great」

 

 

 「Get Off」